かんねん‐ろん〔クワンネン‐〕【観念論】
観念論
観念論(唯心論)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/24 03:06 UTC 版)
世界の根本的な原理は何らかの精神的性格を持つとする考え方。唯心論はしばしば観念論と同義とされるが、観念論は狭義においては独我論をさすこともある。 狭義の観念論(⇔実念論) 外界を一切否定し、純粋な観念そのものを根本原理とする考え方。独我論。バークリー、シュテルナーなどがこの立場に分類される。 素朴実在論 外界は意識から独立に存在しており、なおかつ感覚知覚を通して意識的に知覚される現象は即ち外界であり、それは実在(現実)の忠実な模写、反映であると見做す立場。 現象論 (phenomenalism) 物自体の認識を断念し、感覚知覚を通して体験された現象のみで満足するか、あるいは現象の背後(にあるであろう)物自体の存在を否定し、意識に与えられた事象(即ちここでは現象)のみに実在と認める立場。無論一元的。唯現象論。 先験論 (transcendentalism) カントや、新カント派の批判主義哲学をこう呼ぶ。あらゆる感覚に先立つ根本原理を精神の側に存在すると主張する立場。また超感覚的認識を主張するエマーソンやヘーゲルもこれに含まれる。超越論。先験主義。
※この「観念論(唯心論)」の解説は、「世界観」の解説の一部です。
「観念論(唯心論)」を含む「世界観」の記事については、「世界観」の概要を参照ください。
「 観念論」の例文・使い方・用例・文例
観念論と同じ種類の言葉
- 観念論のページへのリンク