メシアン【Olivier Messiaen】
メシアン
20世紀の最も重要な作曲家の一人。メシアンの音楽語法は非常に独自性の強いものであったが、創作、演奏、教育という諸々の活動を通して、その音楽語法は20世紀の音楽の展開に大きな影響を及ぼした。
フランス、アヴィニヨン生まれ。父ピエールはシェイクスピアの全作品を仏訳した英語教師、母セシル・ソーヴァージュは女流詩人であった。7歳から作曲を始め、1918年、和声の教師ド・ジボンからドビュッシーの《ペレアスとメリザンド》の総譜を贈られたことが、彼の人生を決定づけた。11歳でパリ音楽院に入学。1930年に音楽院を卒業後、すぐにパリの聖トリニテ教会のオルガニストに就任し、以後半世紀以上にわたってその職務を全うした。
1936年からパリのエコール・ノルマルとスコラ・カントルムの教師となり、同年、ボドリエ、ルシュール、ジョリヴェとともに「若きフランス」を結成したが、このグループの活動は、第二次世界大戦の開始とともに中断されている。
オリヴィエ・メシアン
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