ワルハラとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ワルハラの意味・解説 

ワルハラ【Walhalla】

読み方:わるはら

バルハラ


ヴァルハラ

(ワルハラ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/07 13:45 UTC 版)

散文エッダ』写本AM738.4°(1680年)に描かれたヴァルハラ。屋根の上の左側がエイクスュルニル、右側がヘイズルーン。大樹レーラズが影を落としている。この絵ではヘイムダルが門を守っている。

ヴァルハラドイツ語: Walhalla)は、北欧神話における主神オーディンの宮殿。古ノルド語ではヴァルホルValhöll戦死者の館)という。

概要

ヴァルハラはグラズヘイムにあり、ワルキューレによって選別された戦士エインヘリャル)が集められる。レーラズ英語版ユグドラシルの1本)の影が落ちるこの宮殿には、540の扉、槍の壁、楯の屋根、鎧に覆われた長椅子があり[1]、狼と鷲がうろついているという。これは、戦場の暗喩である。館の中では戦と饗宴が行われ、ラグナロクに備える。また、この館には雄鶏のグリンカムビ(黄金の鶏冠)が住んでいるとされている。

グリームニルの言葉』第8節には、次のようなことが書かれている[2]

黄金色に輝くヴァルハラが広々と建っている第5の場所はグラズヘイムと呼ばれている。

フロプト(オーディンの別名)がそこで戦死者を選んでいる。

西の扉の前に狼がぶら下がっていてその上空を鷲が飛んでいる。

オーディンは狼のゲリとフレキおよびワタリガラスフギンとムニンを従え、この館の王座につくとされる[1]

なお、スウェーデンには「ヴァルハル」という名の山が多い。北欧では、死者は聖なる山で生き続けるという民間信仰があり、この聖山信仰と、戦士の父オーディン、ヴァルキュリャとが結びつき、ヴァルハラのイメージが出来上がったと考えられている[3]

備考

ギュルヴィたぶらかし』によれば、オーディンの住む宮殿はヴァルハラではなく、ヴァーラスキャールヴである。

脚注

  1. ^ a b 『エッダ 古代北欧歌謡集』22頁。
  2. ^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』53頁。
  3. ^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』23頁。

参考文献

関連項目


ワルハラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 15:15 UTC 版)

ニーベルングの指環 (漫画)」の記事における「ワルハラ」の解説

神々宇宙中心称する星。実情としては星自体寿命迎え砕けた後の小さな惑星に過ぎなかったが、巨人族やワルハラに敗れた生命体一部神々による装甲化・気操作技術により生存可能な環境武装整えられている。

※この「ワルハラ」の解説は、「ニーベルングの指環 (漫画)」の解説の一部です。
「ワルハラ」を含む「ニーベルングの指環 (漫画)」の記事については、「ニーベルングの指環 (漫画)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ワルハラ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ワルハラ」の関連用語

ワルハラのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ワルハラのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヴァルハラ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのニーベルングの指環 (漫画) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS