ルートの変動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 03:05 UTC 版)
『エースコンバット5』の作中においてチョッパーに対するブレイズ(プレイヤー)の応答でルートが分岐する。ウォードッグ隊の参加作戦は上層部員のコイントスによって決められるが、ミッション10での応答によってコインの表裏が変わり、AルートとBルートに分岐する。いずれのルートでも11月7日の作戦(ミッション12Aおよび12B)をもってルートは統合される。どちらが正史ルートであるかは決まっておらず、開発時にアートディレクターであった河野一聡によれば、脚本を担当する片渕須直の提案でパラレルワールドになったとしている。 Aルート 11月4日20時頃、アピート市に向けて飛行するユークトバニア軍機が確認された。アピート国際空港では直ちに職員によって利用客の退避活動が開始され、空港に向けて飛行中の民間機への対応も始まったが、突然の事態に現地は混乱状態に陥った。ユークトバニア軍機を迎撃するため、オーシア軍はエメラルド作戦を開始しウォードッグ隊が出撃した。同時にバーナ市においてもテロ活動が行われ、別のオーシア軍機が対応に当たった。 既にこの時点でアピート国際空港にはユークトバニア軍の輸送機が駐機しており、空港管制官はこれをオーシア軍のものと誤認していた。輸送機からユークトバニア軍の特殊コマンド部隊が現れ、戦車や対空車両を搬出して空港に向けて攻撃を開始し、特殊コマンド部隊と空港警察の間で戦闘が発生した。上空では多数の民間機が着陸許可が得られず、一部の機は燃料の不足からダイバートを強いられた。ウォードッグ隊によって戦車や対空車両は破壊され、ユークトバニア軍機も撃墜された。特殊コマンド部隊は壊滅し、空港の占拠は免れた。また、バーナ市での化学兵器によるテロも中和剤の撒布により沈静化した。バーナ市で活動していた特殊コマンド部隊は空港制圧を試みた本隊との合流を試みたが、本隊の壊滅を知って逃走を開始した。オーシア軍はウォードッグ隊の奮闘を受けて査問を棚上げし、ユークトバニア本土攻撃の任務に再度充てがい、サンド島空軍基地へ帰還させた。 ダーマ湖の北に位置するドゥガーの密林地帯にはユークトバニア軍の武器弾薬を備蓄する秘密基地が存在していた。オーシア軍の見立てでは地上軍一個師団を一週間ものあいだ行動を可能にするほどの備蓄があると推測されていた。11月7日、この秘密基地に航空攻撃で打撃を与えることを目的としたスネークピット作戦が開始され、ウォードッグ隊が任務に当たった。秘密基地は山の中に位置していたが、トンネル内部に攻撃を受けたことで火薬類が次々に誘爆し基地は壊滅した。 Bルート 11月4日11時頃、バーナ市でユークトバニア軍特殊コマンド部隊によって混合神経ガスが撒かれ、街の各所で黄色いガスが蔓延した。同時にアピート国際空港でもユークトバニア軍が占拠を試みた。オーシア軍の首都管区空軍はバーナ市に撒かれた毒ガスの中和を目的としたウィズダム作戦を開始し、ウォードッグ隊が空中から中和剤を撒布して沈静化させた。ユークトバニア軍の特殊コマンド部隊はトラックで逃走し、バーナ市警がこれを追跡した。アピート国際空港を攻撃したユークトバニア軍はAH-64攻撃ヘリで特殊コマンド部隊の回収に向かわせたが、ウォードッグ隊によって撃墜された。特殊コマンド部隊はマービン橋でバーナ市警に包囲され降伏した。混合神経ガスによる死傷者は300人以上に上った。また、アピート国際空港を占拠したユークトバニア軍は継続的支援が絶たれたことで24時間後に壊滅した。オーシア軍はウォードッグ隊の奮闘を受けて査問を棚上げし、ユークトバニア本土攻撃の任務に再度充てがい、サンド島空軍基地へ帰還させた。 オーシア軍はソーンツァにユークトバニア軍の兵器生産施設が存在しており、新型兵器がロールアウトし輸送機による搬出が間近に迫っていることを掴んだ。基地は4重のレーダー網で守られており、各レーダー網はそれぞれ4ヶ所のレーダー施設で構成され、どれかひとつのレーダーが機能を停止すれば基地に通報が行くシステムとなっていたが、4ヶ所同時に破壊されれば基地までの通報が遅れるという欠陥を有していた。この情報を掴んだオーシア軍は、電子戦機によるジャミングで戦闘機部隊をレーダー施設まで接近させ、4ヶ所のレーダー施設同時破壊を4回に渡り成功させて電撃的に基地へ航空攻撃するという作戦を立てた。11月7日、オーシア軍は兵器生産施設の破壊を目的としたフォークダンス作戦を開始し、ウォードッグ隊が作戦に従事した。作戦は成功し、兵器生産施設間際にまで潜り込んだオーシア軍機に気付いたユークトバニア軍は輸送機の離陸を急がせたが、ウォードッグ隊によって撃墜され兵器生産施設も破壊された。
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ルートの変動
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ここで再度ルートが分岐する。ウォードッグ隊の参加作戦は前回と変わって自由に決めて良いとされるが、結局はコイントスによって決められる。ミッション15でのチョッパーに対するブレイズ(プレイヤー)の返答でAルートとBルートに分岐する。 Aルート 11月25日、オーシア軍はジラーチ砂漠に進撃した。ジラーチ砂漠北部においてオーシア軍はデザートアロー作戦を発動し、ユークトバニア軍野戦司令部の破壊と野戦飛行場の制圧を開始した。野戦司令部を破壊するため空軍の爆撃機部隊が向かい、野戦飛行場の制圧は陸軍の第1戦車大隊が担当し、両部隊の支援をウォードッグ隊などの航空部隊が担当した。ユークトバニア軍も地上軍に加え多数の航空部隊を繰り出したものの、オーシア軍機の攻撃によってオーシア地上軍の進撃を食い止められなかった。また、空中給油機とAWACSもウォードッグ隊によって撃墜された。オーシア軍はジラーチ砂漠一帯を制圧し、シーニグラードまでのルートを遮るクルイーク要塞に向けて進撃した。 Bルート 11月25日、オーシア軍はジラーチ砂漠に進撃した。ジラーチ砂漠南部においてオーシア軍はデザートブリッツ作戦を発動し、砂漠西部に位置する野戦飛行場と南部に位置する石油関連施設の制圧を開始した。野戦飛行場の制圧は陸軍の第2戦車大隊、石油関連施設の制圧は第3戦車大隊が担当し、両隊への航空支援をウォードッグ隊などの航空部隊が担当した。ユークトバニア軍は輸送機を使って空転戦車をオーシア軍後方に展開させたり、石油関連施設に至る地点に要塞を敷設していたものの、オーシア地上軍は航空支援に支えられて進撃に成功した。ユークトバニア軍は川に戦艦ウポールやフリゲート、および川沿いに自走榴弾砲や自走ロケット砲を展開させ、オーシア地上軍に砲撃を加えたが、ウォードッグ隊によってすべてが撃沈・破壊された。オーシア軍はジラーチ砂漠一帯を制圧し、シーニグラードまでのルートを遮るクルイーク要塞に向けて進撃した。
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