ルートの統合後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 03:05 UTC 版)
11月29日、アップルルース副大統領はノヴェンバー市のノヴェンバー国際スタジアムにて平和式典を実施した。式典に際して、ウォードッグ隊が警備を兼ねて武装した状態で展示飛行することとなった。この展示飛行はスーパーサーカス作戦と命名されていた。アップルルース副大統領は演説でユークトバニアに対する怒りを表明したが、副大統領の意に反してスタジアムに集った市民たちは次々に「The Journey Home」を歌い戦争継続への叛意を示した。 その最中にユークトバニア軍機がノヴェンバー市上空に侵入した。ユークトバニア軍機の目的は戦闘機部隊がオーシア軍機を排除した上で、F-117ステルス攻撃機によってスタジアムを爆撃することにあった。ユークトバニア軍はスタジアム防衛に携わっているのはウォードッグ隊の4機だけであることを掴んでいた。直ちにウォードッグ隊が迎撃に当たり、地上では副大統領と市民の避難が始まった。ノヴェンバー市に近いマクネアリ空軍基地ではスクランブルした機体が離陸に失敗し滑走路が塞がった。別の場所から増援の航空部隊が向かったが、AWACSが何者かによる電子妨害によって各航空部隊と通信が取れない状態に追い込まれ、その間に第8492飛行隊隊長のアシュレイ・ベルニッツはノヴェンバー市への空襲が演習であると各部隊に吹聴し到着を遅らせた。ユークトバニア軍の攻撃と味方増援の遅れによりウォードッグ隊に戦死者が発生した。最終的にオーシア軍機の増援が到着したことでユークトバニア軍は撤退を開始した。アップルルース副大統領は専用車でスタジアムから脱出に成功し、民間人への被害も最小限に留まった。 ユークトバニア領において、オーシア軍はザカートを超えクルイーク要塞に到達した。また、オクチャブルスクにも迫る勢いを見せ、オクチャブルスク南東の半島もほぼ支配領域に置きムルスカ空軍基地を制圧した。12月1日、オーシア軍はクルイーク要塞に向けて攻撃を開始した。オーシア地上軍は2度に渡り要塞に攻撃を加えたが、要塞の強力な防空網により航空支援に当たった部隊は打破され、地上軍は要塞への侵入すらできなかった。地上軍の攻撃は頓挫し、5日間に渡って膠着状態にあった。12月6日、オーシア軍は3度目の攻勢にウォードッグ隊を参加させ、要塞突破を目的としたドゥードゥルバグ作戦を開始した。ウォードッグ隊は人員補充がされず3機で作戦に当たったが、その実力を存分に発揮し、要塞内外のトーチカや戦車などを次々に破壊し、オーシア地上軍はクルイーク要塞の突破に成功した。
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