内湯とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 建設 > 施設 > 浴場 > 内湯の意味・解説 

うち‐ゆ【内湯】

読み方:うちゆ

温泉場旅館で、館内に湯を引いて作った浴場。⇔総湯(そうゆ)。

内風呂(うちぶろ)2」に同じ。


内湯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/23 16:51 UTC 版)

内湯の例

内湯(うちゆ)とは、温泉資源利用の一形態[1]。温泉地の旅館等の宿泊施設に直接温泉を引き各施設内に温泉浴場を設置した形態をいう[1][2]。温泉地内(湯元)に共同の浴場(共同湯)として設けられる外湯対義語である[1][2]

概要

外湯と内湯の組み合わせは温泉地により異なり、温泉地の中心部に外湯を設ける例、温泉地の各所に湧出する泉源に外湯を設ける例、外湯と内湯が混在する例、内湯利用のみとする例の4つの型に分けられる[1]

機械による汲み上げが未だ無かった近世の温泉地では、湧出量が少なければ外湯として利用するほかなかった[1]。湧出量が豊富な温泉地では内湯として旅館内に温泉浴場を設け、そのような旅館は「内湯旅館」として他の旅館とは区別された[1][2]。ただし、温泉資源が豊富な温泉地でも内湯利用を厳しく制限した例もあり、例えば熱海温泉では内湯利用に株が設定されていた[1]

近世には温泉療養(湯治客)が温泉利用の中心だったが、明治時代以降になり観光行楽目的の利用客が増えたことで内湯が日本全国に普及した[1][2]。さらにその後、内湯に分湯された温泉は、大浴場、家族風呂、個室バスなどに分割して使用されるようになり温泉の細分利用が進んだ[2]

なお、屋外にある露天風呂と区別する意味で「内湯」を使用する例もある[3]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h 高柳友彦「温泉資源管理の歴史」『水資源・環境研究』第31巻第2号、水資源・環境学会、2018年、84-87頁。 
  2. ^ a b c d e 益子安「温泉の集中管理」『温泉科学』第32巻第2号、日本温泉科学会、1981年、52-60頁。 
  3. ^ 公衆浴場における衛生等管理要領等について”. 厚生労働省. 2024年5月23日閲覧。

関連項目


内湯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/13 15:15 UTC 版)

しそう よい温泉」の記事における「内湯」の解説

男湯女湯分かれそれぞれ大浴場泡風呂のバイブラ湯があり、男湯ベランダ設置される

※この「内湯」の解説は、「しそう よい温泉」の解説の一部です。
「内湯」を含む「しそう よい温泉」の記事については、「しそう よい温泉」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「内湯」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



内湯と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「内湯」の関連用語

内湯のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



内湯のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの内湯 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのしそう よい温泉 (改訂履歴)、越後湯沢温泉 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS