源泉とは? わかりやすく解説

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源泉

読み方:げんせん

源泉(げんせん)とは、物事始まり根源を指す言葉である。具体的には、地下から湧き出る場所や、思想学説などの起源となる元々の考えを指すことが多い。また、源泉は、物事本質原理を示す際にも用いられる例えば、源泉徴収という言葉では、所得の源泉である給与等から税金徴収する制度を指す。また、温泉地では、地下から湧き出る温泉水出口を源泉と呼ぶ。これらの用途は、源泉という言葉が持つ「始まり」や「根源の意味具体的に示している。

げん‐せん【源泉/原泉】

読み方:げんせん

わき出るもと。みなもと

物事発生してくるもと。「活力の—」「知識の—」

[補説] 書名別項。→原泉

「源泉」に似た言葉

源泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/10 14:18 UTC 版)

自然湧出型源泉(玉川温泉大噴)
掘削自噴型源泉(有馬温泉天神源泉)

源泉(げんせん)とは、地中からが湧き出てくる場所である。が湧き出る様子から転じて、物事・金銭や考えが発生する源としての意味も存在する(例としては「源泉徴収」や「アイデアの源泉」など)。

温泉における源泉

温泉における源泉は、地中から温泉が湧き出てくる場所である。源泉の湧出形態は大きく分けて3つ存在する。

  • 岩盤亀裂などから地表に湧出してくる「自然湧出」
  • ボーリングにより地中に管を埋め、その管を通って水圧により湧出してくる「掘削自噴」
  • 地中に管を埋めた後ポンプを取り付け大深度の地下から動力で汲み上げる「掘削動力揚湯」

である。

自然湧出型の源泉は地震噴火などの自然現象に伴って発生する場合がある。掘削型はボーリングなどにより人為的に開発が行われる。新規に温泉地を開く上で、掘削による源泉開発は欠かせないものとなっている。大分県別府市[1]では、1879年(明治12年)頃に上総掘りという技術が導入されて源泉の掘削「湯突き」が盛んとなり、温泉旅館内湯用から、地域の共同温泉用、個人宅の自家源泉まで多くの源泉が開発され、別府温泉温泉都市へと発展した。

観光名所となっている源泉

自然湧出源泉以外は湧出口にはパイプやコンクリート製の囲い等が取り付けられているだけのこともあり、多くの源泉は公開されていないが、国の名勝に指定される別府の地獄4カ所を含む別府地獄めぐりや、製造技術が重要無形民俗文化財である明礬温泉湯の花小屋、そして草津温泉万座温泉湯畑など、自然湧出や湯の花採取施設のある源泉の中には観光名所として公開している温泉地も存在する。観光地化している源泉の多くは自然湧出型の源泉であるが、一部の掘削自噴型や掘削動力揚湯型の源泉でも公開されているところがある。

源泉のすぐ上に入浴施設がある例

普通、源泉から湧出した温泉水は、パイプや誘導溝を経由して湯船などの入浴施設に導かれる(引湯)。しかし一部の自然湧出型の源泉では、源泉の場所に入浴施設が設置されている場合がある(足元湧出)。これが可能なのは湧出温度がほぼ適温である場合に限られる。ほぼ全国的に存在するが温度範囲が狭い為その数はそれほど多くない。以下には主なものを例示する。

北海道
青森県
秋田県
群馬県
富山県
和歌山県
岡山県
大分県
熊本県

脚注

  1. ^ 源泉数(孔)2,847、湧出量137,040キロリットル/日は、ともに日本一(平成12年:環境省)

関連項目


源泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 04:45 UTC 版)

草津温泉」の記事における「源泉」の解説

源泉は、公的に管理している大源泉が6つ存在するほかホテル等所有している小源泉も多数存在する自噴する温泉湯量極めて豊富であり、湯温摂氏50-95度前後と高い。万代鉱源泉はラジエーター使い高い湯温下げて配湯している。昔から草津節などを唄いながら木の板(湯もみと言う)で温泉をかき回し湯温下げるのが特徴的な湯もみが行われてきた。温泉街には、湯畑始めとする大小様々の源泉がある。1975年昭和50年)に万代鉱源泉の利用および町による管理配湯が始まってからは、多く小規模源泉が破棄された。なお、湯畑始めとする草津温泉の各源泉には緑色湯垢のようなものが散見されるが、これはイデユコゴメ類などの温泉藻である。

※この「源泉」の解説は、「草津温泉」の解説の一部です。
「源泉」を含む「草津温泉」の記事については、「草津温泉」の概要を参照ください。

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源泉

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 14:05 UTC 版)

別表記

名詞

げんせん

  1. 温泉湧き出る場所
  2. 物事じる所。

発音(?)

げ↗んせん

関連語


「源泉」の例文・使い方・用例・文例

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