ガウディウム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/20 22:00 UTC 版)
「FF:U 〜ファイナルファンタジー:アンリミテッド〜」の記事における「ガウディウム」の解説
異界の支配者。「混沌こそが秩序」を唱え、これまでに数々の異界を飲み込んできた。ひいては外界そして宇宙をも飲み込み、支配しようと企んでいる。伯爵をはじめとして、その部下は皆冷酷非道である。幹部は雲を除いた者たちは、「ガウディウム四凱将」と呼ばれている。 タイラント伯爵 声 - 矢島晶子 / エレナ・カリーヨ 飛空宮廷ガウディウムに居を構える異界の支配者。自らを「混沌王」、「神」と名乗る。彼の登場するシーンは食事シーンであることが多い。普段は子供の姿をしているが、アニメ24話及び最終話では真の姿「カオスタイラント」へと変貌する。座っている椅子は身体の一部であり、カオスタイラントに変貌する際は椅子と同化する。見た目に違わず、子どもっぽい性格で万能感を得た子どもの如くわがままに振る舞っている。最終話で自らをミストにした「雲」を取り込むが、逆に動きを封じられ、自らを砲撃獣にした「風」に倒される。彼の食する料理の材料は、異界にいる人々の負の感情である。 オスカー 声 - 石井康嗣 / ブライアン・ジェプソン ガウディウム四凱将の一人。慇懃無礼を形にしたような道化師で、傀儡術を得意としている。伯爵の執事のような役割を担っており、先代の混沌にも仕えた。体をクネクネさせる身振りが特徴である。仮面を付けているため素顔は見えないが、時折不気味な眼を覗かせる。しばしば伯爵の八つ当たりの対象にされている(スープの入った皿をぶつけられるなど)が、特に意に介する様子は見られない。その内容は一切として知れず、またその正体も明らかにされていない。混沌自身であるような口振りで話すこともある。名前は「Chaos(混沌)」のアナグラムになっている。最終話でガウディウムの崩壊と共に混沌に落ちていったが、実は生きており「外界の章」では新たな伯爵となったヘルバに仕えている。 フングス 声 - 郷里大輔 / グラント・ジェームズ ガウディウム四凱将の一人。軍人気質で野心に富み、常にパイプをくゆらせている。刻まれても焼かれても胞子として蘇ることから、「不死身のフングス」とあだ名される。その際、小人のようなサイズで復活するため、元のサイズに戻るには多少の時間がかかる。伯爵に従ってはいるが、野心があり異界を征服したがっていた。他の四凱将に比べて義理人情に厚いためか、最終的にオスカーに裏切られ、「風」との激闘の末に戦死する。最期の台詞からすると、死にたがっていた模様。かつて異界に飲み込まれた「キノコゾーン」を故郷にもつ。名前は「菌類」という意味。 ヘルバ 声 - 植田佳奈 / ジェシカ・スモーリンス ガウディウム四凱将の一人。植物系モンスターを従える。人に対して「-ちゃん」を付けて呼ぶ。アニメの最後で混沌に落ちて死んだかに思われていたが、実際は生きており「外界の章」からはタイラント伯爵に代わって新たな伯爵となる。それと同時に頭のつぼみが開花している。口癖は「ハグハグしちゃうぞー」。伯爵の配下だった当時はヘルバ自身の思想などは不明だったが、「外界の章」では『世界を自分の植物で埋め尽くす』と一応の理想らしきものが描かれている。 ピスト・シャーズ11世 声 - 子安武人 / エドウィン・ニール ガウディウム四凱将の一人。海を統べる魔人で、部下も海のモンスター。「データ収集」が口癖で、狡猾な策略を得意とするが、データに拘りすぎるゆえか機転はあまり利かず、データに無い相手や能力に直面した際はとっさの対応が出来ないことも多い。芝居がかった大げさな言動を特徴とし、お調子者のような面も見せる。青緑色のヒトデと人間が融合したような身体を持ち、目は胸部に、口は後頭部に付いている。水鉄砲のような特殊な銃が武器だが、自ら戦うことは少ない。魔剣士を一方的にライバル視している。体が液体で出来ているためフングスと同様に不死身に近い。「雲」によりミストにされ、そのまま使用されるという特殊な倒され方をする。「風」の魔銃を奪い「究極の召喚獣」の召喚を試みるも、失敗する(しかもこの時、「風」の決め台詞と演出を真似た)。 魔剣士 通称:白い雲 声 - 石田彰 / J・シャノン・ウィーバー 魔剣と呼ばれる白い剣を操る謎の剣士。アンリミテッドの一人。「ミスト(瓶詰めにされた特殊な気体)」を使って「一刀獣」または「双刀獣」を召喚する。伯爵の食客だが実力は四凱将に匹敵あるいは上回るほどの技量を誇り、つかの間であるがフングス存命中に五凱将に数えられるほど。かつて存在した国「ミステリア」でも最高の戦士であった。ある目的のために伯爵の元に籍を置き、黒き風に幾度となく重傷を負わせている。黒き風にとってはライバルであると同時に失われた記憶のカギを握る人物でもある。風同様に寡黙であまり多くを語る性格ではない。 彼の技は全てに「白」を含む単語が付いている。 魔道士 通称:赤い霧 声 - 田中秀幸 / デビッド・ストーキー 白い雲の兄。故人だが、ある無念からオスカーの傀儡術によって甦る。フレアソードから炎を生み出す「魔道士」であり、弟と同様に「ミスト」を操るほか、魔法も使用する。「外界の章」ではミストのみで弟を助ける。 クルクス 声 - 井上喜久子 / サマンサ・イノウエ・ハート オスカーに生命を吹き込まれた、命令を実行する人形。主に偵察役として使われる。人間の言葉は理解できるが、自分では「くっくるゆー」としか話せない。心は持っていないはずだったが、自分の意思でオスカーに背き、反逆した白い雲を手助けした。後に「くっくるでゅー」と話す「クルクス2号」も作られる。「外界の章」ではミストを失った白い雲の新たな武器であるクルスソードとなる力を得る。 ソルジャッシー 声 - 成田剣 「外界の章」からの登場キャラクターで、タイラント伯爵亡き後のガウディウム新凱将。形式張ることを好む。既存の用語を企業的な用語に置き換えて話すサラリーマンを思わせる言動を取り、「48時間働く外界侵食推進事業部長」という肩書きを名乗っている。肉体はドルクという人物のものであり、手持ちのブリーフケースが本体(肉体は時々ドルクの意識を取り戻す)である。特殊な名刺を用い、無機質をモンスターに変えることができる。
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