国民とは? わかりやすく解説

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くに‐たみ【国民/国人】

読み方:くにたみ

一国人民こくみん


こく‐みん【国民】

読み方:こくみん

国家構成し、その国の国籍有する者。国政参与する地位では公民または市民ともよばれる


国民

人種 1という用語は一般に遺伝によって伝えられたある共通の身体的特徴有する人々集団意味する考えられる人口センサス方法によっては、この用語は時にやや漠然と用いられ時には共通の文化民族的な血統結ばれている人々集団さらには一定の領域に住む人々を指すことさえある。そのほかに、時々用いられる用語民族 2という表現があり、ここでも定義の違いによって意味するところが同じではない。民族一般に文化言語または宗教的伝統共有する人々集団意味する一つ民族一つ人種であることもあり得る。国民 3305-2参照)は通常、共通の過去または共通の文化結ばれる人々集まりである。一定の領域に住む人々で、人口過半数とは明らかな違いを示す人々少数者マイノリティー) 4呼ばれる。たとえば少数民族 4少数国民 4言語上の少数者 4宗教上の少数者 4呼ばれる


国民

読み方:コクミン(kokumin)

(1)国司支配の民。
(2)地侍


国民

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/19 00:00 UTC 版)

国民(こくみん、: national[1])とは、国家を構成する人民のことである[2]

に属する個々の人間」を指す場合と、「国に対応する社会集団全体」を指す場合とがある。国によっては議員のみの状態を表す単語でもある。共産主義的なニュアンスを嫌悪するなどの理由で「人民」(people)(じんみん)の言い換えとして用いられることも多いが、外国人を含むかどうかなど意味合いも変わるため、「国民」ではなく「人々」などと言い換える場合もある。ネーションも参照されたい。

国籍を持つ人 (nationals)

個々の人間を指す場合、国民とはある特定の国において、その国の国籍を持つ者をいう。国民と対比して、その国の国籍をもたない者を外国人という。

近代に成立した国民国家では、第二次世界大戦後、国内では人種性別等による格差を是正し法の下の平等を確保しようとする一方で、出入国管理を厳格化するなど外国人を排除し国民との差を明確にする動きが進展した[3]。定住外国人はしばしばこの狭間に置かれる存在である[4]

政治共同体 (nation)

何らかの共通属性を根拠にしてまとまった広域の政治的共同体を、集合的に国民と呼ぶこともある。国民は、居住する地理範囲に一つの国家を形成することが予定される。そのような条件を満たす国家を、国民国家と呼ぶ。この意味での国民は、民族と重なる例が多いが、言語・文化に基づかない国民もあるため、完全に同等というわけではない。

国民が持つとされる属性は、文化言語宗教歴史経験など国によって基準が異なる。また、どのような基準をとっても国内外にそこから外れる人がでてくる。そのような逸脱に対しては、同化排斥追放などの動きが生じる場合がある。

国民は、共通属性の産物ではなく、政治の産物である。国民の擁護者が出現し、その宣伝や教育が成功して、人々が自らを宣伝された区分での国民であると自覚したときに、国民が生まれる。ベネディクト・アンダーソンは以上のように説き、国民を「想像の共同体」と規定した。実際に、共通属性を持つ集団が国民意識を生まないことは非常に多く、スイスの例のように共通属性がないところに国民意識が生まれることも稀にある。

デイヴィッド・ミラーは、ナショナリティ(国民意識)はナショナル・アイデンティティとして、人間のアイデンティティの構成する重要な要素だという[5]。ただし、他のアイデンティティを排除したり、特権的な位置にあるわけでも無いと注意している。また、ナショナリティにはネーション(同胞国民)という倫理共同体を作り、正義分配といった規範を形成し、ある種の義務感を生じさせる機能がある。ナショナリティによって作り上げられたネーションは、共同で物事を決めていく政治の基本的な単位であるという[5]

一方で対内的には、国民という概念は政治を一部の特権者や有力者だけに関わるものとする考えを退ける。少なくとも観念的には、その範囲内のすべての人を身分、財産、能力等に関わらず政治共同体の中に含め、国家の行為をすべての人の共同行為とみなす。

それゆえ、国民という概念からは、ある共通属性から外れる人を排除し(場合によっては差別し)つつ、区切った範囲内においては人を平等化するという二重の作用が生まれる。このような国民を求める運動は、歴史的には、18世紀ヨーロッパ国民主義として始まり、20世紀には世界中に広まった。

最高法規である憲法において国民主権を定める国家において、国民は主権を有し、主に選挙権及び被選挙権を以って参政権を行使することができる。

脚注

  1. ^ 英辞郎”. 株式会社アルク. 2023年12月31日閲覧。
  2. ^ コトバンク
  3. ^ 佐藤 成基 国民国家と外国人の権利 : 戦後ドイツの外国人政策から
  4. ^ [1]
  5. ^ a b 伊藤恭彦『政治哲学』 <ブックガイドシリーズ 基本の30冊> 人文書房 2012年 ISBN 9784409001080 pp.110-115.

関連項目

外部リンク


国民(レーフ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/15 05:38 UTC 版)

星界紋章」の記事における「国民(レーフ)」の解説

星界軍従士貴族家臣などとして働く者。ただし上記通り功績次第では士族世襲貴族への栄達も可能である。官僚になるアーヴ少ないこともあり、歴代帝国宰相地上出身者が多い。領地持たないので、帝国から課税されることはない。約10億人。

※この「国民(レーフ)」の解説は、「星界の紋章」の解説の一部です。
「国民(レーフ)」を含む「星界の紋章」の記事については、「星界の紋章」の概要を参照ください。

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国民

出典:『Wiktionary』 (2021/06/26 02:11 UTC 版)

名詞

こくみん、古:くにたみ

  1. こくみん)その国の国籍する人。
  2. (古:くにたみ)その国の人々

関連語

発音(?)

こ↗くみん

類義語
複合語

翻訳


「国民」の例文・使い方・用例・文例

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