アメリカ領ヴァージン諸島
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アメリカ領ヴァージン諸島(アメリカりょうヴァージンしょとう、英語: Virgin Islands of the United States)は、西インド諸島にあるアメリカ合衆国の保護領(自治領)。ヴァージン諸島の西側半分でかつては「デンマーク領西インド諸島」としてデンマークの植民地であった。デンマークが植民地としての関心を失った20世紀初頭にアメリカ合衆国が買収して今に至る。東側はイギリス領ヴァージン諸島である。「島」と呼ばれるのは40程度あるが、ほとんどが無人島である。人が住み、一般の観光客が訪れるような主要な島はセント・トーマス島、セント・クロイ島、セント・ジョン島の3島である。首都はセント・トーマス島のシャーロット・アマリー。
- ^ a b c d CIA World Factbook
- ^ “2020 Island Areas Censuses Data on Demographic, Social, Economic and Housing Characteristics Now Available for the U.S. Virgin Islands”. 2022年10月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月26日閲覧。
- ^ “Central America and Caribbean :: VIRGIN ISLANDS”. CIA The World Factbook. 2023年8月8日閲覧。
- 1 アメリカ領ヴァージン諸島とは
- 2 アメリカ領ヴァージン諸島の概要
- 3 歴史
- 4 政治
- 5 交通
- 6 関連項目
デンマーク領西インド諸島 (1666年–1917年)
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「デンマークの植民地」の記事における「デンマーク領西インド諸島 (1666年–1917年)」の解説
詳細は「デンマーク西インド会社」を参照 デンマーク=ノルウェーは、1671年にセント・トーマス島)、1718年にセント・ジョン島を獲得し、1733年にフランスからセント・クロイ島を購入した。これらの島はすべて砂糖を経済基盤としていた。デンマーク領西インド諸島と総称されるカリブ海の島々は、1917年にアメリカに2500万ドルで売却された。もとよりこの島々では貧しい英語話者の暴動が絶えず、1870年代から何度か売却計画が持ち上がっていた。デンマークのカール・サーレ政権(1914年-1920年) は本国で選挙の実施に抵抗しており、西インド諸島植民地の売却によって事態を打開しようとしていた。アメリカは諸島を海軍基地として使いたいという希望があり、両者の利害が一致して、1917年に売却が成立した。1917年以降、この島々はアメリカ領ヴァージン諸島と呼ばれている。
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