モータル、その他
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 04:26 UTC 版)
「ニンジャスレイヤー」の記事における「モータル、その他」の解説
フジキド・フユコ & フジキド・トチノキ 声 - 大原さやか(フユコ)、山下大輝(トチノキ) フジキドの妻子。故人。フジキド・ケンジがニンジャスレイヤーとして復讐者となるきっかけとなった人物。 マルノウチ抗争に巻き込まれ、ダークニンジャによって殺害された。回想シーンや幻覚、名前だけしか登場しないが、死後もフジキドの行動原理の根幹を担う存在である。 アサリ(Asari) 声 - 金元寿子 ネオサイタマに暮らす少女。当初は女子高生で、後に試験に合格して大学生となる。 高校時代はオリガミ部に所属しており、転校してきたヤモトを気遣って部活動に勧誘、その後もヤモトを遊びに誘うなど奥ゆかしく心優しい少女。それらの交流を経て、ヤモトの親友となる。 シガキ・サイゼン 声 - 東地宏樹 サカイエサン・トーフ社の元従業員。プロの墨絵師を目指し研鑽を続けていたが、トーフプレス機の事故で右腕を失い、会社から保証として旧式戦闘用サイバー義手「テッコ」を与えられている。しかしテッコは力加減がきかず、それが原因で失業した上、莫大な賠償金を背負わされている。 ソウカイヤの工作に巻き込まれ、ビホルダーの扇動でサカイエサン・トーフ社襲撃に加わる。ビホルダーの洗脳でニンジャスレイヤーとも戦うが、敗れて窓から投げ飛ばされる(アニメ版ではテッコを破壊されている)。生存は明らかにされているが、その後の消息は不明(アニメ版では最終話にシガキとジェノサイドが登場している)。 ヤクザ天狗(Yakuza Tengu) 声 - 中田譲治 黒いスーツに天狗の面という出で立ちで、ニンジャスレイヤー誕生以前からソウカイヤと戦い続けてきた孤高のニンジャハンター。決め台詞は「ブッダエイメン!」。原作において数少ない、ニンジャと正面から戦闘して勝利したモータルである。 改造手術で強化しているとはいえ身体能力はニンジャに劣り、基本的にはニンジャの習性を逆手に取った奇襲が中心であるが、LAN直結で引き金を制御する二丁のオートマチック拳銃「リデンプション」と「アブソリューション」による圧倒的な火力と、背負ったジェットパックによる高速立体機動で下級ニンジャ程度なら互角に戦い撃破することができる。 その正体は謎に包まれているが、自分がニンジャソウルを現代に解放してしまったと語っており、全てのニンジャソウルを地獄に送り返す事を「贖罪の聖戦」と語り、自身は「神々の使者」「贖罪の天使」と名乗っている。このような異常な信念の一方で、ニンジャとは距離を取って銃撃戦に徹したり格上と判断した場合は戦闘を避ける、戦闘以外でも助けた人間に「聖戦のためのドネート(寄付)」を要求することで活動資金を確保したり、盗聴器を仕掛けて情報源とするなど、極めて合理的な一面もある。 第3部に登場した時点で通算二十人以上のニンジャを撃破しており、交戦・接触したニンジャ数はそれを上回るであろうことから、モータルとしては異常ともいえる戦歴を持っている。しかしその戦いは常に紙一重の勝利で、全身をサイバネ化してさえ格闘戦では一方的に攻撃され、瀕死の重傷を負う事がしばしばである。その過酷な生活もあってか精神は狂気に侵されており、ニンジャを倒した後に「復活を阻止する儀式」を執り行うなど異様な言動・行動が目立ち、地の文にも「彼は狂っていた」と記述される。これらの描写がモータルとニンジャの圧倒的な格差、そして、なおも戦い続けるヤクザ天狗の狂気と強さを際立たせている。 作者へのインタビューでは『ロケッティア』や『ヴァンパイア/最期の聖戦』、『ダークナイト・リターンズ』など、「泥臭く弱いヒーロー」をイメージし、そのヒーロー像にヤクザと天狗を加えて出来上がったという。 ヤマヒロ(Yamahiro) 声 - 伊丸岡篤 キルエレファント・ヤクザクランを経営するグレーターヤクザ。クローンヤクザの導入を拒否し任侠を重んじた経営方針を続けたため、レッサーからはソンケイを集めるも業界的にはマケグミになってしまった。 クローンヤクザの押し売りと一方的なみかじめ料増額に端を発する騒動でソウカイニンジャから制裁を受けるが、そこに強制介入したヤクザ天狗と遭遇する。ニンジャの殺害と儀式の目撃、金を強制的に徴収されるなどのショックを受けフリーランスとして再出発するも、再度のピンチにやむをえずヤクザ天狗を呼ぶ。人間観察力に優れており、ヤクザ天狗との会話の中から彼の孤独を見抜いた。 その後はスガモ重犯罪刑務所に収監されたが、囚人達に共通する秘密に感づいて所内に仲間を作るなどその人間観察力や洞察力は健在。第3部でヤクザ天狗とともに天狗の国へ向かった。 アガタ・マリア(Agata Maria) 声 - 後藤邑子 フリーの女性ウキヨエ絵師。37歳。幼少期から悲惨な境遇を生きるが、強い精神力の持ち主。独自にウキヨエ技術を身に着け、セックス・ビズから足を洗って画業で身を立てている。素顔は美女であるが、性犯罪者の目を引かないよう貧相な老婆のシルエットを作っている。 かつての恋人ダイゴ(声 - 後藤淳一)のドメスティックバイオレンスにさらされるも、フジキドに救われた事をきっかけに親交を持った。無為に日々を過ごすフジキドの夢にも現れている。 ラッキー・ジェイク(Lucky Jake) ネオサイタマで活動する外国人男性。「ラッキー・ジェイク」は自称であり本名は不明。 ネオサイタマでLAN端子をインプラントするためにキョートを経由し入国したが、支払いのトラブルで金を失い賞金までかけられ、帰国のための資金確保と箔を付けるために非合法な仕事に手を染めている。 脳にインプラントしたUNIXの翻訳機能により日本語による自然な会話が可能だが、スラングの翻訳に難があり「貴方自身を前後しなさい!(Go fuckyourselfの直訳)」「庶子!(Bastardの直訳)」「ヤギ前後!(Goat fuckの直訳)」など奇妙な叫びを上げる。 ストーリーの大筋には関わらないが、登場する度にニンジャスレイヤーとニアミスを起こす。 ミーミー(Meme) ザ・ヴァーティゴを約16年間も追跡している竜のような存在。「名状しがたき形状をした大長虫」「エントロピーの塊」「やわらかい」などと形容される。 圧倒的な力を持つザ・ヴァーティゴが戦闘を回避するほどだが、言葉が通じるため交渉すれば一時的に見逃してもらえる。また遺跡の地下にある自販機で買える「聖遺物」で撃退できるという。
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