九州大学病院別府病院
九州大学温泉治療学研究所
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「九州大学生体防御医学研究所」の記事における「九州大学温泉治療学研究所」の解説
量、種類ともに豊かな温泉資源に恵まれた別府温泉では、1912年(明治45年)に陸軍病院、1925年(大正14年)に海軍病院(現国立病院機構別府医療センター)が開設され、温泉療法が実践されていた。 1931年(昭和6年)、当時の九州帝国大学が温泉を活用した温熱療法等の研究を行うために、日本の大学で初めての温泉療法の研究施設である「九州大学温泉治療学研究所」が設置された。本研究所では、温泉療法の科学的研究が行われ、リウマチや膠原病といった内科疾患をはじめとする各種疾病の治療への温泉の活用などが試みられた。研究領域は徐々に拡大し、1959年(昭和34年)には温泉理学部門が増設されて、温泉療法医によるリハビリなど温泉を活用する臨床研究も行われた。 温泉治療学研究所には診療部門として内科が設置されており、1982年の統合に際して、九州大学温泉治療学研究所附属病院は九州大学生体防御医学研究所附属病院となったが、2004年(平成16年)に九州大学病院別府先進医療センターに改組され(管理は引き続き生体防御医学研究所)、2011年(平成23年)4月1日には、九州大学病院別府先進医療センターを九州大学病院に移管するとともに、生体防御医学研究所のうち別府地区の3分野を廃止。生体防御医学研究所は福岡地区に集約された。 「九州大学病院別府病院」も参照 1931年(昭和6年)10月31日 - 勅令第266号により定められた温泉治療学研究所管制に基づき、九州帝国大学の附置施設として、大分県別府市に温泉治療学研究所設置。内科部門が置かれる。 1936年(昭和11年)4月1日 - 外科部門開設。 1949年(昭和24年)5月31日 - 国立学校設置法により九州大学附置研究所となる 1954年(昭和29年)4月1日 - 産婦人科部門増設。 1956年(昭和31年)4月1日 - 皮膚泌尿器科部門増設。 1959年(昭和34年)4月1日 - 温泉理学部門増設。 1964年(昭和39年) - 温泉治療学研究所附属病院設置。内科、外科、産婦人科、皮膚泌尿器科が置かれる。 1968年(昭和43年)4月1日 - 温泉地生気候学部門増設。附属病院に温泉地生気候内科増設。
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九州大学温泉治療学研究所
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量、種類ともに豊かな温泉資源に恵まれた別府温泉では、1912年(明治45年)に陸軍病院、1925年(大正14年)に海軍病院(現国立病院機構別府医療センター)が開設され、温泉療法が実践されていた。 1931年(昭和6年)には、日本の大学で初めての温泉療法の研究施設として、九州大学温泉治療学研究所が開設された。本研究所では、温泉療法の科学的研究が行われ、リウマチや膠原病といった内科疾患をはじめとする各種疾病の治療への温泉の活用などが試みられた。研究領域は徐々に拡大し、1959年(昭和34年)には温泉理学部門が増設されて、リハビリへの温泉の活用の研究も行われた。
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