未来 未来の概要

未来

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/13 05:22 UTC 版)

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  1. これから来る[1]。「将来」[1]
  2. 仏教用語。三世のひとつ。未来世。死後の世。来世。後世。
  3. 文法用語。西欧語などの文法における、時制のひとつ[1]。過去、現在、未来という3時制のひとつで、これから実現することを表現するための語法。

「瑞祥語」としても使用される。また、副詞として用いられることもある。

概要

未来のクリスマスの幽霊がスクルージに彼の将来を見せる。ディケンズクリスマス・キャロル』より。

未来(みらい)は、時間の中で現在の後に来るものである。時間物理法則が存在する限り未来の到来は避けられないものとされる。実在の明らかな性質および未来の不可避性により、現在存在し将来も存在することになるものは永続的なものと一時的な物の二つに分類される。永遠という概念と未来とは哲学宗教科学の主要な主題であり続けてきたし、これらを議論の余地なく定義づけることは精神的に最も偉大な人々にもできないでいる[2]。時間を直線的なものとみなす西洋文明においては未来とは一方向に伸びていく時間のうち起こることが予期される部分である[3]特殊相対性理論においては未来は絶対的未来、つまり未来光円錐だとされる[4]

時間の哲学において現在主義という立場が存在するがこれは現在だけが存在し過去や未来は存在しないとするものである。宗教ではカルマ来世終末論といった問題を扱う際に未来に関する考察がなされる。予言者占い師といった宗教家は未来を見通せると主張する。未来を予知予測するための体系的な研究は先人たちの天体観測から起こってきた。

未来学とは未来に起こりそうなことを想定する学問・技術・実践である。現代の未来学者は画一的な未来よりも代替的・多元的な未来を強調し、ありうる好ましい未来の創造に対して予想や可能性の限界を強調する。

未来はいくつかの芸術運動や文化範疇を通じて探求されてきた。20世紀初頭の未来派絵画彫刻詩歌演劇音楽建築さらには美食といったあらゆる芸術形式を探求した。未来派は過去の思潮、特に政治・芸術における伝統を毛嫌いした。代わりにスピード技術暴力といったものへの愛を支持した[5][6]。未来派音楽には機械への敬意、機械の導入、機械の模倣があった。未来派は他の芸術領域を取り込んでいったが、最終的には工業デザイン、織物、建築を取り込むに至った。

文法

文法における「未来」とは、時制のひとつである。これから実現することとして記述する場合に用いる語法である。西欧語では一般に動詞語形変化によって時制が示される。英文法などでは「未来形」とも。




  1. ^ a b c 大辞泉
  2. ^ Hastings, J., Selbie, J. A., & Gray, L. H. (1908). Encyclopædia of religion and ethics. Edinburgh: T. & T. Clark. Page 335–337.
  3. ^ Moore, C.-L., & Yamamoto, K. (1988). Beyond words: movement observation and analysis. New York: Gordon and Breach. Page 57. (cf., The representation of time as a linear, unidirectional progression is a distinctly Occidental point of view.)
  4. ^ Eddington, A. S. (1921). Space, time and gravitation; an outline of the general relativity theory. Cambridge: University Press. Page 107.
  5. ^ Umbro Apollonio (ed.), Futurist Manifestos, MFA Publications, 2001 ISBN 978-0-87846-627-6
  6. ^ a b The Founding and Manifesto of Futurism”. italianfuturism.org (Originally published on Le Figaro,Paris, February 20, 1909). 2010年7月29日閲覧。
  7. ^ You Can't Travel Back in Time, Scientists Say | LiveScience
  8. ^ Gaddis, John Lewis (2002). The Landscape of History: How Historians Map the Past. New York: Oxford University Press. pp. 56. ISBN 978-0-19-517157-0   
  9. ^ Broad, C.D. (1923). Scientific Thought. New York: Harcourt, Brace and Co.. http://www.ditext.com/broad/st/st-con.html 
  10. ^ Vol.1 of Buddhist Logic, 1962, Dover: New York. 70-71.
  11. ^ agnositic”. Merriam-Webster. 2014年8月2日閲覧。
  12. ^ Martin, Marianne W., p.186
  13. ^ Heinlein, Robert A.; Cyril Kornbluth; Alfred Bester; Robert Bloch (1959). “Science Fiction: Its Nature, Faults and Virtues”. The Science Fiction Novel: Imagination and Social Criticism. University of Chicago: Advent Publishers 
  14. ^ Marg Gilks, Paula Fleming and Moira Allen (2003年). “Science Fiction: The Literature of Ideas”. WritingWorld.com. 2008年5月30日閲覧。


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