インボイス
英語:invoice
インボイスとは、「送り状」を意味する英語であり、一般的には貿易における取引内容が記された文書のことである。あるいは、消費税の仕入税額控除の方式として2023年に導入される「適格請求書等保存方式」の通称である。
貿易に用いられる書類としてのインボイスは、売買される品目やその数量、価格、売り手と買い手、等々、取引にかかる一通りの情報が記されている、通関手続き上の最重要書類である。送り状の役割に加えて請求書としての役割もあり、「送り状兼請求書および取引の明細を記した証明書」を指す用語が「インボイス」である、とも言い得る。インボイスのフォーマット(書式)は日本の商習慣における「送り状」や「請求書」よりも細かい。
インボイスは従来、半ば貿易用語として用いられてきたが、日本国内でも複数の消費税率に対応する制度として「適格請求書等保存方式(いわゆるインボイス制度)」が導入されることになり、「インボイス」の語は貿易の文脈に限った用語ではなくなりつつある。いわゆるインボイス制度は「売り手が、買い手に対して正確な適用税率や消費税額等を伝えるための手段」と位置づけられており、簡易に「税額票」と呼ばれることもある。2018年からビジネス系メディアを中心に「2023年にインボイス(税額票)制度が始まる」という言い方がインボイスに言及される例が増えている。
インボイス【invoice】
インボイス
インボイス
インボイス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 20:12 UTC 版)
株式会社インボイス(英: INVOICE INC.)は、法人向け一括請求サービスや集合住宅向けインターネットサービスを主たる事業[2]としている日本の企業である。
- ^ a b c d e f 株式会社日本政策投資銀行と共同投資による株式会社インボイスの株式の取得(連結子会社化)に関するお知らせ 芙蓉総合リース 2018年9月14日
- ^ 株式会社インボイス 会社概要 株式会社インボイス公式HP 2019年5月18日
- ^ 芙蓉総合リース<8424>、法人向け一括請求サービスのインボイスを子会社化M&A online 2018年9月14日
- 1 インボイスとは
- 2 インボイスの概要
- 3 外部リンク
インボイス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 21:09 UTC 版)
西武は2004年、経営改善策の一環として一軍本拠地の西武ドームと二軍のチームの名称について命名権を売却することとなった。企業向け通信料金一括請求サービスを主たる事業としているインボイス(以下「インボイス社」)が取得に名乗りを上げ、12月29日に二軍の命名権を3年契約で取得することに合意、翌2005年シーズンから球団名を「インボイス」とすることを発表した(西武ドームの命名権に関する詳細は、同項の命名権を参照)。 本拠地は今まで通り西武第二球場を使用。チーム名の前後にはニックネームや地名などは入っておらず、単純に「インボイス」が登録上のチーム名となった。ユニフォームのデザインは、基本的には一軍が使用する西武ライオンズのものと同様で、胸の「LIONS(ホーム用)」「SEIBU(ビジター用)」のロゴが「INVOICE(ホーム・ビジター共)」となり、帽子のロゴは「レオ」ではなく、インボイス社のマークになっていた。 インボイス社は当初、この命名権取得契約について10年以上の長期契約を望んでおり、契約切れとなる2006年には西武側に契約を更新したい旨を再三伝えてきたが、西武側は「ドームの契約は2006年限りで満了とし、以後は更新しない」とインボイス社側に通告。このためインボイス社は2006年9月に契約更新を断念。3年契約の二軍についても契約を解除する方針を決定し、いずれも「インボイス」の名称は同年限りとなった。
※この「インボイス」の解説は、「埼玉西武ライオンズ (ファーム)」の解説の一部です。» 「埼玉西武ライオンズ (ファーム)」の概要を見る
インボイス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 23:36 UTC 版)
インボイス方式とは「課税事業者が発行するインボイスに記載された税額のみを控除することができる方式」であり、複数税率が導入されている欧州各国で採用されている。インボイスは、古くから国境を越える取引が盛んに行われてきたヨーロッパでは、商取引慣行として定着してきた。欧州連合の前身である欧州共同体において、1960年代後半より仕入税額控除を組み込んだ付加価値税システムを導入される際に、仕入税額を確認するのに最適な書類。 日本は消費税導入時に日本の取引慣行や納税義務者の事務負担に配慮するといった観点から、帳簿上の記録等に基づいて控除する「帳簿方式」が採用されていた。しかし、「帳簿方式は実態として十分に機能しているが、納税者自身が作成した帳簿を要件にして税額控除ができるというのは消費税制度に対する信頼性の点で疑問であるとの国民の声が大きい」との指摘があり、「帳簿の保存に加え、取引の相手方(第三者)が発行した請求書等という客観的な証拠書類の保存を仕入税額控除の要件とする方式」 である「請求書保存方式(日本型インボイス方式)」が導入されている。 欧州の付加価値税で導入されているインボイスを、日本の消費税方式においても導入を望む意見もある。日本はインボイス方式が導入されていないため、付加価値税の徴税の正確さが劣っている可能性が高いとの指摘があるが、必ずしもインボイス方式を導入したからといって消費税制度の正確性が向上するものではない。 高橋洋一はインボイスを導入していないため、3兆円程度の税収漏れが発生していると指摘しており、同制度を導入すべきと提言している。高橋は、インボイス方式の導入が所得捕捉の向上にも寄与し、消費税収の向上につながると指摘している。 中央大学大学院法務研究科教授で元財務官僚の森信茂樹はこの3兆円という金額は誤った計算方式による算出であるとの指摘をしている。森信は、インボイス方式の導入が所得捕捉の向上にも寄与するという「インボイス神話」は、仕入税額控除制度の在り方に関する冷静な議論を誤らせるものであり、問題であると指摘している。
※この「インボイス」の解説は、「日本の消費税議論」の解説の一部です。» 「日本の消費税議論」の概要を見る
「インボイス」の例文・使い方・用例・文例
- 私はインボイスを修正しました。
- 両方の荷物にコマーシャルインボイスを付けて送ってください。
- 私と山田さんにインボイスを送ってください。
- 前回のメールに添付されていたインボイスを見落としておりすみません。
- 私は添付されたインボイスを確認しました。
- あなたはインボイスなどの書類をいつごろ入手できますか?
- そのインボイスは既に発行済みです。
- 私はインボイスをお送りします。
- インボイスをお送りします。
- 私はそのインボイスをメールで送りました。
- 私はメールにそのインボイスを添付しました。
- そのインボイスが欲しいのです。
- あと2つのインボイスを受け取っています。
- 私はそのインボイスを発行します。
- 私はそのインボイスを送らせて頂きます。
- そのインボイスは添付されていますか?
- このインボイスの内容で良いですか?
- あなたはそのインボイスを差し替えてください。
- 彼らはそのインボイスの金額を間違えて通関へ申告しました。
- あなたは私に早くそのインボイスを送ってください。
インボイスと同じ種類の言葉
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