士族とは? わかりやすく解説

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し‐ぞく【士族】

読み方:しぞく

明治維新後、もと武士階級属した者に与えられ族称華族の下、平民の上置かれた。第二次大戦後に廃止


士族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/30 06:22 UTC 版)

士族(しぞく)は、明治維新以降、江戸時代の旧武士階級や地下家公家寺院の使用人のうち、原則としてを受け取り、華族とされなかった者に与えられた身分階級の族称である。法律上平民と比しての特権はなかったが、戸籍に表示された[1]第二次世界大戦1947年(昭和22年)5月3日の日本国憲法[2][3][4][5][6][7]施行により士族は他の身分とともに廃止された。戸籍の記載事項としての廃止は、1947年12月22日公布、1948年1月1日施行の戸籍法により行われた。


  1. ^ 精選版 日本国語大辞典『士族』 - コトバンク
  2. ^ 日本国憲法 - e-Gov法令検索
  3. ^ a b 日本大百科全書(ニッポニカ)『士族』 - コトバンク
  4. ^ 日本国憲法 第14条 山梨県
  5. ^ 日本国憲法 第14条 水戸市
  6. ^ 日本国憲法 第14条 武蔵野市
    子どもと おとなの 日本国憲法
  7. ^ 日本国憲法 第14条 逐条解説
  8. ^ 井上好人 2003, pp. 7–8.
  9. ^ 井上好人 2003, pp. 9–10.
  10. ^ 落合弘樹 1999, pp. 37.
  11. ^ 落合弘樹 1999, pp. 41–43.
  12. ^ 地士は高松藩郷士階級に与えられた固有の族称で、『藩制一覧』では士族扱いとなっている。明治5年に646戸、3316人(0.01%)。
  13. ^ 明治5年から明治9年までの統計は『国勢調査以前日本人口統計集成』収録の『内務省戸籍局年報』による。
  14. ^ a b 皇族人員を除く本籍人口。
  15. ^ (a) 呉文聡, 「府藩県所轄並石高」, 『統計集誌』5号, pp. 9–22 (1882). (b) 呉文聡, 1882,「人員表」『統計集誌』8号, pp. 96–107 (1882). 府藩県三治制下で各府藩県から上申された数字を集計したもので、期日が統一されていない、調査漏れが多分にあるなど色々統計上の問題があるが、卒族解体直前の人口の目安として掲載する。
  16. ^ 我妻東策, 『明治社会政策史』, 三笠書房, 1940年.
  17. ^ 安田三郎, 『社会移動の研究』, 東京大学出版会, 1971年.
  18. ^ 小田部雄次 2006, p. 30-134.
  19. ^ 羽生道英著『伊藤博文 近代国家を創り上げた宰相』(PHP研究所2004年) 113頁参照。
  20. ^ 浅見雅男著『華族誕生 名誉と対面の明治』(中央公論社1999年) 72頁参照。
  21. ^ 旺文社日本史事典 三訂版『士族』 - コトバンク
  22. ^ 永島辰五郎画『士族の商法』(国立国会図書館蔵)
  23. ^ 早稲田大学産研シリーズ18[1]
  24. ^ 王子ハ華族ノ家族筑登之以上ハ士族ニ准ス」 アジア歴史資料センター Ref.A01000035700 「藩人身分法律上処分」 アジア歴史資料センター Ref.A01000035800 
  25. ^ 玉城 毅「近世琉球における無禄士族の私有地獲得
  26. ^ 園田英弘広田照幸・浜名篤著『士族の歴史社会学的研究 -武士の近代-』(名古屋大学出版会1985年)55頁参照。
  27. ^ 『日本帝国統計年鑑』および『日本帝国静態統計』記載の本籍人口による。
  28. ^ a b 明治9年1月1日付の人口を100とする。
  29. ^ a b 比較的士族の割合が高いとされる鹿児島県大隅国熊毛郡馭謨郡大島郡の三郡を中心に、続籍不詳の者が明治12年1月1日調で48万4841人、明治13年1月1日調で32万1695人いるため、実際よりも士族人口の割合が低く算出される。
  30. ^ 園田英弘・広田照幸・浜名篤前掲書(名古屋大学出版会、1985年)23頁参照。
  31. ^ 園田英弘・広田照幸・浜名篤前掲書(名古屋大学出版会、1985年)98頁参照。
  32. ^ 園田英弘・広田照幸・浜名篤前掲書(名古屋大学出版会、1985年)23頁より転載。ただし表枠組を一部改編。
  33. ^ 園田英弘・広田照幸・浜名篤前掲書(名古屋大学出版会、1985年)98頁より転載。ただし表枠組を一部改編。なお、資料は『日本帝国統計年鑑』を下に作成されている。
  34. ^ 竹内洋著『学歴貴族の栄光と挫折』(中央公論社、1999年) 171頁参照。
  35. ^ 竹内洋前掲書(中央公論社、1999年) 173頁より転載。数値は『文部省年報』より集計され、五高中のみ『五高五十年史』(1939年)巻末資料付録を参照し作成されたものである。
  36. ^ 竹内洋前掲書(中央公論社、1999年) 173頁より転載。数値は各学校一覧を参照し作成されたものである。
  37. ^ 園田英弘・広田照幸・浜名篤前掲書(名古屋大学出版会、1985年)86頁より転載。ただし表枠組を一部改編。なお、一連の資料は秦郁彦著『戦前期日本官僚制の制度・組織・人事』(東京大学出版会、1981年)参照の下作成されている。
  38. ^ 園田英弘・広田照幸・浜名篤前掲書(名古屋大学出版会、1985年)87頁より転載。ただし表枠組を一部改編。なお、一連の資料は秦郁彦著『戦前期日本官僚制の制度・組織・人事』(東京大学出版会、1981年)参照のもと作成されている。
  39. ^ 園田英弘・広田照幸・浜名篤前掲書(名古屋大学出版会、1985年)90頁より転載。ただし表枠組を一部改編。なお、一連の資料は『日本帝国統計年鑑』参照のもと作成されている。
  40. ^ 川口素生『小和田家の歴史 雅子妃殿下のご実家』(新人物往来社2001年ISBN 4-404-02951-9 p37~p40)
  41. ^ 『岸信介傳』 27頁
  42. ^ 『岸信介傳』25、26頁
  43. ^ 『歴史の流れの中に 最後の内務大臣安倍源基』上 102-103頁



士族

出典:『Wiktionary』 (2017/08/10 08:30 UTC 版)

名詞

(しぞく)

  1. 明治維新武士階級

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