ニューマン投影式とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 化学 > 化学式 > 投影式 > ニューマン投影式の意味・解説 

ニューマン投影式

(ニューマン投影図 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/08 09:31 UTC 版)

ゴーシュ配座の1-ブロモ-2-クロロエタンのBall&Stickモデル(図左、中)とNewman投影式(図右)

ニューマン投影式(ニューマンとうえいしき、: Newman projection)は特定の化学結合、すなわち1つの結合とその両端の原子側鎖についての立体配座を表現するための構造式である。

1955年にメルヴィン・ニューマンによって分子の立体配置立体配座を表現する方法として提案された[1][2]。特にエクリプス配座ゴーシュ配座アンチ配座といった単結合についての立体配座を表現したいときに用いられる。

ニューマン投影式は、以下のように構築される。

  1. 注目している結合の結合軸の方向から分子を見て投影する。
  2. 注目している結合を構成しているうち奥側にある原子を円で、手前側にある原子を円の中心の点で表現する。
  3. 注目している結合を構成している手前側の原子から出ている結合は円の中心から出る直線で描く。
  4. 注目している結合を構成している奥側の原子から出ている結合は円周から出る直線で描く。

参考文献

関連項目

外部リンク

  1. ^ Newman, MS (1955). "A notation for the study of certain stereochemical problems". Journal of Chemical Education. 32 (7): 344. Bibcode:1955JChEd..32..344N.doi:10.1021/ed032p344.ISSN0021-9584.
  2. ^ Newman, MS. Record. Chem. Progr. (Kresge-Hooker Sci. Lib.) 1952, 13, 111




ニューマン投影式と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ニューマン投影式」の関連用語

ニューマン投影式のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ニューマン投影式のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのニューマン投影式 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS