偽使とは? わかりやすく解説

偽使

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/08 09:37 UTC 版)

偽使(ぎし)とは他人の名前を騙った偽の使節のこと。室町時代から江戸時代初頭にかけて、日本から朝鮮へ大量の偽使が通交(外交・貿易を包括した概念)し、日朝貿易史において15世紀半ばから17世紀前半は偽使の時代と呼ばれている。本項ではこの日朝貿易に出現した偽使についての解説を行う。




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偽使

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 23:08 UTC 版)

日朝関係史」の記事における「偽使」の解説

偽使とは、名義詐称する偽りの外国使節を指す。中世では朝鮮半島に行く偽使がおり、朝鮮側では偽使を中間詐為者や中間奸人呼んだ応永の外寇以後は、李朝との貿易には公式の使節である必要があり、使節名乗って李朝来訪する者が多数のぼった。偽使のパターンとしては、(1)通行者の名義借りる者、(2)通行者の名義無断で使う者、(3)実在有力者の名を詐称する者、(4)架空有力者の名を詐称する者、(5)架空の国家使節詐称する者に分かれる。偽使が詐称し立場には、室町幕府使節対馬宗家使節大名使節琉球王国使節などがある。琉球王国の偽使は、対馬博多商人などが中心となっており、琉球日本商人や僧に李朝との通交委任するうになる発生した第8代将軍足利義政使者夷千島王遐叉呼ばれる人物同行したことがあるが、民族出自定かではなく、偽使とする説もある。偽使ではないが、公式の外交担当者外交文書偽造することもあり、のちに事件となった

※この「偽使」の解説は、「日朝関係史」の解説の一部です。
「偽使」を含む「日朝関係史」の記事については、「日朝関係史」の概要を参照ください。

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