三号機関
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/07 17:36 UTC 版)
「DARKER THAN BLACK -流星の双子-」の記事における「三号機関」の解説
総務省を隠れ蓑に、“組織”の残党殲滅を目的に設立された日本の諜報機関。天文部より接収したドールシステムも保有する。 霧原未咲(きりはら みさき) 声 - 水樹奈々 詳細は『黒の契約者』を参照。29歳。 警視庁公安部外事四課の課長として契約者とそれに関する事件を捜査していたが、今作では八丈島警察署へ左遷されて署長を務めていた。独自に黒(BK201)の行方を追っており、斎藤からは三号機関について警告されるが、その目的のために小林からのスカウトに応じて同機関のメンバーとなる。 三号機関での肩書きは、総務省統計局統計調査部第二捜査課第三係長補佐・一ノ瀬弥生(いちのせ やよい)。黒の足取りを追う中、マダム・オレイユの助言からアンバーのメッセージを探し当て、三鷹文書の所在を突き止める。 最終話ではゲート内にてオレイユから彼女が紫苑、ミハエルと共に企てた全てを聞かされ、イザナミと対峙し流星核を砕かれた蘇芳の元へと駆け付けようとする。その際に「BK201」の星の復活を見て光に包まれ、ゲート内の現象か幻のような空間にて銀に手を伸ばす黒の姿を見た。 エンドロールシーンではオレイユや猫、小林と共に再び起こり得るかも知れぬ何かの為に「新しい“組織”」として活動している様子が描かれており、未咲のモノローグで行方不明となった黒が生きていることを信じ続けていることが語られる。 小林吾朗(こばやし ごろう) 声 - 大友龍三郎 三号機関のメンバーの男性。鎮目達の上司。未咲を三号機関にスカウトした。三号機関での肩書きは、総務省統計局捜査部第二査察課課長。沈着冷静な性格をしている上、普段はスーツ姿で分からないが、体形は筋肉質であり、アサルトライフルなどの扱いにも手馴れている。 最終話では黒を耀子を殺した仇として追い詰めた葉月、その戦いの場である旧第18研究棟に現れ、耀子殺害の真犯人を告げた。エンドロールシーンでは未咲らと共に「新しい“組織”」のメンバーとして活動している様子が描かれている。 鎮目弦馬(しずめ げんま) 声 - 三宅健太 三号機関のメンバーの男性。契約者。三号機関での肩書きは、総務省統計局第二査察課第三係長代理。 メシエコードは不明。契約能力は「周辺の硬化物体をまとう」。能力の発動により装甲のようにまとった物質で銃弾を弾き返し、拳はコンクリートの壁をも粉砕可能な力を発揮する。全身に装甲とした物質をまとった姿は、それが鉱物である場合は石像のような異形となる。また物質は全身だけでなく、腕など身体の一部分のみに纏うことも可能。契約対価は「(自分に)灸を据えること」。 紫苑(蘇芳)、そして流星核を巡り黒と対する。普段はセクハラまがいの発言も目立つ飄々とした男だが、時に契約者らしい残虐な一面を覗かせる。また三号機関の真相に着眼し未咲を誘って密かに行動するが、その言動は未咲にも不透明。イザナミの居所を知る耀子が黒に拉致され殺された事件を契機に、正体を現し始める。 ゲイで少年愛の気があり、その性癖からも紫苑を狙っていた様子。最も甚だしく蘇芳を紫苑と誤認しており、第11話で蘇芳と再び出会った際にはようやく気が付いた。その蘇芳と戦い追い詰めるが反撃され、デクチャレフの14.5x114mm弾をまともに額に受け倒される。まとった装甲の上からの射撃であったため気を失うに止まったが、結果蘇芳には逃げられた。 その後、CIAの内通者であることが明らかとなる。最終話にて耀子を殺した者が彼であることが語られた時には、すでに米軍海兵隊を率いてイザナミ確保のため旧第18研究棟を襲撃していた。だが耀子の復讐に燃える葉月に兵士を皆殺しにされ、一騎討ちとなる。その果ては装甲のない目の部分に葉月の木刀が突き刺さり倒れた姿として、エンドロールシーンに描かれた。 葉月水無(はづき みな) 声 - 斎賀みつき 三号機関のメンバーの女性。黒髪のロングストレート、高い身体能力を持つ契約者。 メシエコードは不明。契約能力は「物体を白刃に変える」。能力により変化させた木の枝などを手裏剣のように使い、木刀を真剣と化す。戦闘時には口元を隠すマスクを着用し、黒と渡り合うほどの力を見せる。契約対価は「男性と唇同士のキスをする」。契約者となった自分を一族から放逐した祖父とは確執がある。 レズビアンであり耀子には同僚以上の感情を抱いていた様子。 幾度にわたり黒と戦いを繰り広げた。旧第18研究棟での戦いでは、彼が耀子を殺害したと目されたため仇として相手取り、手に掛ける寸前にまで追い詰める。しかし、その場に現れた小林により耀子に手を下したのは鎮目であることが告げられ、葉月は鎮目が施設に率いた米海兵隊の中に単身斬り込み、皆殺しにした。そして裏切り者、鎮目との一騎討ちの末、耀子の仇を取り亡き者とする。その後の消息は不明。 沢崎耀子(さわさき ようこ) 声 - 吉住梢 三号機関のメンバーの女性。鎮目と葉月のアシスタント。眼鏡を掛けた清純可憐な巨乳。葉月にキスされたり鎮目にセクハラ発言の相手にされたりと振り回されているが、未咲に忠告するなどの一面も見せるなど、何事か裏の事情に通じている様子。 イザナミの保管場所である旧第18研究棟の場所を知る数少ない者の内の一人であったため、黒に拉致され薬物により自白させられる。気を失った彼女はその場に放置されたが、鎮目により拷問され惨殺された。 ミチル 声 - 林真里花 ノリオの母にして、レバノンの妻。ノリオが3歳の時に契約者となり出奔した。札幌にて黒らを追う三号機関のメンバーとして登場。メシエコードは不明。契約能力は「水を自在に操る」。契約対価は「菓子を作ること」。 かつてはお菓子作りが趣味のごく平凡な女性であった。対価としてケーキを焼くため、10数年ぶりにレバノンら親子の自宅でもあるバー「ノアの箱舟」を訪れる。家族と再会し僅かながらも息子への思い遣りを見せたが、あくまでエージェントの活動を続け蘇芳と接触。現れた銀の観測霊(イザナミ)により能力が暴走。自殺させられる。
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