ニフティサーブ ニフティサーブの概要

ニフティサーブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/05 09:38 UTC 版)

沿革

サービス開始にあたって

1984年には世界最大のネットワークコミュニティとして確立していたCompuServeの日本版を作るという構想は複数の会社が持っており、同じ頃にはCompuServeに三菱商事アスキー等から打診はあったが、CompuServeに英語圏以外に進出する気はなく、運営に関するノウハウをライセンスしてもいいという態度であった。その上、CompuServeが要求するライセンス料が高額であったため実現していなかった。1985年富士通と日商岩井(現・双日)がライセンス料を折半する話になり、CompuServeとの交渉の上、三井物産が既にライセンス獲得に向けた交渉を行っていたが、富士通・日商岩井がライセンスを受けることになった。

1986年2月4日に日商岩井、富士通が社員をそれぞれ7名出向させ、合弁企業としてエヌ・アイ・エフ(NIF)を設立した。翌1987年4月15日に正式サービスが開始された。エヌ・アイ・エフは公式にはNetwork Information Forumの略称であるとされる[注 1]。通信サービス名はエヌ・アイ・エフとCompuServeを組み合わせてNIFTY-Serveとした。この関係から、エヌ・アイ・エフは日本におけるCompuServeの代理店ともなった。

ニフティサーブはCompuServeからコマンド形態や画面様式、クレジットカード決済を使用したオンラインサインアップや会員規約の制定、フォーラムの管理をシステムオペレータに委任するという形態のコミュニティなどのノウハウをライセンスとして受けていた。

ホストシステムはCompuServeのものを使用せず新規に開発した。機械は親会社の富士通が作るメインフレームではなく当初から汎用のUNIXワークステーションMC68000使用機、後にはSPARCを使用したSPARCstation)を複数台用いた。一般公衆回線からの接続手段として富士通が構築していたパケット交換網(VAN)サービスFENICS(Fujitsu Enhanced Network for Information and Communication Services、富士通強化型情報通信網サービス)を利用した。

あらゆる端末から接続できるように通信プロトコルは特別な符丁を使わない無手順とし、富士通製以外のコンピュータでも接続できるとした。

ニフティサーブが開始された当時は、パソコン本体にあらかじめモデムが組込まれていなかったため、ニフティサーブやPC-VAN等に代表される商用パソコン通信をはじめとし、草の根BBS等の各種パソコン通信に接続するには電話の受話器に装着する音響カプラやコンピュータのシリアルポートに接続するモデムを別途入手する必要があり、初期の通信速度は300bps程度であった。詳細はパソコン通信#システムの項を参照。

黎明期

サービス開始当初のフォーラムは45個あり、最初のフォーラムマネジャーシステムオペレーター)はニフティサーブ側がその道のプロや事情に精通した文化人へ依頼した。

ニフティサーブはアスキーネットやPC-VANとは違い、最初から有料であり、またホビー以外の実用性を重視したサービス(有料データベース等)を行っていたため多数の法人会員を擁していた。また、料金の支払いはクレジットカード決済のみであったため、会員はクレジットカードを持つ者に限定されていた。

このような事情から、1980年代のパソコン通信はどちらかと言えばPC-VANのほうが活発であった。これが、ニフティサーブの真面目で、堅苦しいとも言われた文化を決定づけた一つの要因といえる。

インターネット普及時代の到来

1990年代前半のニフティサーブは、技術を富士通が、営業を日商岩井がフォローするという形で成長が続いた。システム面では積極的なシステムの改良・拡張を続け、使い勝手に変化のなかった他社よりも充実させていた。コンテンツ面においては、オンラインソフトの充実や他社より積極的なメディアミックスによって知名度も高くなり、急成長の原動力となった。1995年にはパソコンブームに乗じて会員数が100万人を突破。先行していたPC-VANの会員数を突破し、日本最多の利用者を擁するパソコン通信サービスとなった。

しかし、右肩上がりの成長は長く続かなかった。1995年頃から日本でもテキストと画像など様々なメディアを混在して表示できる「インターネット」という存在が注目され始めるようになると、パソコン通信のニフティで通っているブランドは優位性を失う。1996年には会員200万人を突破したものの[1]ニフティの成長が鈍りはじめ、1997年にはほぼ横ばいになってしまった。

この頃、ニフティサーブはサービス開始以来初めて伸び悩むようになり、先進的なコミュニティを求める一部の会員はより栄えている場所を求めてインターネットや、テレホーダイの開始によって二次的に流行した草の根BBSへと流失していった。たとえば、グラフィックデータを主に扱う「FQLD」というフォーラムは1996年になるとほとんど動きが無くなってしまった。

専門的な内容を扱うフォーラムなど、あえてインターネットを利用する必要のないフォーラムは従来どおりの活動を続けるのだが、周囲の会員が減少することによってニフティサーブでは情報が不足するようになり、最新の情報を得るにはインターネットを併用する必要性が生じ始めた。この頃にはホビー方面の話題ではほとんどの場合インターネットの方が先行するようになっていた。

このような状況に対応すべく、1997年10月1日にはNIFTY SERVE INTERWAYを開始し、ニフティサーブのアクセスポイントにダイヤルアップすることなしに,インターネットから直接ニフティサーブにアクセスすることを可能とした[2]。また、1998年4月1日からはインターネット経由接続のみを行う場合は月定額料金とした。

その一方で、ニフティ訴訟(ニフティサーブ現代思想フォーラム事件)など、コミュニティ上での言論のリスクが高くなったことは親会社の富士通や日商岩井のパソコン通信に対する積極的な関心を失わせた。

InfoWebとの統合によるサービスの衰退

1999年11月1日に親会社である富士通の運営するインターネットサービスプロバイダ「InfoWeb」と統合した。併せてCIを「@nifty(アット・ニフティ)」に、ワープロ・パソコン通信のサービス名称を「NIFTY SERVE」に変更した。この時、日商岩井はニフティの経営から撤退している。

合併はニフティ側を存続させるという形で行われたが、今後の主力となるインターネット接続サービスはInfoWeb側のシステムを再構築して提供するという方法がとられることとなり、@niftyのリモートホスト名はnifty.ne.jpではなくinfoweb.ne.jpとなる。このため、旧ニフティサーブの会員管理システムに依存していたワープロ・パソコン通信サービスは新システムの利用者(@nifty会員)からは接続できない事になった。

この事態への対処として、従来からのニフティサーブ会員を新システムに収容せず旧会員として維持する体制が取られた[注 2]が、ワープロ・パソコン通信サービスを必要とする会員のために存続された物であり、@nifty会員向けに提供されているサービスが一部使用できないなど、ニフティサーブを利用する会員に不便を強いる物であった。旧ニフティサーブのシステムを刷新せず温存し、現状のまま維持するという消極的な運営姿勢に転じたことは、ニフティサーブを利用し続けようとする数少ない利用者さえも裏切る展開となる。

2001年頃になるとダイアルアップによるパソコン通信から、テレホーダイ、フレッツISDNなどの定額制が一般的となり、利用がほとんど無くなったフォーラムも多数生じたことから、ニフティは広告等でのニフティサーブの扱いを縮小し、新たに用意した「フォーラム@nifty」(Webフォーラム)の利用、移行を促すようになる。しかし、Webフォーラムはニフティサーブのフォーラムシステムに比べて明らかに劣るものであり、フォーラムを「シスオペ」という名の管理人を中心とした単なる掲示板サイトへ落とし込む物であった。このため、Webフォーラムへの移行を断念して廃止するフォーラムやパソコン通信上に居残るフォーラムもあった。また、Webフォーラムでは旧来からのフォーラムでの文化は馴染まなかったこともあり、新参者が新旧どちらのフォーラムにも来ないと言う致命的な結果を招く事になった。

やがてニフティサーブでの新規の企画も無くなり現状維持のみが行われる状態となり、前衛的であったシスオペや会員の大半はニフティサーブに見切りを付け去っていった。その結果、意欲的なフォーラムは無くなり、残るフォーラムはシスオペや常連がなどでなれ合うだけのものか、最後の発言が数ヶ月(場合によっては数年)前で、書き込んでも誰からも反応が無い廃墟のようなフォーラムが大半になった。このような雰囲気が新参者の参加をいっそう困難にしてニフティサーブは衰退して行った。

サービスの終了

利用者の減少を理由にニフティサーブとして提供していたサービスのうち、「フォーラム」「掲示板」等コミュニケーション系サービスなどが2005年3月31日に、「パティオ」が同年5月31日に、2006年3月31日には「インターウェイ」などを含めた残りのパソコン通信サービスの全てが終了した。

なお、パソコン通信サービス終了と共にTelnet接続による文字通信サービスも終了したため、Webブラウザを持たないワープロ専用機利用者や視覚障害者から批判の声も少なくなかった。

サービス終了まで存在していたフォーラムのいくつかは「フォーラム@nifty」(Webフォーラム)へ移行したが、ニフティサーブ同様に利用が少ない状態が続き、2007年3月31日にWebフォーラムそのものも終了した。

現在

ニフティは現在、インターネットサービスを中心に展開している(詳細は「@nifty」を参照)。また、富士通も2017年にニフティの株をノジマに売却している。

ニフティはニフティサーブでの過去ログやデータライブラリのデータについて、記録を残さない方針を明らかにしており、これらの記録はスタッフや利用者が個々に保管しているものを除いては散逸している。

なお、フォーラム利用者の一部は自主的に新しいサイト・folomyを立ち上げ2007年4月1日より2013年12月31日まで運用したが、このサービスはあくまでニフティとは無関係である。またそれ以外にも自主的に「フォーラム後継サイト」「フォーラムOBサイト」の類を立ち上げたフォーラムは多い。システム的には、独自の掲示板システムを構築した所、XOOPSphpBBなどのフォーラムソフトを採用した所、OpenPNEなどのソーシャルネットのシステムを採用した所、またブログに緊急避難した所などがある。 また、期間限定ながら一部サービスをウェブ上で復活させている。

  • 2011年4月15日より、ニフティ25周年記念として「NIFTY-Serve」体験コーナーを開始[3]
  • 2012年5月24日より、1年間の限定で新「NIFTY-Serve」を開始[4]

概要

入会

ニフティサーブへ入会するためには、導入パック(イントロパック)と呼ばれる加入権が付いた書籍を購入の上でオンラインからサインアップするか、郵便による事務手続きを経て入会手続きを行なう必要があった(イントロパックは後年、市販パソコンやモデムなどにもバンドルされていた)。接続のために必要なカプラやモデムの物理的な接続や通信プロトコルの設定、モデムのATコマンド等は利用者自らが行なう必要があり、これらの設定には通信に関する必要最低限度の知識が求められた。そのため、現在販売されているインターネット接続環境が導入済みのパソコンを使うのとは違って接続に至るまでのハードルが高く、ネット接続に関した知識がない人は嫌でも導入書を読まざるを得ない状態であったことから、最低限度のリテラシーを学ばせる結果にもなった。

接続

一般の電話回線を経由してニフティサーブへ接続する場合は、富士通のVAN網FENICS-ROADを経由して接続する。接続には、日本全国に設けられていたFENICS-ROADのアクセスポイントのうち最寄りのものを選んでダイアルアップする必要があった。初期にはアクセスポイントによっては人口比などの理由で同時に接続できる回線数が少ないものがあり、繋がりにくい場合はあえて市外料金を払ってでも都市部のアクセスポイントへ繋ぐようなこともあった。

そのほかにTYMPAS接続、DDX-TP接続、VENUS-P接続、CompuServe経由、テレターミナル通信経由、インターネット上のTelnetプロトコルなどからのアクセス手段も提供された。

接続の手順は以下の通りである(FENICS-ROAD2の場合)。

  1. コンピュータ(またはワープロ)、モデム(または音響カプラ)の電源を入れる。
  2. コンピュータの通信ソフトを起動し、接続の準備をする。音響カプラの場合は電話の送受話器をカプラに嵌める。
  3. アクセスポイントを選び、ダイアルアップする(音響カプラでパルス回線の場合は電話機からアクセスポイントへ電話をかける)。
  4. ネゴシエイトが終わるのを待ち、「@P」または「 P」(半角スペースとP)と入力し、改行する。
  5. HOST NAME?というプロンプトが出るのでC NIF(Connect NIF)と入力する。
  6. Enter Connection-ID --->というプロンプトが出るのでSVC(Service center)と入力する。
  7. 続いてIDとパスワードの入力を求められるので、入力する。
  8. これで、ニフティサーブに接続された。
  9. ニフティサーブを終了するとHOST NAME?プロンプトへ戻るので、OFFと入力した後に電話を切る。

料金

ニフティサーブの利用料金は基本的に従量料金であり、接続時間によって決まる。しかも、ニフティサーブまでの接続にかかる電話代は別途負担であり、NTTからの請求とともに利用者にとって重い負担であった(時間帯限定の定額制電話サービスである「テレホーダイ」が開始したのは1995年8月22日からである)。

この料金を節約するため接続時間を短縮しようと、接続中の操作をあらかじめ入力しておきマクロで処理させるオートパイロットプログラムの開発が活発になった。また、それによって得られたデータをより見やすくするためのログブラウザが発展したためユーザは未読管理や発言抽出など、高機能な操作環境を享受することができた。

当時の料金の例(1995年)
日本電信電話
区域内通話料金
3分あたり10円
ニフティサーブ
ネットワーク通信料金(FENICS-ROAD2, 2400bps
1分あたり10円

パソコン通信のライバル社であるPC-VANが、当初から月額2000円の固定料金を採用していたのに対して、ニフティサーブはその対応が遅れた。理由はフォーラムのオペに通信料金の一部を払っていたためで、オペと交渉に時間がかかったとされている。ニフティサーブはその後、午前3時から、午前8時まで1分8円の割引料金を実施した。接続したままでは割引にならないため、チャットをしている人が一旦ログアウトする様子も見られた。1999年に50時間5000円の半固定料金が設定される。50時間を超えると1分6円であった。50時間の制限時間は後に撤廃され、チャットを除いてPC-VANと同様、月額2000円の料金に最終的には改定されている。

接続アカウント(ID)

ニフティサーブへ接続するためには、接続するための認証番号(アカウント)が必要であった。この接続アカウントは原則として一人につき1つ発行されるもので、始めの3文字は英字で残りの5文字は数字でXXX99999のような形式で構成されていた。後に、接続アカウント1つに対し子IDと呼ばれるVFx99999というVFで始まるIDが取得できるようになった。ただし課金はすべて親IDが支払う。また使える機能に一部制限がある。当初は家族や友人にIDをプレゼントしようという事であったが、売り買いコーナーでの詐欺事件が続発したため、同一姓のユーザーでなければ登録できないようにされた(姓の異なる子IDユーザーはID没収になり、新規親IDをとらされた)。ニフティサーブが運用開始した当初は、IDをみると「どのイントロパック(会員制のCUGや会社の社内ネット代わりに使うユーザー向けのキットもあった、PCやモデム添付のキットの場合には、どのメーカーへの添付品かさえも)を使って登録したか」が判る仕組みになっていた。

ハンドル

自らの実名を明かす必要はなくハンドルと呼ばれるニックネームを各自が決め、会員相互で互いにハンドル名でコミュニケーションを行なう。ハンドルはフォーラムごとに設定可能であり、フォーラムで使い分ける者、共通のハンドルで複数のフォーラムに加入する者、あえて実名をハンドルとする者など様々であった。実名を明かすことなく参加はできるものの、契約段階で会員の身元が判別しているため、問題行動のある会員は運営側で抑えることができたため、匿名によるイタズラ等はあまり意味をなさなかった。しかし、セキュリティや個人情報保護の意識がまだ低い時期ということもあり、ID・パスワードの盗用、借用、なりすましなどが問題になることもあり、後述のように、発言内容を問題視された会員の個人情報が割り出され全国報道の対象となった、という事件もあった。

プロフィール

IDに対してプロフィールを登録することができ、PROF ID等とコマンドを入力することで参照できた。ここには自己紹介として会員個人の興味のあることや近況などを記すことが主であり、チャットで居合わせた人の素性を知るためによく参照された。

プロフィールに限ったことではないが、当時はすべての情報をニフティサーブの会員だけが読むことを想定して書いていたこともあって、会員以外の外部の人間に読まれるという可能性についての注意が無く、また個人情報の保護という概念が無かったためこれが著作権の問題とともに過去ログなど当時の記録の再利用を困難にしている。

会員情報

加入時の契約情報を元に加入者全員のID、本名、都道府県、使用端末が公開され、会員情報として検索できた。後には非公開とすることができるようになったが、「スピリット(こころ)のコーナー」など会員情報を公開しないと参加できないサービスもあった。

代表的なコマンド

コマンドの小文字部分は省略可。ニフティサーブではコマンド入力に全角と半角の区別はない。

一般的なコマンド

GO [GOコマンド]
それぞれのサービスに割り当てられたGOコマンドにジャンプする。これを使えばトップメニューから辿らなくても一気に目的のサービスに入ることが出来たため、一番よく利用された。
PROF [ID]
指定したIDのプロフィールを表示する。
E
現在の位置から抜ける、終了。
OFF,BYE
接続を終了する。
/E
文章を入力している際、文章の入力を終了して確認に移る。/EX,//でも同様。
/POST
/Eと基本的に同じだが、その後の入力内容の確認や送信の可否を問わない。

フォーラムで使えるコマンド

SAY
会議室で、発言の入力を開始する。
COMPOSE
会議室で、直前に読んだ発言への返信の入力を開始する。
RESP
会議室や掲示板で、直前に読んだ発言の発言者へメールを送信する。
MREAD
会議室で、未読発言を一括表示する。
UST
現在同じフォーラムに居合わせているユーザーのIDリストを表示する。IDだけでは無くハンドルも表示するUST2というコマンドもあった。
SEND [ID] [メッセージ]
現在同じフォーラムに居合わせているIDに対して1行のメッセージを送る。送られた方には現在の操作に割り込みメッセージが表示された。これを受け付けたくない場合、SEND OFFで拒否できた。
QUIT
フォーラムに入会している場合、このコマンドで退会できる。

チャットで使えるコマンド

チャットでは基本的に入力の全てが発言と見なされるため、先頭にスラッシュ(/)をつけてコマンドとした。

/TAlk [ジョブ番号]
指定したジョブ番号の利用者へトーク(秘話機能)を持ちかける。トークを相手が受け入れたら他の利用者には見えない場所で二者での対話が出来る。三者以上で相手を限定した会話を行う場合は事前にスクランブルコードを申し合わせた上でスクランブル機能を使う。
/Users [チャンネル]
現在チャンネルに接続している参加者の一覧を表示する。
/HAndle [ハンドル]
チャットの中でのハンドルネームを変更する。
/Channel [チャンネル番号]
チャンネルを変更する。
/Page [ジョブ番号] [メッセージ]
基本的にフォーラムのSENDと同様で指定したジョブ番号の参加者に対して1行のメッセージを送る。/Nopageでこれを拒否できた。
/SCramble [コード]
スクランブル機能で、同じコードを設定している者同士にしか発言が見えなくなる。
/SQuelch [ID]
指定したIDの発言を非表示にする。無視機能であり、荒らしが現れた場合などに指定する。
/ID [ON,OFF]
発言者のIDを発言に添えて表示するかどうか設定する。
/E
終了。

注釈

  1. ^ ネットワーカーの間では一般的にNissho Iwai Fujitsuの頭文字をとって付けられたといわれているが、ニフティは俗説として否定している。実際にパンプレットにも「Network―」の文がある。ちなみにniftyには「粋な」「気の利いた」という意味もある。
  2. ^ 後には@nifty会員が手続きによって旧会員へ移行する事も可能となった。
  3. ^ UNIX系のフォーラムを担当していた吉村伸の例[5]
  4. ^ ESはEnglish Service。

出典

  1. ^ NIFTY-Serve、会員200万人を達成”. PC Watch (1996年9月19日). 2012年5月9日閲覧。
  2. ^ ニフティサーブをWWWから見られる「ニフティインターウェイ」がサービス拡大”. INTERNET Watch (1997年9月25日). 2012年9月3日閲覧。
  3. ^ “パソコン通信「NIFTY-Serve」が限定復活?! ニフティ創立25周年記念サイト”. インプレス. (2011年4月15日). https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/440050.html 2012年5月25日閲覧。 
  4. ^ “新「NIFTY-Serve」提供開始、昔のハンドルで“フォーラム”に出入り可能”. インプレス. (2012年5月24日). https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/535014.html 2012年5月25日閲覧。 
  5. ^ 松林庵洋風「日本のネットワーク20年を振り返る~スペシャルセッションレポート」(Internet Watch2004年7月1日
  6. ^ 国立国会図書館サーチR100000002-I000000082514-00
  7. ^ OLTJ、OPEN KITCHEN - 2023年10月5日閲覧。
  8. ^ a b 新入社員はNIFTY-Serveを知らぬ世代、30周年記念の「社史」で共有するニフティの歴史・我々の歴史、INTERNET Watch、2016年2月16日。
  9. ^ 国立国会図書館サーチR100000002-I000000103910-00
  10. ^ ニフティ SUPER INTERNET、@nifty - 2023年10月5日閲覧。
  11. ^ 国立国会図書館サーチR100000002-I000000108276-00
  12. ^ a b 国立国会図書館サーチR100000002-I000004054679-00
  13. ^ (原審・東京地方裁判所平成6年(ワ)第7784号,同第24828号損害賠償・反訴請求事件 (原審言渡日平成9年5月26日))” (PDF). 裁判所 - Courts in Japan. p. 4. 2022年6月9日閲覧。
  14. ^ 平成9年(ネ)第2631号・第2633号・第2668号 損害賠償・反訴各請求控訴事件、第5633号 付帯控訴事件 (東京高等裁判所 平成13年9月5日判決)
  15. ^ 平成11年(ワ)第2404号 損害賠償請求事件 (東京地裁 平成13年8月27日判決)
  16. ^ 判例時報1778号90頁、判例タイムズ1086号181頁


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