九州大学創立五十周年記念講堂
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九州大学創立五十周年記念講堂(きゅうしゅうだいがくそうりつごじっしゅうねんきねんこうどう)は、福岡県福岡市東区箱崎の九州大学箱崎地区に所在していた講堂である。通称、九州大学五十周年記念講堂、五十周年記念講堂。
沿革
九州大学の起源は1867年に設立された福岡藩の藩校である賛生館に遡るが、近代的な学制に基づく大学としては1911年に九州帝国大学が設立されたのが端緒であり、九州大学ではこの年を大学創立年としている[1]。
九州大学創立五十周年記念講堂は、1961年に九州大学が九州帝国大学としての設立から50周年を迎えたことを記念して建設された講堂である。
大学設置50周年の記念事業は、1960年(昭和35年)10月18日に発足した九州大学創立五十周年記念会によって実施されたものである[2]。その一環として、同記念会により講堂が建設され、1967年(昭和42年)10月20日に竣工。同11月に九州大学に寄附された。開館は翌1968年(昭和43年)4月12日[3]。
2018年7月13日に中央食堂と共に閉鎖。そして解体した[4]。
施設
設計は、九州大学工学部建築学科教授であった光吉健次らによる。
延べ床面積5,888m。1階手前部分は食堂になっており、大講堂へは前面右側に設けられた大階段を上り、2階のホワイエを経てアクセスする。ただし、ホワイエ部分には近年食堂が増築されている。
集会施設としては、大講堂、大会議室、小会議室を備えており、各講堂・会議室の収容人員は以下の通り。
- 大講堂 - 2,002名
- 大会議室 - 150名
- 小会議室 - 20名
脚注
- ^ 朝日新聞 国公立大学進学のすすめ 九州大学2018/02/07閲覧
- ^ 九州大学年表 (昭和30年~昭和39年) 九州大学大学文書館
- ^ 九州大学年表 (昭和40年~昭和44年) 九州大学大学文書館
- ^ ソフィストの台所
参考文献
- 「九州大学五十周年記念講堂(光吉健次作品と方法 1)」(『建築』1968年2月号、中外出版所収)
九州大学創立五十周年記念講堂
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「九州大学の建築物」の記事における「九州大学創立五十周年記念講堂」の解説
竣工:1967年(昭和42年) 設計者:九州大学光吉健次研究室+綜合建築設計研究所 九州大学の創立50周年を記念して建設された講堂。設計は九州大学工学部建築学科教授であった光吉健次らによる。1階部分は食堂になっており、講堂には前面に設けられた大階段を上って2階からアクセスする。解体済み。 煉瓦支柱の鉄柵 小松門 工学部通用門 旧システム情報科学研究院・システム情報科学府 熱帯農業研究センター 農学部1号館 工学部5号館 理学部2号館 学際研究・研究交流棟・リセウム悠遠 九州大学生活協同組合 留学生センター 箱崎理系地区21世紀プラザI
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