デュラハン一派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 17:30 UTC 版)
「モンスターファーム (アニメ)」の記事における「デュラハン一派」の解説
第1期ではワルモン軍団の一部。最後はデュラハンがムーに反旗を翻すが、リリムの裏切りやデュラハンがゲンキ達に倒されたことで壊滅。第2期では生き延びたデュラハンが新たに組織し、ワルモン軍団に代わって世界征服を目論む。しかし第1期の頃と比べてどこか抜けたモンスターが多く、全体的にコミカルな集団になっている。 デュラハン 声 - 堀内賢雄 魔将軍と呼ばれる騎士型のデュラハン種モンスター。東の大陸の支配者であり、ワルモン軍団の最高幹部。飛行船に乗って移動し、たくさんの部下を冬眠させて保持している。ムーに対して表向きでは絶対的な忠誠を誓う姿勢を見せるが、実際はムーから覇権を奪おうと画策していた。その実力は計り知れない。ホリィからガイア石を奪ってムーに反抗しようとするも、リリムの裏切りによって失敗し、さらにゲンキ達と鉢合わせてしまい、敗北して重傷を負ってしまう。しかし、最後の力で裏切ったリリムを道連れに、飛行船とともに炎の中へと消えていった。部下を讃えながら解凍したり、敗れた部下を惜しんだりなど、騎士道精神溢れる一方で、野心家として残酷な一面も持ち合わせている。「悪逆非道」など四文字熟語を多用する。 『伝説への道』では頭を残して生きていることが判明(他の部分は生命維持装置のようなもので繋ぎ止められている)、その側にはポワゾンという女性モンスターが付き添っている。他にも、ママニャーやゴビー、半サイボーグのジャアクソウを部下として引き連れ、ムーの力を使ってワルモン復活を目指そうと、邪悪魂が封印された円盤石を狙う。墜落した飛行船を改装した拠点より、新たに集めた「コレクション」から選りすぐりのモンスターを刺客として差し向ける。しかし毎度のように「最強」や「究極」というフレーズを用いるため、終盤にはママニャーに人選を疑われていた。また、(部下の間抜けぶりもあって)激昂する事が多くなっており、体に障ると度々窘められている。ホリィの父親が解放された後、残った黒い円盤石とガイア石を奪い、神殿で邪悪な魂と融合に成功してブラッディJとなるが、力が制御できずに暴走を引き起こしてしまう。精神まで邪悪な魂に支配されそうになるが、最終的にはゲンキ達(ヒノトリ)によって救われて共闘し、元の完全な肉体を取り戻した。エピローグでは連れの部下達共々ワルモンの紋章も消え去って改心した模様で、ゲンキ達の仲間とともに畑仕事をしている。ブラッディJ デュラハンが邪悪な魂と融合しようとした寸前、弾き飛ばされてきたポワゾン、ママニャー、ゴビ、ジャアクソウと合体し、新たな身体を得た姿。ゲンキ達全員が束になっても歯が立たない強さを誇るが、憎しみを糧するべくホリィの父を甚振り、ゲンキ達に自身を憎むように仕向けるも彼らがそれを拒否し、そのまま力の暴走を招いてしまう。 デュラハンの飛行船の乗組員トリッカー モッキー ワイロ スプリンガー モンスターコレクション(円盤石の秘密)エンドブリンガー チャリオット カッチュウロード部隊 メタルゲル ヨロイモッチー部隊 アストロ部隊 レマクラスト ガトリングブロー部隊 モンスターコレクション(伝説への道)ピンクジャム ゼブランナー部隊 ブルードリル部隊 アクアクレイ部隊 ジュラスウォール部隊 ウッディー ツームストーン兄弟 ゴースト部隊 ショーグン ニャー メタルナー その他のデュラハン配下のワルモンダークハム部隊 ゲル部隊 ロードランナー部隊 マグマグミ部隊 モノクロッカス部隊 リリム 声 - 高萩晴子 デュラハンの付き添いのピクシー種のモンスター。主君に愛らしさを振りまき、常に彼の傍で動いていた。しかし、デュラハンにムーへの反抗心を煽るが、完全体のムーの強さを知ったことでムーに取り入ることを決意。そのためにはムーの側近を皆殺しにするなど、行動は非情。デュラハンを裏切りガイアを奪ってムーへの手土産にしようとするが、裏切りに激怒したデュラハンによって剣を突き刺され、主君ともども悲惨な最期を迎える。復活した描写は無く、『伝説への道』にもショーグンに追い回された時の回想以外では登場しなかった。 ポワゾン 声 - 長沢美樹 『伝説への道』から登場。リリムに代わるデュラハンの付き添いモンスター。姿がリリムに似ているがデュラハンにはよく寵愛されている。リリムと違って、デュラハンを心から慕っており、寵愛されるべくママニャーといがみ合っており、非常に仲が悪い。少々ワガママな性格。戦闘力はそれほど無く、スカウトしようとしたガリにはあっさり撃退され、モストには手も足も出ず、最終決戦ではママニャーとゴビ共々ゲンキ達に襲い掛かるも返り討ちに遭っている。レジェンド杯ではママニャー、ゴビと共に変装してモッチーを(後からガイアを奪いやすくなるという意味で)応援している。最後はブラッディJの一部となってしまうがゲンキ達に助けられて改心し、ゲンキ達に協力。戦いの後はワルモンではなくなり、デュラハンらと共に畑仕事に精を出している。 ママニャー 声 - 潘恵子 『伝説への道』から登場。デュラハンの部下。ポワゾンとどちらがデュラハンに寵愛されるかをいつも競っているが、陰でデュラハンにツッコミを入れる事もあり、一度リリムに裏切られたのにポワゾンのようなモンスターをまた傍に置いているデュラハンに苦言を呈した事もある。中年女性のような性格で、ショーグンの守備範囲にも入っておらず、ジャアクソウからも陰で「おばさん」呼ばわりされるなど、当人も実際にもそのように見られている。戦闘では身軽さを活かして相手を翻弄する戦法を取る。更におばさん呼ばわりされると凶暴化するため、幹部の中では潜在的な戦闘力は高め。銀行強盗に「オバン」「ババニャー」呼ばわりされた際にはたった1人でそれらを鎮圧している。ニャータイプであるためか体型は太めで、その体型を気にしてゴビにダイエット器具を買ってくるように命じたこともあったが、結局は不良品だった。時には自ら円盤石奪取の為に動くも失敗ばかりである。それどころか、円盤石奪取すら忘れて美容に夢中になる事もあり、デュラハンからも幹部交代を考えられている。最後はブラッディJの一部となりつつもゲンキ達に助けられて改心し、エピローグではデュラハンらと共に畑仕事をしている。 ゴビ 声 - 小杉十郎太 『伝説への道』から登場。ゴーレム種のモンスターでデュラハンの部下の一人。いつも「頭がー!」と頭を抱えている頭痛もちなモンスターで、考え事をするだけで頭痛に見舞われるほど知性は低め。基本的に「ゴビ」と喋る。図体に反して気弱な性格故にどもりがち。体は頑丈で力も強いがメンタルは弱く、ママニャーには頭が上がらない。しかしメタルナーに寄生された時はガラが悪くなり、ママニャーを逆に痛めつけていた。 解凍されたモンスターと記念写真を撮ったり机の上に花を飾り、更には逃走したピンクジャム達の身を案じるなど、ワルモンらしからぬ一面も見せている。最終決戦ではブラッディJの一部となるがゲンキ達に助け出される。ワルモンでもなくなり、ママニャーと抱き合って無事を喜んでいる。エピローグではデュラハンらと共に畑仕事をしている。 ピンクジャム 声 - 西村智博 『伝説への道』第3話「目指せ!レジェンド杯」に登場。ゲル種のモンスターでデュラハンコレクションの一人。ポワゾン曰く「イチゴゼリーもどきみたいで美味しそう」。ゲンキ達からムーの円盤石を奪おうと部下のピンクジャム達と共にレジェンド杯を目指すゲンキ達の邪魔をしようと、同じゲル種のネンドマン(声 - 遠近孝一)を闇討ちして、ネンドマンに成り代わってモッチーを痛めつけるが、モッチーの逆襲と、本当のネンドマンが現れた事で変装が見破られて失敗。叱られたくないという理由で置手紙を残して部下共々逃走し(しかも手紙には「デュラハン様の永遠のしもべ」と平然と書き連ねていた)、デュラハンの激怒を買う。なお、逃亡時はワルモンの紋章はペンキで塗って誤魔化していた。 第13話「負けるなピンクジャム!」では再登場。逃亡後は真面目に働こうとしていたがどこでも失敗続きで30もの仕事をクビになっており、部下に元気付けられつつ次の町を目指していた所をゲンキ達と出くわす。しかし以前の敵だと気付かれないばかりか親身に接してきたため、ワルモンの紋章を隠して彼らと一晩寝食を共にし、励ましを受けた。その後のツームストーン兄弟との戦いで一度は怖気づくも、立ち向かうゲンキ達の姿に奮起し、自分達も戦うことを決意。ゲンキ達のピンチを救い、その中でワルモンの紋章が砕け、部下達全員と共にイイモンへと変わった。作中のワルモンで、ロストすること無く改心出来た数少ないキャラと一団だった。エピローグでは部下達と共にゴーレムの店で働いている。 ツームストーン兄弟 声 - 武田磁裕、花輪英司、小林和矢 『伝説への道』第13話「負けるなピンクジャム!」に登場。ジョーカー種のモンスター三人組。ワルモン四天王にも匹敵すると言われる実力者で、ゲンキ達を一度は追い詰めて円盤石を奪い取った。しかし二度目の戦いではピンクジャム達がゲンキ一行に加勢したことで逆転され、円盤石を奪還された後に敗走した。 ニャー 声 - かないみか 『伝説への道』第19話「目指せ一流シェフ!」に登場。ニャー種のモンスターで、「悪魔の頭脳」を自称するも、冷凍保存の影響で「おつむが鈍っている」らしく、見え見えの罠を仕掛けたりマグマグミ達に大根やマラカスなどおおよそ武器になりそうもない物を持たせるなど、実態はかなり間抜け。マグマグミ達にも陰でバカにされている。ロゼッタの秘密の調味料を奪い、円盤石と交換させる作戦(実際の考案はマグマグミ)でゲンキ達を誘き出し、一度は偽物と罠で彼らを出し抜いたものの、自身も偽物の円盤石(クッキー)で騙されており、調味料を奪還される。最後はライガーの雷撃を「そんな雷、俺様には効かない」と何の根拠も無い自信からまともに受け、黒焦げになった挙句に逃走した。
※この「デュラハン一派」の解説は、「モンスターファーム (アニメ)」の解説の一部です。
「デュラハン一派」を含む「モンスターファーム (アニメ)」の記事については、「モンスターファーム (アニメ)」の概要を参照ください。
- デュラハン一派のページへのリンク