ノート型とは? わかりやすく解説

ノート型

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 09:21 UTC 版)

PC-9801シリーズ」の記事における「ノート型」の解説

ラップトップ型パソコン持ち歩いて使うには重さ電源観点からまだ現実的ではなく高価でもあったため、主に企業省スペースデスクトップ延長として導入された。1989年6月東芝発表したJ-3100SS DynaBookは、「ブックコンピュータ」という新しコンセプト低価格同時にアピールする戦略市場衝撃与えたNEC前々から同等コンセプト持ったパソコン開発していたが、これを受けて開発期間を約3か月短縮して発売にこぎ着けた。J-3100が「ダイナブック」という愛称発売されたのに対してNEC薄さ軽さ強調するノート」という言葉使った98NOTE発売した。この名称はセイコーエプソンDynaBookと同じ月に発表したPC-286NOTE executive追従したとなった以後ノートパソコンという言葉/ジャンル確立されビジネスユースなどのパーソナルコンピュータ利用範囲広げる一端担った[要出典]。 なお、下記動作時間FDDモデル、FDD10%仕様公称値カタログスペック)である。 PC-9801N 1989年11月 初代98NOTECPUはV30-10MHz。3.5インチFDDを1基搭載標準バッテリーパックとは別に内部ニカド電池搭載することで、バッテリーバックアップされたメインメモリ一部ITF (Initial Test Firmware) /BIOSレベル機能として提供されるRAMドライブ割り当てブート直後時点RAMドライブ利用可能となっている。これにより、プロテクトがないディスクRAMドライブコピーすることで、マシンに2台のFDD搭載されていることを必須条件とするアプリケーションを1ドライブ利用可能とした。チップセットラップトップ機やデスクトップ機と共通のVLSIチップセットキーボード直下詰め込むようにして実装している。バッテリー1.5時間動作PC-9801NS 1990年6月 386SX-12MHz搭載98NOTE。20MB HDD搭載モデル登場したPC-9801NV 1990年11月 初代98NOTE後継機。V30HL-16MHzを搭載して高速化図られた。レジューム機能搭載セカンドバッテリー専用内蔵モデム排他)を搭載し動作時間増加PC-9801NS/E 1991年7月 NSベースに386SX-16MHzに高速化別売CRTパックバッテリパック排他)で外部ディスプレイ出力対応しHDD内蔵可能になった。 PC-9801NC 1991年10月 TFTカラーLCD搭載した世界初ノートPC製品、386SX-20MHzに高速化された他はNS/Eに準じる。しかし当時カラー液晶まだまだ高く価格は598,000円と高価だったPC-9801NL 1992年1月 V30HL-16MHz登載(8MHz駆動可)。初代98NOTE LIGHTジャストA4サイズFDD外付けにして本体を1.3kgに軽量化JEIDA Ver4.0準拠メモリカードスロット、MS-DOS 3.3D相当をROM内蔵オプションアルカリ乾電池バッテリーケースがある。 PC-9801NS/T 1992年1月 インテルNEC共同開発した386SL(98)-20MHzを搭載動作時間3.8時間標準+セカンドバッテリー)。機種別専用内部増設メモリ対応したほか、数値演算 (FPU) コプロセッサとして、387SX/387SLの増設対応したPC-9801NS/L 1992年7月 i386SX-20MHz搭載本体サイズジャストA4サイズ重量従来の2.9kgから1.9kgへ小型軽量化したモデル形状変更によりバッテリーパックHDDパック変更小型化されている。動作時間2.0時間標準モード時)。 PC-9801NA,NA/C 1992年10月 i486SX-20MHz搭載NAモノクロLCD、NA/CはTFTカラーLCD専用数値演算コプロセッサ(487SX)搭載ボード用意されサードパーティからもこのスロット流用したCPUアクセラレータ供給された。 PC-9801NS/R 1993年1月 インテル日本法人開発した486SX(J)-16MHzを搭載。このCPU486SX当の機能省電力モード備えている一方外部バス幅は16ビット削減されている。動作時間5.4時間標準+セカンドバッテリー)。3モード(640KB/1.25MB/1.44MB)FDD搭載PC-9801NX/C 1993年7月 TFTカラーLCD486SX(J)-20MHz PCカードスロット(PCMCIA2.0/JEIDA Ver4.1)を搭載し従来RAMカードスロット廃止された。 PC-9801NS/A 1994年1月 i486SX-33MHz搭載CPUアップグレードボードにより、i486DX2 50MHzへアップグレード可能。外部モニター端子標準搭載従来CRTパック取付不可)、PCカードスロット(PCMCIA2.0/JEIDA Ver4.1)搭載。マウスポート・プリンタポート形状がBX2以降新型変更され専用内蔵モデムスロットが廃止された。 PC-9801NL/R120A 1994年1月 486SX(J)-16MHzを搭載FDD外付けにしたB5ファイルサイズ小型軽量機。PCカードスロット(PCMCIA2.0/JEIDA Ver4.1)搭載コプロセッサソケットキーボード端子外部ディスプレイ内蔵バッテリ充電機能が省略されている。オプション専用のサムマウス(トラックボール)と一体化することができる。 PC-9801NL/A 1994年10月 i486SX-33MHz搭載FDD外付けにしたB5ファイルサイズ小型軽量機。同時期のPC-9821Ldと同じ筐体形状で、トラックボール標準搭載になった反面、NL/Rよりは若干大きくなった。LCD以外はLd/Ltと共通点多くPCカードスロットはPCMCIA2.1/JEIDA Ver4.2×2基に対応した

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PC-9821シリーズ」の記事における「ノート型」の解説

A4型のNシリーズそれ以下サイズサブノート型のLシリーズがある。中期以降多くWSS当のPCM音源搭載する他、Nシリーズ一部機種FM音源内蔵する液晶ディスプレイについては廉価版はデュアルスキャンSTNそれ以外TFT採用していた。Windows 95登場以前機種には、2FDD構成なければ動作しない一部MS-DOSソフトウェア(主にゲームソフト)に1FDD構成対応するために、「RAMドライブ」と名付けられ機能実装されていた。この機能内蔵メモリから1.25MBを割り当てて仮想的に1基のFDDとしてソフトウェア認識させるもので、ドライバを必要としないよう、BIOSレベルサポートされたものであった。ただし、あくまで仮想FDDであり、記録され内容電源確保されている間だけ保護されるまた、コピープロテクト採用しているゲームソフト起動用のディスクプロテクト掛けることが多く起動ディスクRAMドライブコピーしてプロテクト機能して起動させることができない。したがってプロテクト掛けられていないデータディスクRAMドライブコピーしFDD起動ディスクセットして起動させることになる。データディスク複数あるソフトウェア処理中データディスク入れ替え要求される場合は、RAMドライブ入れ替えることができないため、この機能をもってしても対応できなかった。そのため、一部ゲームソフトではノート専用版として、起動ディスクにはプロテクト掛けずRAMドライブコピーして起動)、データディスクプロテクト掛けてFDDセットして置く)おき、プロテクトチェックの際は、データディスクチェックすることで対応したものもあった。

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