第64回国会 第64回国会の概要

第64回国会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/09 00:26 UTC 版)

概要

1960年代は、日本高度経済成長に伴って、公害問題が悪化していった。また、法律経済活動を優先させるような面を持っていたため、効果があまりなかった。

そこで、1970年7月に内閣総理大臣を本部長とする公害対策本部が設けられた。また、関係閣僚からなる公害対策閣僚会議を設置し、公害対策の基本的な問題についての検討を行った。この体制下で、公害関係法令の抜本的な整備を目的として、「公害国会」が開かれた。ここで、公害関係14法案が提出され、可決・成立した。

この公害国会の後、環境政策の進展のために、環境庁(現:環境省)が設置されることとなった。

この国会は日本国憲法第53条に基づき一方の議院の総議員の4分の1以上の要求による臨時会であるが、1970年6月1日に要求されたのに対して176日後の11月24日に召集したのは、日本国憲法史上最も遅い記録となっている。

主な内容

  1. 公害の防止に対する国の基本的な姿勢の明確化
  2. 公害の範囲の明文化
  3. 規制の強化
  4. 自然環境保護の強化
  5. 事業者責任の明確化
  6. 地方公共団体の権限の強化

可決成立した法案

新規

改正

脚注

[脚注の使い方]

外部リンク




「第64回国会」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「第64回国会」の関連用語

第64回国会のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



第64回国会のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの第64回国会 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS