アヴァロン東中野の住人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/25 23:06 UTC 版)
「円卓生徒会」の記事における「アヴァロン東中野の住人」の解説
紅龍 亜砂(こうりゅう あさ) この物語の主人公であり、語り手。ヘタレで気弱でいつもクラスメイトにパシリをさせられていた。しかし初めて異世界を冒険した事で自信がついたのか、夏休み明けに「パシリはしない」と強気に宣言し亜砂をパシリに使っていたクラスメイトを驚かせた。ややシスコン気味で、姉からいろいろなことを経験させられている。あだ名は「ちゅう太」、「ネコアソバレくん」。ひょんなことから異世界の王となってしまい平日は普通の高校生、土日は異世界の王という二重生活を送ることになった。家事全般に優れており、特にカレーが得意。ブリタニアの政権は、亜砂の作るカレーによって維持されているとの発言もある。元キャラはアーサー王。 子猫遊 鞠(ねこみや まり) 亜砂の天敵。男子には自分からは絶対に話しかけない。しかしパシリをさせられていた亜砂に「何でパシリなんてするの?」などと話しかける。性格はちょっとわがままかつ子供っぽい。実は猫憑きの魔女であり、髪から突き出たリボンをほどくとネコミミがついている。男子からの人気も高いが、告白されても全て断っている。また告白した男子はフラれた経験のない奴らばかりだったのでショックのあまり中退したり登校拒否したり奥州に旅立ち出家したりしたらしく、それ以来男子からは恐れられて距離を置かれている。 亜砂の姉のモーガンの素人魔法で召還され、亜砂の下僕になる様に契約させられる。モーガンは、弟の亜砂へ誕生日プレゼントとして鞠をメイドと称して送った。しかし鞠自身は、亜砂を自分のペットにすると言い出す。魔力はかなり高く、水中に沈んでいたキャメロット城を浮上させることすらできる。初期は魔力は高いもののその扱い方を知らないために魔法使いとしての活躍は少なかったが、最近は徐々に名実ともなう大魔法使いに成長しつつある。元キャラは魔術師マーリン。 ラーンスロット 円卓の騎士の初期メンバーの1人にしてブリタニア政権の外交担当。聖剣・アロンダイトの使い手でその実力は騎士団最強。フランス出身でブルターニュのアンヌ女王の義理の娘。実の母親は湖の妖精・ニミュエと呼ばれる女神であり、半神半人の存在。背中に天使のような翼を持つが普段は隠している。その聖眼を直視できる男性は亜砂とオメガのみ。世界を救う救世主として育てられたため責任感や使命感が強く、真面目で純粋な性格。ただ精神的に強いように見えてやはり年相応の少女であり、世間の期待という重圧と戦っていた。かなりピンチに弱いところがあり、限界に達すると二頭身キャラとなって悲観的なセリフを口にしながら草むしりを始める。また、愛する亜砂に関しては人格が変わり、天然かつ一途な性格を発揮して亜沙に過剰な愛情表現で迫りあの手この手で(無意識に)誘惑する。一途ゆえに嫉妬心も強く、亜沙に迫る他の女には実力行使も辞さない。ついには独力で亜砂との子として、ガラハッドを出産した。元キャラはランスロット。ガラハッド ラーンスロットが出産した女の子。名前の由来は、ラーンスロットの幼名から。ラーンスロットが言うには亜砂との子供ということだが、亜砂には全く身に覚えがない。ガーウェインらの証言によれば、ラーンスロットから分裂するように生まれたとのこと。まだ言葉は喋れず台詞は「あうあう〜」が大半を占めるが、亜砂のをまもる騎士として活躍。4巻でまる1冊掛けた冒険を3行で解決するという活躍をしており、ガーウェインは巻末で「パワーバランスが崩れすぎだ」と発言している。元キャラはガラハッド卿。 ガーウェイン 円卓の騎士の初期メンバーの1人にしてブリタニア政権の軍事担当。魔槍・ガラディンを得物とし、午前中のみ魔力が倍増して通常の3倍の強さとなる。アルバ出身でオークニーのモルゴス女王の長女。この世界では男装にあたる男性用のスカート・フェーリアを着用している。男勝りで気がいいが、喧嘩っ早いのが玉に瑕。幼い頃は女の子らしいところがあったが家族を守るために少女騎士となる。小麦色に日焼けした肌をしているが、服を脱ぐと明らかになるようにもともとは色白。4年連続で騎士トーナメントの決勝でラーンスロットに敗れて準優勝に終わったため、ラーンスロットをライバル視している。亜砂のカレーが大好物。生き別れた妹・ガレスとモードレッドを探している。元キャラはガウェイン。 トリスタン 円卓の騎士の初期メンバーの1人。魔弾・ザミエルの矢の射手でその実力はラーンスロットに次ぐ。エリン出身でリオネスの王女であったが、リオネス水没後は双子の妹であるイゾルデと共に叔母であるコーンウォールのマーク女王のもとに身を寄せる。いつでも絶望しており、何かにつけて悲観的なセリフを言う。影が薄いのを気にしている。楽器の演奏も得意としている(ただし演奏すると低気圧を呼び寄せ、聴く者のトラウマを掘り起こして無理やり絶望させるオマケつき)。もともとブリタニアの内政を担当する予定だったがケイに役職を奪われる、主人公なみの活躍をするはずの巻でいつのまにか脇役になりさがる、ボーマンには名前を覚えてもらえないと作者からも扱いが不遇であることを嘆かれている。一度はクスリの力でトリップし、イゾルデをめぐって亜砂ら円卓の騎士団と対立した。そして、正気の戻った後も引っ込みがつかなくなりランサーに従いエリンの代表として亜砂らと戦ったりもした。現在ではもとどおり円卓の騎士団に復帰。亜砂に対して、「なにがおころうとも、自分だけは裏切らないで側にいる」と発言している。イラストレーターの大田からは愛されており、巻末のオマケ漫画では大いに活躍している。元キャラはトリスタン。 ボーマン ネス湖でドルイドをやっていた天然、癒し系の少女。常に微笑んでいるために目が一本線で描かれている。魔術において卓越した才能を持っている。剣術においてもかなりの素質があり、かなりいい加減な呪文でも魔法を使用可能。ただドルイド僧であるため相手を攻撃できないという制約があり、戦闘における活躍はしていない。もともと捨て子だったところをドルイドに拾われる。ガーウェインとの血縁関係はないがガーウェインからは「俺の妹」として扱われている。なお、正式な円卓の騎士リストには真名である「パーシヴァル卿」として登録されている。 グィネヴィア 愛称はネヴィ。外見年齢は6歳ほどだが2万年近くキャメロット城で眠り姫をやっていた。自分を目覚めさせた亜砂の奥さんを自称している。99の秘密武器を有し彼女の存在自体が一種の生物兵器であり、設定上は武力100。数値だけ見ればラーンスロットを上回る強さを持つ。普段は亜砂たちの通っている高校の近くにある小学校に通学している。元キャラはアーサー王の王妃・グィネヴィア。
※この「アヴァロン東中野の住人」の解説は、「円卓生徒会」の解説の一部です。
「アヴァロン東中野の住人」を含む「円卓生徒会」の記事については、「円卓生徒会」の概要を参照ください。
- アヴァロン東中野の住人のページへのリンク