九州芸術工科大学とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 九州芸術工科大学の意味・解説 

きゅうしゅう‐げいじゅつこうかだいがく〔キウシウゲイジユツコウクワダイガク〕【九州芸術工科大学】

読み方:きゅうしゅうげいじゅつこうかだいがく

福岡市南区にあった国立大学昭和43年1968設置平成15年2003九州大学統合し九州大学芸術工学部となる。→九州大学


九州芸術工科大学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/24 07:19 UTC 版)

九州芸術工科大学
現在の九州大学大橋キャンパス
大学設置 1968年
廃止 2003年
学校種別 国立
本部所在地 福岡県福岡市南区塩原4-9-1
学部 芸術工学部
テンプレートを表示

九州芸術工科大学(きゅうしゅうげいじゅつこうかだいがく、英語: Kyushu Institute of Design)は、福岡県福岡市南区塩原4-9-1に本部を置いていた日本国立大学である。1968年に設置され、2003年に廃止された。大学の略称は芸工大。

2003年九州大学と統合された。現在の九州大学芸術工学部・大学院芸術工学府・大学院芸術工学研究院の前身である。

設立の経緯

所在地

設置学部・学科

  • 芸術工学部

九州大学との統合

  • 2003年(平成15年)10月、九州大学と統合し、芸術工学部は九州大学芸術工学部に、大学院芸術工学研究科は九州大学大学院芸術工学府・同研究院となった。所在地はそのままで、キャンパスの名称は九州大学大橋キャンパス(大橋地区)である。
  • 九州芸術工科大学の業務は九州大学に引き継がれ、統合後も(統合前に芸工大に入学した)学生は芸工大生の身分のまま授業を受けていた。しかし2004年(平成16年)度以降に施行される「国立大学法人法」により、国立大学は法人化され、一法人が二つ以上の大学を持つことは許されなくなった。このため芸工大が法律上消滅し、芸工大生と名乗っていた在学生の学籍問題が表面化した。協議された結果、「九州芸術工科大学」自体は法律上なくなるものの、2001年度(平成13年度)以降に九州芸術工科大学に入学した学生は、そのまま九州芸術工科大学の学生である事を名乗ることとなった。文部科学省は九大卒と芸工大卒のどちらを用いてもよいという見解をとっているが、該当学生が入学した当時施行されていた「国立学校設置法」に配慮した結論だと考えられる。卒業証明書や、公的文書も九大総長の名において、「九州芸術工科大学卒業」が保証されているが、実体のない大学に在学して学会活動や就職活動をし、かつ卒業するという煩雑な仕組みに、学生は戸惑うこととなった。なお同様のケースとしては、筑波大学図書館情報大学の例があるが、こちらは筑波大学の所属扱いである。

沿革

  • 1963年(昭和38年)- 国立九州芸術大学設置期成会が創立。
  • 1967年(昭和42年)- 九州芸術工科大学創設準備室を設置。
  • 1968年(昭和43年)- 九州芸術工科大学を開設。
  • 1972年(昭和47年)- 芸術工学専攻科を設置。
  • 1977年(昭和52年)- 芸術工学専攻科廃止、九州芸術工科大学大学院芸術工学研究科を設置。
  • 1993年(平成5年)- 九州芸術工科大学大学院芸術工学研究科(博士課程)を設置
  • 2001年(平成13年)- 生活環境専攻及び情報伝達専攻の2専攻廃止、芸術工学専攻設置
  • 2003年(平成15年)- 九州大学と統合、九州大学大学院芸術工学研究院・大学院芸術工学府・芸術工学部となる。

アクセス

脚注

  1. ^ 1926年大正15年) - 1949年(昭和24年)は、現在の福岡県立筑紫丘高等学校の前身である旧制筑紫中学校の跡地でもあった。

関連項目

外部リンク


「九州芸術工科大学」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「九州芸術工科大学」の関連用語

九州芸術工科大学のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



九州芸術工科大学のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの九州芸術工科大学 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS