盤外戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/15 08:33 UTC 版)
チェス
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国際チェス連盟が管轄する公式な大会では、中立的な立場のアービター[注 3]達が、対局中の盤外戦について監視を行っている。
かつては頻繁に引き分けの申請をすることで、相手の思考を妨害するなどのマナー違反が野放しであったため、現在では「どのような方法であっても、対局者を動揺させる行為は禁止」と規則に明文化されており、間違った指し手や時間切れの指摘、引き分けの申し出以外に相手に話しかけることも禁止している。引き分けの申し出についても、自分が不利な局面で何度も申し出るなど、アービターが妨害行為と判断すれば、反則負けとなる。
また2006年にはウラジーミル・クラムニクが対局中に頻繁にトイレに立つため、相手陣営から不正行為(ソフトによるカンニング)の疑いがあるとしてクレームを受けるなど、近年では対局中の挙動[注 4]や服装[12]についても厳しくなっている。
麻雀
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競技麻雀の主要な団体の競技規則では盤外戦について明文化された罰則などはない。このため、長考や小手返し、強打のようにフリー雀荘ではマナー違反とされる行為が放置されていることもあるが、不必要な私語の禁止のように暗黙の了解となっている事項もある。
脚注
関連項目
注釈
- ^ ただし、これに関しては、羽生を将来のタイトルホルダーと見込んだ大山が、地方対局の多いタイトル戦の雰囲気を羽生に体感させるために行ったとする見方もある。(椎名龍一『羽生善治 夢と、自信と。』)なお、日本将棋連盟発行の「大山康晴名局集」(P410~、2012年)に収録されているこの対局の自戦記では、大山は対局場の移動に触れていない。
- ^ 後にニコニコ生放送において「ひふみんアイ」と名付けられる。ちなみに石田和雄も同様の行為を頻りに行う傾向があった。
- ^ 申し立ての仲裁などを行う資格を持った審判員。
- ^ 自分の手番では、駒を移動するまで着席している必要があり、相手の手番でも席を外す際はアービターに許可を得る必要がある。
出典
- ^ a b c d e f g 河口俊彦『大山康晴の晩節』(新潮文庫、ISBN 978-4101265131)
- ^ 佐藤天彦『理想を現実にする力』朝日新聞出版、2017年、66頁。ISBN 978-4-02-273714-4。
- ^ a b c 『現代に生きる大山振り飛車』 藤井猛・鈴木宏彦、日本将棋連盟、2006年12月、ISBN 978-4-819-70232-4
- ^ 「別冊NHK将棋講座 もう一度見たい!伝説の名勝負」P137~138、NHK出版 2011年2月
- ^ ザ・王将戦(大山王将の二上八段向け盤外作戦) | 将棋ペンクラブログ
- ^ 『勝負師』(朝日新聞社、ISBN 978-4022598578)
- ^ 1982年小学生名人解説会
- ^ 原田泰夫 (監修)、荒木一郎 (プロデュース)、森内俊之ら(編)、2004、『日本将棋用語事典』、東京堂出版 ISBN 4-490-10660-2 pp. pp.124-127
- ^ 加藤一二三「将棋名人血風録」角川書店、2012年、P116
- ^ 『日本将棋用語事典』p.124 斜体部はここからの引用。なお、日本将棋連盟 2004年『米長邦雄の本』でもこの逸話が紹介されているとのことである。
- ^ 藤井猛竜王(当時)「特別対局室で指したい」 将棋ペンクラブログ、2017年1月16日(2017年7月5日閲覧)。
- ^ European Chess Union introduces 'no cleavage' dress code
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