ノボトニー一派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/01 16:59 UTC 版)
「魔装機神シリーズの登場人物」の記事における「ノボトニー一派」の解説
スヴァイク・ノボトニー 声 - 有川博 シュテドニアス連合軍元帥。男性。年齢はゲームの中では明かされていないが、ケイブンシャから発刊されていた『スーパーロボット大戦EXを一生楽しむ本』によると、63歳。穏健派であり本質的には平和を望んでいる人物だが、『EX』当時はゾラウシャルドが自身の権力基盤強化のため、撤退派に転じた際に、軍組織の瓦解を恐れ無理を承知で抗戦論を主張した。そのために戦争推進派のゾラウシャルドやラセツとは対立関係にある。逃亡中であっても己の行動のまずさを自省し、あるいは敵の戦術を賞賛するなど肝の据わった性格である。ロドニー・ジェスハの師匠にあたる人物でもあり、ロドニーを優秀な生徒と評している。趣味は回想録の執筆で、普段の口調も回想録風である。 ほとんどのルートで、クーデターにより軍部を掌握したラセツによって失脚し国落ち。その後の運命はルートによって大きく変わるが、彼の生死如何はルート進行には一切影響がなく、『ROE』では名前すら挙がらない。 額から頭頂部にかけて禿げ上がっており、また額にはフランケンシュタインの怪物のような横一文字に傷を縫った痕がある。 現在の魔装機神を含むバンプレストオリジナルキャラの軍人の中では、ノボトニーが最高位の階級(元帥)に就いており、他に同じ階級の人物は『第2次OG』に登場するギャスパル・ギランのみである。 ロドニー・ジェスハ 声 - 速水奨 初出は『EX』。シュテドニアス連合軍の准将。男性。37歳。若年ながら地上人召喚事件時の肩書きはラングラン方面軍第2師団長であり、王都鎮圧部隊の将軍でもあった。『EX』では鹵獲していたザムジードで出撃したが、ラングラン側に奪還されてしまったために大佐に降格される。もっとも、昔から手柄と失敗を繰り返し、階級の上がり下がりが頻繁にあったようだ(だが、同じ失敗は二度としていないらしい)。元はラングランのトロイア州出身であるため、ヴォルクルスの分身が復活した際には、マサキ達に協力している。また、地上から召喚され、事情を知らずシュテドニアスの客分になったデューク・フリードと意気投合し、仲間と戦いたくないという彼の意志を尊重し、戦線から退けたり、シュテドニアス軍内部の急進派の台頭により地上人を排斥しようとする気運が高まると、脱走の手引きをしデュークを逃がしている。シュテドニアス軍人でありながら自軍の掲げる正義にやや懐疑的である。しかし、「自分たちはあくまで自分の国や家族を守るために戦っている」とリューネ達に主張している。 穏健派であり、ラセツやゾラウシャルドと対立していた。10歳頃までトロイアで暮らしていたためトロイア訛り(マサキやミオなど日本人には大阪弁として認識される)がきつく、戦場で出会うミオといいコンビになる。作中、バツイチと自称しているが、元妻とは離婚と結婚を2度繰り返している(子供も11歳の息子と8歳の娘が2人いる)ため、実際はバツ2。 『LOE』では、ルート次第でマサキらの誘いに応じて魔装機操者となるほか、別ルートでは政界に進出し、シュテドニアスの大統領になることもある。『ROE』では操者になっているが、エリスの妊娠に伴ってアンティラス隊を脱退し、やはり政界に入る。エリスに対しては激甘であり、人目をはばからずいちゃつき、彼女を困らせるものはなりふり構わず潰しにかかる。挙句、自国の状態をいちゃついていた所為で全く気づかないなどの失態も犯していた。『COE』ではマグゥーキによる襲撃でエリスが消息不明になった事で生きる気力を失ってしまい、エリスを探すと言い消息を絶つ。 ひょうきんなお調子者に見えて根はかなりしたたかで、仲間にならないルートではマサキ達を旨く使い、ラセツを始末させている。 乗機はバフォーム、ギルドーラ、ザムジード、ジンオウ、ダイオン、ルジャノール改、魔装機操者になった時はギオラスト。魔装機操者の中で唯一、全属性制覇を達成している。 ひょっとこ仮面 声 - 速水奨 ひょっとこの仮面を被った正体不明の正義の味方。ロドニーを救出しようとしてラセツの罠にはまったマサキ、エリスらの危機を救う。 どう見ても正体は捕まっていたはずのロドニー・ジェスハその人なのだが、そう言われそうになると本人は強く否定する。人の顔を覚えるのが苦手なラセツだけはひょっとこ仮面がロドニーであることに気付かなかった。乗機はダイオン。 エリス・ラディウス→(エリス・ジェスハ) 声 - 富沢美智恵(PS版『EX』)、小林沙苗(PSP版『LOE』、『ROE』) 初出は『EX』。ロドニーを慕うシュテドニアス連合軍の指揮官。女性。年齢は24歳。階級は中尉だったが、『LOE』「第2章」当時は理由は不明だが少尉に降格されていた。ラングラン動乱時(『EX』)、ロドニーと供にヴォルクルスとの戦いに手を貸す。『LOE』ではルートによっては失脚、幽閉されたロドニーを救うためにマサキ達と接触したことをきっかけに、魔装機操者となる。 SFC版『EX』では機動兵器の搭乗にかかわらず、血気盛んな女性士官として描かれていた(後のPS版『EX』リューネの章では捕虜になった際に、内気な性格を見せている)。しかし、対人赤面症を示唆する描写はSFC版『EX』の時点でしっかりと設定として存在しており、リューネの章『捕虜救出』にて「私はコクピットが好きなんだ!」と部下に怒鳴り返している。当時の攻略本でも「コックピットから降りると性格が変わる」と記されている。『LOE』で仲間になった際はロドニーと恋仲になるのだが、既に尻に敷いている。料理の腕はロドニー曰く絶品。 『ROE』では籍を入れており、ジェスハ姓になっている。アンティラス隊に合流した際は既に妊娠二ヶ月で、シュテドニアスの内乱の件もあった為、アンティラス隊を抜ける。二ヶ月前はテューディの問題が片付いていないころである。基本的にいい人だが、彼女を困らせるとロドニーがあらゆる手段で潰しにかかるため、現場に現れると違う意味で緊張が走る。『COE』ではマグゥーキによる襲撃で消息不明になってしまう。 『EX』ではヤンロンとの対決イベントが多かったが、『LOE』ではそのことは全く触れられていない(デモでヤンロンと対決しているが)。多くの魔装機操者の例に漏れず、彼女もまた天涯孤独の身の上。 『EX』のグラフィックは、青い髪のショートカットに赤い目だが、『LOE』では青い目に変更されている。 乗機はギルドーラ、洗脳された時はトゥルーク、復讐鬼と化す時はジンオウ、魔装機操者になった時はフェンター。『ROE』ではデルギラン。
※この「ノボトニー一派」の解説は、「魔装機神シリーズの登場人物」の解説の一部です。
「ノボトニー一派」を含む「魔装機神シリーズの登場人物」の記事については、「魔装機神シリーズの登場人物」の概要を参照ください。
- ノボトニー一派のページへのリンク