SDUC
読み方:エスディーユーシー
別名:SDUCメモリーカード
SDUCとは、SDメモリカードの大容量化仕様の名称である。2018年6月に仕様が策定された。「SD」「SDHC」「SDXC」に続く、第4の仕様である。
SDUCの外形寸法は従来の仕様と同じであり、後方互換性を維持している。つまり、SDUCに対応する機器はSDHCやSDXCなどの旧仕様も問題なく扱える。ファイルシステムは「SDXC」と同じexFATであるが、アドレスを32-bitブロックアドレスから38-bitブロックアドレスに拡張する等の物理的仕様変更によって容量の上限の大幅な引き上げを実現している。
SDUCのメモリ容量の上限は128テラバイト(TB)である。ちなみにSDXCは上限が2TB(テラバイト)だった。
なお、「128TB」という数字は仕様上の上限であり、あくまでも「将来的に到達可能な容量」である。2019年半ば現在の市場は、SDXC仕様の1TBの製品が民生品として登場し始めた段階である。
SDUCはSDアソシエーションによって「SD 7.0」規格の一部として策定された。「SD 7.0」規格には、SDUCの他に、最大985MB/sの高速データ転送を実現する「SD Express」仕様なども含まれている。
参照リンク
SD規格の概要 - 容量
SDメモリーカード
SDUC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 19:49 UTC 版)
SDUC (SD Ultra Capacity) は、最大容量128 TiBに対応する規格として2018年のSD 7.00で規定された。ファイルシステムはSDXCメモリーカードに引き続きexFATを採用している。従来のSDメモリーカードとの後方互換性を有する。
※この「SDUC」の解説は、「SDメモリーカード」の解説の一部です。
「SDUC」を含む「SDメモリーカード」の記事については、「SDメモリーカード」の概要を参照ください。
- SDUCのページへのリンク