conformation
「conformation」とは
「conformation」は、英語で「形状」や「構造」を意味する単語である。一般的には物質や物体の形状、構造、配列を指すが、特に化学や生物学の分野では、分子の立体構造や生物の体型を指すことが多い。例えば、タンパク質の立体構造を指す際に「タンパク質のconformation」という表現を用いる。「conformation」の発音・読み方
「conformation」の発音は、IPA表記では/kɒnfɔːˈmeɪʃən/となる。IPAのカタカナ読みでは「コンフォーメイション」となる。日本人が発音するカタカナ英語では「コンフォメーション」となる。「conformation」の定義を英語で解説
「conformation」は、英語で"The shape or structure of something, especially an animal."と定義される。これは「何か、特に動物の形状や構造」という意味である。例えば、犬の品種による体型の違いを指す際にも「conformation」が用いられる。「conformation」の類語
「conformation」の類語としては、「structure」、「shape」、「formation」、「configuration」などがある。これらの単語も「形状」や「構造」を意味するが、それぞれ微妙なニュアンスの違いがある。「structure」は物体の内部構造や組織を、「shape」は外観の形状を、「formation」は形成過程や形成されたものを、「configuration」は部品の配置や配列を指すことが多い。「conformation」に関連する用語・表現
「conformation」に関連する用語としては、「conformational change」、「conformational isomer」、「protein conformation」などがある。「conformational change」は分子の立体構造の変化を、「conformational isomer」は立体異性体を、「protein conformation」はタンパク質の立体構造を指す。「conformation」の例文
1. The conformation of the protein determines its function.(タンパク質のconformationがその機能を決定する)2. The dog has a good conformation for racing.(その犬はレースに適したconformationを持っている)
3. The conformational change of the enzyme was caused by the binding of the substrate.(基質の結合により酵素のconformational changeが起こった)
4. The conformation of the molecule was analyzed by X-ray crystallography.(分子のconformationはX線結晶学により解析された)
5. The conformation of the DNA helix is like a twisted ladder.(DNAヘリックスのconformationはねじれたはしごのようである)
6. The conformation of the horse is suitable for jumping.(その馬のconformationはジャンプに適している)
7. The conformation of the protein was altered by the mutation.(突然変異によりタンパク質のconformationが変わった)
8. The conformation of the building is designed for energy efficiency.(その建物のconformationはエネルギー効率のために設計されている)
9. The conformation of the landscape affects the local climate.(地形のconformationが地元の気候に影響を与える)
10. The conformation of the antibody binds specifically to the antigen.(抗体のconformationは特異的に抗原に結合する)
コンフォーメーション【conformation】
読み方:こんふぉーめーしょん
⇒立体配座
立体配座
コンフォメーション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 13:36 UTC 版)
プラスミドDNAは電気泳動中をかけると、同じDNA長であってもゲル内で異なる速度で泳動されるような、5種類のコンフォメーション(立体配座)をとり得る。電気泳動移動速度の順に、以下のような形状を取っている。 ニックの入ったオープンサーキュラーDNA(Nicked open-circular DNA)。この場合、プラスミドは二本鎖のうち1本の鎖が切断され、ねじれが解消された状態になっている。 緩和された環状DNA(Relaxed circular DNA)。プラスミドDNAは完全に無傷であるが、酵素的に緩和されている(スーパーコイルが除去されている)状態である。 線形DNA。DNA鎖が切断され末端がる状態、あるいは元々生体内で線状である場合である。 スーパーコイル状DNA、または共有結合で閉じた円形(covalently closed-circular)DNA。DNAは完全に無傷であり、両方の鎖が切断されておらず、完全にねじれている状態のものであり、コンパクトな形状になっているものである。 スーパーコイル状の変性DNA。これはスーパーコイル状DNAに似ているが、対になっていない領域があるため、わずかにコンパクトではない。プラスミド調製中に過度のアルカリ条件に晒すことにより発生する可能性がある 一般的な低電圧の電気泳動において、小さな線形のDNA断片の移動速度は、かけられる電圧に正比例する。高い電圧では、大きなDNA断片の泳動速度も連続的に増加するが、その増加割合は小断片の際とは異なってくる。そのため、ゲルの解像度は電圧の増加とともに低下してしまう。 低電圧での泳動では、小さな線状DNA断片の移動速度は、その断片長で関数化することができる。大きな線形断片(20 kb程度以上)では、長さに関係なく特定の固定速度で移動するように見える。これは分子の再吸引(分子の大部分がゲルのマトリックス構造を介して、泳動の先端に位置する断片に引き摺られるように泳動される)ためである。制限酵素による制限消化は、精製されたプラスミドを分析するために頻繁に使用される。これらの酵素は、特定の短い配列でDNAを特異的に切断する。得られた線形フラグメントは、ゲル電気泳動によってバンドに分離することができる。ゲルからバンドを切り取り、ゲルを溶解してDNA断片を抽出することで、任意のDNA断片断片を選択的に取得し精製することができる。 そのタイトなコンフォメーションのために、スーパーコイル状のDNAは、線形またはオープンサーキュラーDNAよりもゲル内をより速く移動する。
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