逐次モデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/28 00:45 UTC 版)
詳細は「逐次モデル」を参照 アロステリック制御の逐次モデルでは、一つのサブユニットのコンフォメーション変化が他のサブユニットに同様の変化を引き起こすとは考えない。つまり全てのサブユニットが同じコンフォメーションをとっている必要はない。さらに逐次モデルでは、基質分子が誘導適合モデルによって結合するとしている。一般的には、サブユニットがランダムに基質分子と衝突した時、活性中心が基質を包み込まなければならない。この誘導適合はサブユニットをT状態からR状態に移行させるが、近接サブユニットの構造を変化させることはない。その代わり、一つのサブユニットに基質が結合すると他のサブユニットの結合部位も基質に結合しやすいように徐々に構造を変えていく。要約すると、 サブユニットは同じコンフォメーションを取っている必要はない。 基質分子は誘導適合モデルで結合する。 コンフォメーション変化は全てのサブユニットに伝播することはない。 基質結合は近接サブユニットの基質親和性を高める。
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