システム監査技術者
資格区分 | 国家資格 |
資格概要&取得方法 | 情報システムを企業内に導入しても、システム上の問題でトラブルが発生する、期待していたほどその効果が望めない、経営戦略に見合ったシステムではない、などといったことが起こる可能性があります。これらの問題を未然に防いだり、より良いシステムに改善するためのチェックを行うのがシステム監査技術者です。 システム監査を行うためには、情報システム全般についてはもちろんのこと、経営に関する知識も備えておかなければなりせません。またシステムの効率性の評価や改善の勧告などを第3者的な立場から行うので、開発サイドや経営サイドに対して、客観的な立場で接することになります。 有資格者は、情報システムを導入する企業内の内部監査人のほか、情報システム開発会社の監査スタッフを務めているケースが多いようです。最近では、会計監査を行う監査法人やコンサルティング会社に勤務し、外部の第三者としてシステム監査に携わるケースも増えています。 |
受験資格 | 制限なし |
受験料 | 5100円(税込み) |
合格率 | 7.3%(2005年度春期) |
試験日程 | 年1回実施。4月第3日曜日に春期試験 |
試験会場 | 全国主要都市で実施 |
問い合わせ先 | 情報処理技術者試験センター( http://www.jitec.jp/) |
システム監査技術者
【英】Systems Auditor
システム監査技術者とは、コンピュータシステムの開発と運用からセキュリティ、また、システムの経営と監査などを行う人のことである。情報システムを、多角的に評価することで、問題を改善する力を認定する資格として、国家資格のひとつとなっている。
具体的には、企業の経営方針に基づいた監査計画の策定や監査結果の報告書の作成、および改善勧告等を実施する。したがって、情報システムに関する総合的な知識と、経営戦略などに関する知識の双方が必要とされる。また、客観的な視点や、高度な判断力やコミュニケーション能力、加えて、論理的に説得力ある改善策や勧告などを提案する能力が求められる。
システム監査技術者の試験は、経済産業省の指定試験機関である財団法人日本情報処理開発協会の情報処理技術者試験センターによって、毎年4月に実施されている。
参照リンク
情報処理推進機構:情報処理技術者試験センター:情報処理技術者試験制度:制度の概要
システム監査技術者試験
(システム監査技術者 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/24 17:03 UTC 版)
システム監査技術者試験(システムかんさぎじゅつしゃしけん、Systems Auditor Examination、略号AU)は、情報処理技術者試験の一区分である。試験制度のスキルレベル4(スキルレベルは1~4が設定されている。)に相当し、高度情報処理技術者試験に含まれる。対象者像は「被監査対象から独立した立場で、情報システムや組み込みシステムに関するリスク及びコントロールを総合的に点検・評価し、監査結果をトップマネジメントなどに報告し、改善を勧告する者」。
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