菌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/05 14:05 UTC 版)
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近代には「菌類」、つまりキノコに似ていると考えられた生物の雑多なグループを指すようになった。この意味での「菌」は、学名の「‐mycota」「‐mycetes」など (ギリシア語で「キノコ」) の訳語であることが多い。
菌類には、互いに類縁関係の乏しい多くの系統が含まれる。その中で代表的なのはキノコ・カビ・酵母などを含む真菌で、菌・菌類という言葉で真菌を指すこともある。例えば、「菌界」は真菌の分類群である。
さらに、後になって発見された微小な生物であるBacteria(バクテリア)にも「細菌」という単語が当てられた。一般に耳にする○○菌(結核菌や乳酸菌など)の殆どは細菌に属する。菌という漢字が使われているが、狭義の菌類ではない。
また、1990年になってBacteriaから切り離されたArchaea(アーキア)にも「古細菌」という単語が当てられている。これも菌や細菌という漢字が使われているが、狭義の菌類でも細菌でもない。
- 1 菌とは
- 2 菌の概要
- 3 「菌」と呼ばれる生物
菌と同じ種類の言葉
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