ジャーヴィス島とは? わかりやすく解説

ジャービス‐とう〔‐タウ〕【ジャービス島】

読み方:じゃーびすとう

Jervis Island》⇒ラビダ島


ジャーヴィス島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/02 21:56 UTC 版)

ジャーヴィス島
現地名:
Jarvis Island
宇宙から見たジャーヴィス島
地理
場所 中部太平洋
座標 南緯0度22分0秒 西経160度1分0秒 / 南緯0.36667度 西経160.01667度 / -0.36667; -160.01667
諸島 ライン諸島
面積 4.5 km2 (1.7 sq mi)
最高標高 7 m (23 ft)
行政
所属 合衆国領有小離島
人口統計
人口 0
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ジャーヴィス島: Jarvis Islandジャービス島とも)は、南太平洋にあるアメリカ合衆国領の無人のサンゴ礁合衆国領有小離島の1つ。ハワイとクック諸島のほぼ中間で、ライン諸島に含まれる。

ジャーヴィス島
ジャーヴィス島の非公式旗。ベーカー島ハウランド島の非公式旗にも用いられている。

概要

位置は 南緯0度22分 西経160度01分 / 南緯0.367度 西経160.017度 / -0.367; -160.017で、面積は4.5 km2。時折、科学者が訪れる事もあるが、依然として無人島であり、港湾施設はない。海鳥、水辺の鳥の巣や休憩所、餌場になっている。また、気候熱帯で淡水はない。

アメリカ合衆国魚類野生生物局管轄で国立野生保護区に指定され、合衆国未編入地域領有小離島である。標準時UTC-11サモア標準時)を採用している。

歴史

  • 1821年8月21日 - イギリスの船エリザ・フランシス号のマシュー・ブラウン船長に発見され、船の所有者ウィリアム・ジャーヴィスの名前に因んでジャーヴィス島と命名される。以後、捕鯨船が訪れる様になる。
  • 1835年 - アメリカの捕鯨船ブラガンザ号のマイケル・ベーカー船長が島を訪れ初上陸。島に豊富なグアノがある事を記録。
  • 1857年 - アルフレッド・G・ベンソンとチャールズ・H・ジャッドがニューヨークでアメリカン・グアノ・カンパニーと言う会社を立ち上げ、ベーカー島ハウランド島と共にジャーヴィス島を所有。
  • 1858年 - グアノ島法によりアメリカに併合され、1879年までグアノの採掘が行われた。
  • 1859年 - アメリカ海軍のUSSセントメアリー号のチャールズ・ヘンリー・デービス大尉がグアノのサンプルを得る為、ジャーヴィス島の調査の為に島に派遣される。アメリカが正式に島の領有権を宣言。
  • 1889年 - イギリスが領土に編入するも、何も開発を行わなかった。
  • 1935年 - アメリカが再度領有を宣言。北西部のミラーズヴィル(Millersville)に測候所が設置され、第二次世界大戦まで観測が行われた。
  • 1942年 - 日本海軍潜水艦が来襲したためミラーズヴィルの測候所職員が沿岸警備隊のテイニー号にて避難。その際施設を破壊し焼却した。
  • 1957年-1958年 - 国際地球観測年の期間中、科学者の一団が訪問。19世紀のグアノ採掘跡やミラーズヴィル施設等は嵐などで流出が確認された。
  • 1974年 - 合衆国魚類野生生物局の管轄の元、ジャーヴィス島国立野生保護区となった(現在は合衆国太平洋離島海洋ナショナルモニュメントの一部)。
グアノ採掘時のトロッコ線路跡。背景に1930年代に建てられた灯台型の昼間標識が見える
グアノにまみれた合衆国魚類野生生物局の標識

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