モメンタム
モメンタム
英語:momentum
モメンタム(momentum)とは、物理学の概念で、物体の運動量を表す言葉である。具体的には、物体の質量と速度の積として定義される。例えば、質量が大きい物体や速度が速い物体は、モメンタムが大きくなる。逆に、質量が小さい物体や速度が遅い物体は、モメンタムが小さくなる。
momentum
「momentum」とは、勢い・弾みを意味する英語表現である。
「momentum」とは・「momentum」の意味
「momentum」とは、主に「勢い」「弾み」「機運」「契機」「運動量」「推進力」などを意味する英語表現。品詞は名詞であり、関連語に名詞「moment(瞬間)」がある。相場の勢いやマーケティング、機械学習の分野でも、ある指標に加速が掛かっている表現として「momentum」がよく使用される。物理学で「momentum」とは
モメンタムは「運動量」を意味する単語として、「Law of momentum conservation.(運動量保存の法則)」のように用いる。物理でモメンタムの記号はmではなくpであるが、これはかつて「運動量」は慣性や勢いとして表され、「impetus(勢い、推進力)」と呼ばれていたためである。「im-」は接尾辞のため、語幹「petus」の頭文字pを取って、記号として使われるようになった。
「momentum」の発音・読み方
「momentum」の発音記号は、アメリカ英語で「moʊˈmɛntəm」、イギリス英語で「məˈmɛntəm」で、最初の「mo-」にアクセントが置かれる。カタカナで表記する場合、アメリカ英語で「モォゥメェンダァム」、イギリス英語で「モゥメェンタァム」のような音になる。「momentum」の語源・由来
「momentum」の語源は、ラテン語の「momentum(運動、運動力、短い時間、瞬間)」。語幹の「moment」は「ほんの一瞬の出来事」という意味である。力学における科学的な用法で「物体の質量と速度の積、移動する物体の運動量」や「運動、推進力によって得られる力」という意味で古くから使われてきた。「momentum」を含む英熟語・英語表現
「in momentum」とは
「in momentum」とは、「勢いが~」「勢いにおいて」を意味する英語表現である。以下のように、何らかの動向を分析・把握する表現ができる。「Recovery of demand in the housing sector was still lacking in momentum.(住宅需要の回復にいまだ力強さが見られない)」「With the acceleration of Cost Innovation activities and the increase in sales momentum due to the global launch, we expect to become profitable again.(コスト革新活動の加速とグローバル展開による販売モメンタムの向上により、再び黒字化する見込みである)」
「keep momentum」とは
「keep momentum」とは、「勢いを保つ」「維持する」を意味する英語表現である。「One way to keep momentum going is to have constantly greater goals.(勢いを維持する方法の一つは、常に大きな目標を持つことである)」のように使用する。
「momentum」に関連する用語の解説
「accumulate momentum」とは
「accumulate momentum」とは、「運動量を蓄積する」を示す表現である。「Reducing accumulated momentum by independent control for technology demonstration mission.(技術実証ミッションの独立制御による蓄積運動量の低減)」のように使用される。
「forward momentum」とは
「forward momentum」とは、「前進する運動量」「前進する勢い」を示す表現である。「Forward momentum is a continuous variable that is naturally divided into three distinct segments by the destinations of trajectories.(前進運動量は連続変数であり、軌道の目的地によって自然に3つの区分に分けられる)」「His speeches are sequences of confined, obsessively repeated patterns that lack any forward momentum.(彼のスピーチは閉塞的で、強迫的に繰り返されるパターンの連続であり、前進する勢いがない)」のように、物理分野やその他の領域でも用いられる。
「momentum」の複数形
「momentum」の複数形は、「momentums」または「momenta」となる。単数形が「-um」で終わる名詞を、複数形で「-a」に変えるパターンは、他に「medium - media」(伝達手段)、「datum - data」(データ)、「bacterium - bacteria」(細菌)などがある。「momentum」の類語
「momentum」の類語は、「運動力、推進力」の意味で「energy(勢力)」「power(動力)」「strength(強さ)」「impetus(弾み)」がある。「momentum」の使い方・例文
「勢い」という意味で、「If you have the chutzpah, the courage to take action right away, even before you think you're ready, your boldness creates immediate momentum.(あなたが準備ができていると思う前にさえ、すぐに行動を起こす勇気や図太さがあるならば、大胆さは即座の勢いを作る)」のような使い方がある。「機運」という言い方では、以下のように用いられる。「The group at this juncture can become a supporter that enhances momentum towards open regional cooperation.(グループはこの時期、開かれた地域協力への機運を高めるサポーターになることができる)」「To build momentum towards grand reopening in March 2019, it seeks an even deeper relationship with the district and its people.(2019年3月のグランドリニューアルへの機運を高め、地域や人々とのより深い関わりを求めていきたい)」
「弾みが付く」という表現で、「Four-day working week gains momentum as more firms sign up.(より多くの会社が参入して、週4日労働制に弾みがつく)」のように使われる。
モメンタム
モメンタムとは、ビジネス用語としては、相場の勢いという意味のこと。モメンタムは英語で勢いや推進力といった意味があるように、上昇や下落の速度など短期的な動きを判断する時に用いられる指標である。ゼロ以上であれば強気相場であり、ゼロより下であれば弱気相場といったような見方をする。モメンタムによって売買の判断をすることも可能だ。
モメンタムには「業績モメンタム」や「株価モメンタム」などがあるが、FXにおいてはテクニカル指標の1つとして用いられる。計算式は、当日の終値から基準となる日の終値を引くだけと単純である。10日間のモメンタムを作成する場合であれば、今日の終値から10日前の終値をを引くことで算出することが出来るということだ。
モメンタムを売り買いのシグナルにしている人も多い。モメンタムの基本的な考え方としては、モメンタムがゼロ以下からゼロ以上に抜ける上昇トレンドや、モメンタムがゼロ以上からさらに上昇している強気相場などが代表的な買いシグナルと言われているものだ。逆に、モメンタムがゼロ以上からゼロ以下にに割り込んでしまうような下落トレンドや、モメンタムがゼロ以下からさらに下降してしまうような弱気相場は代表的な売りシグナルと言われているものである。
Secret (浜崎あゆみのアルバム)
(Momentum から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/15 00:28 UTC 版)
『Secret』 | ||||
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浜崎あゆみ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 2005年 - 2006年 | |||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | avex trax | |||
プロデュース | MAX MATSUURA | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
※ いずれも日本レコード協会認定。
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浜崎あゆみ アルバム 年表 | ||||
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『Secret』収録のシングル | ||||
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『Secret』(シークレット)は、日本の歌手・浜崎あゆみの8枚目のオリジナル・アルバム。2006年11月29日にavex traxより発売。
解説
前作『(miss)understood』より、10ヶ月でリリースされた。「CDのみ」と「CD+DVD」のジャケットが異なる2形態による発売。なお、レンタル版でのCCCDは本作が最後となった。
当初はミニアルバムとして公式サイトに告知されていたが[6]、フルアルバムに変更しての発売となった[7]。 本人曰く、アルバム発売が決定してから急に伝えたいことが溢れ出し、「ミニで行くより、フルにした方が絶対に良い!」と感じたため、急遽フルアルバムに変更になったという[8]。
CREA名義で浜崎自身が作曲した楽曲が本作以降消滅している。
このアルバムのプロモーションではJEWELを多数の音楽番組で披露した。
ジャケットでは、右肩にユニコーンが描かれたタトゥーを披露(ただし本物ではなく、タトゥーに見せかけた絵)[9]。
パナソニックのブランド「D-dock」及び「D-snap」とのタイアップを2003年より3年間に渡りイメージキャラクターとCMソングを起用したが、本収録曲「1 LOVE」を以って降板した(同企業のデジタルカメラ製品「LUMIX」は2010年まで起用された)。なお、降板と同時に製品の生産も行っていない。
本作の発売を受けて、2007年3月から6月にかけて初のアジアツアー「ayumi hamasaki ASIA TOUR 2007 "Tour of Secret"」が行われた。
批評
専門評論家によるレビュー | |
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レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
CDジャーナル | 肯定的[10] |
CDジャーナルは、「2000年代の日本を代表する女性シンガーによる、4つのシングル曲を含む8枚目のフル・アルバム。ダンサブルな躍動感も魅力だが、じっくりと聴かせるアプローチにキャリアの蓄積による味が表われている。プロフェッショナルな作り込みが重厚さに結実した。」と批評した[10]。
コンセプト
浜崎は本アルバムについて、「タイトルとかは、すばりそのまま『秘密』って事なんだけど、これは「私の秘密を明かします。」って意味合いじゃなくて、その『秘密』と言うのは私かもしれないし、あなた自身の事かもしれない、って意味合いの方が強くて。人間って生きていれば、必ず誰しもが何らかの秘密、隠し事を抱えて生きているもので、それが1つも存在しない、って人はたぶんいないと思う。それで自分の事を自分の思う通りに完璧に伝えることも難しい。そして、誰かの事をちゃんと理解したいけれど、完璧に理解することは難しい。けど、理解したい、理解し合いたい、って思うから頑張っているんだと思う。自分しか知らない自分、他の誰かしらが知っている自分、周りにいる人たちが知っている自分、そう言った意味の秘密をこのアルバムのタイトルには込められてるんだよね。このアルバムに入っている曲を聞いているときに、自分にとっての秘密はこの曲に近いな、とか、あの人が持つ秘密が分かったような気がする、とか、もしかすると自分の秘密と、私の秘密は案外似ているのかもしれない、とか、そういう風に感じて貰えると良いかなって思ってる。」と語っている[11]。
収録曲
全作詞: ayumi hamasaki(#1、#6、#9は除く)。 | ||||
# | タイトル | 作曲 | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|---|
1. | 「Not yet」 | CMJK | CMJK | |
2. | 「until that Day...」 | CMJK | CMJK | |
3. | 「Startin'」 | Kazuhiro Hara | CMJK | |
4. | 「1 LOVE」 | Yoji Noi | HΛL | |
5. | 「It was」 | Naruya Ihashi | tasuku | |
6. | 「LABYRINTH」 | HΛL | HΛL | |
7. | 「JEWEL」 | Tetsuya Yukumi | Shingo Kobayashi | |
8. | 「momentum」 | Tetsuya Yukumi | HΛL | |
9. | 「taskinst」 | tasuku | tasuku | |
10. | 「Born To Be...」 | Kazuhiro Hara | Kazuhiro Hara, CMJK | |
11. | 「Beautiful Fighters」 | Kazuhito Kikuchi | CMJK | |
12. | 「BLUE BIRD」 | D・A・I | HΛL | |
13. | 「kiss o' kill」 | Tetsuya Yukumi | Keiji Tanabe | |
14. | 「Secret」 | Tetsuya Yukumi | HIKARI | |
合計時間:
|
# | タイトル |
---|---|
1. | 「![]() |
2. | 「![]() |
3. | 「![]() |
4. | 「![]() |
5. | 「![]() |
6. | 「![]() |
7. | 「![]() |
8. | 「Startin'」(making clip) |
9. | 「Born To Be...」(making clip) |
10. | 「BLUE BIRD」(making clip) |
11. | 「Beautiful Fighters」(making clip) |
12. | 「JEWEL」(making clip) |
13. | 「1 LOVE」(making clip) |
14. | 「momentum」(making clip) |
楽曲解説
- Not yet
- アルバムのオープニングを飾る楽曲で、歌詞はあるものの、インストゥルメンタルに近い楽曲となっている。またブックレットには記されていない。
- 浜崎はこの曲に関して「この曲には、私がこのアルバムの随所に鏤めた秘密や、誰かの秘密、多種多様な意味を持つ秘密、それと、ここに至るまでの奇跡。これら二つが合わさってこのアルバムの完成に至ることができた。私一人だけの力では決して出来なかったもの。このアルバムを作るに当たり、様々なスタッフや人々がいたからこその作品だと私は思ってる。そんな『秘密』と『奇跡』を聞いてくれるみんなは見つけることが出来るだろうか?と言うそんな問い掛けをする楽曲だね。」と語っている[12]。
- until that Day...
- 元々は作曲者のCMJKによってインスト曲として制作されていた短い楽曲だったが、本楽曲を聞いた浜崎が気に入り、「是非フルコーラスの楽曲として作って欲しい」との要望を出したため、改めて再構築し直し、楽曲として製作されたのだと言う。この曲について浜崎は「歌詞はね、元々言いたいことや書きたいことは既にあって、CMJKの楽曲が完成するのを待つような形だったね。けど、いざ楽曲が完成して歌詞を乗せようと思ったら、かなり苦労したね。あの音符の連打のようなテンポの速いメロディーラインに合う言葉を当て込んだり、歌うときのブレスをタイミングよく切ったりと、試行錯誤の連続で、自宅でも言葉のパズルのような感覚で作詞してた。一度はメロディーラインに当て込められたけど、今度は本当に言いたいことや伝えたいこととは大きく掛け離れてしまったりとかして、そこから一番言いたいことや書きたいことを遵守しつつメロディーラインの制約によって生じた言葉数を合わせるのは本当に難しかった。だから、いつもやるやり方とは全く違う作詞の仕方を行った曲なんだよね。」と語っている[13]。
- Startin'
- 39thシングル。
- 浜崎いわく「バンドサウンドでも十分に表現できるように制作した曲」であるといい、レコーディングはニューヨークで行われているが、そこのスタジオでの音質が非常に良く、歌いやすい環境であったのだと言い、「過去にも「GAME」や「is this LOVE?」でもロックはあったけど、この曲はこれまでになかったボーカルスタイルで歌えた曲だったんだよね。けど、それが実現できたのは、ニューヨークのスタジオでレコーディングを行ったことと、そこの音の良さと、良い環境があったからこそで、「自分って、こんな歌い方も出来たんだな。」って実感することが出来たのがこの曲だね。」と語っている[14]。
- 1 LOVE
- 「Startin'」同様、こちらの楽曲もこれまでには、なかったボーカルスタイルになった曲だと言い、浜崎はこの曲に対し「この曲を歌うまではここまで叫ぶような歌い方をする曲はなかったし、「自分の中にこんな引き出しがあったなんて」って思わせてくれた曲。それはこの曲のメロディーや、アレンジメント、歌詞がそのスタイルに自然と形作ってくれたからだと思う。それと、この曲はスゴく強くて尖った側面と繊細で切なくて悲しい側面とが紙一重な所がある曲なんだよね。」と語っている[15]。
- It was
- 楽曲自体は前作のアルバム『(miss)understood』の製作の頃には既に存在しており、その際のアルバム収録候補の楽曲の中の1つであったとのことで、今回のアルバム製作の際、この曲を気に入っていた浜崎が改めてtasukuにアレンジメントを依頼し、完成されたのだと言う。浜崎はこの曲に関して「詞に関してなんだけど、ハッキリとした終わり方じゃないと言うか、迷ったまま終わっていくような感じになってて、いろんな事を経て、一応は結論は出したんだけど、それでも今でも迷ってるようなそんな感じ。人間って、誰しもあの日あの時の選択は正しかったのか?とか過去の出来事に絡んだ後悔を抱えて生きてると思うんだよね。時にはそれを引きずってしまっていたりとかしてね。そういう人間としてのリアルな一面を表現したいと思って描いた曲になってるんだよね。誰しもこう言う気持ちは持ってるものだし、その辺りをしっかりと分かち合いたいって思ったし。人生ってカッコいい生き方ばかりは出来なくてむしろ、カッコ悪いし情けないなって思ってしまうような生き方の方が多かったりする。この曲はその生き方をして後悔は残ってるけど、それでも前を向いて生きていきたいって言う気持ちの現れもあるし、人生ってカッコいい、カッコ悪いとか、後悔した、しないって生き方をするよりも前を向いてしっかりと生きていくことの方が大事だと私は思う。」と語っている[16]。
- LABYRINTH
- インストゥルメンタル曲。
- 浜崎はこの曲に関して「メロディーラインがスゴく綺麗で印象的な曲だね。私はこの「LABYRINTH」がどうして「It was」と「JEWEL」の間に位置してあるのか、考えてもらいたいし、その意味合いが分かって貰えると嬉しいかな。ボーカルが入っていなくても、言葉が入っていなくても、インストにはちゃんとした意味を込めてあるから。」と語っている[17]。
- JEWEL
- 『第57回NHK紅白歌合戦』出場曲。今作より初めてアルバム曲が選曲された。
- 本作に収録される楽曲の中でも最も象徴的な曲であると浜崎は語っており、「私にとって、久々のピアノ一本で始まり、終わっていくような曲で、ピアノだけで全ての抑揚を語るような曲。懐かしさを感じるような気持ちもあったと同時に新鮮な気持ちにさせてくれた曲でもあって、昔の自分に回帰したような感じがしたかな。歌番組でも頻繁にこの曲を歌ったから、聞いてくれるみんなにとっても印象的に移ったかもしれないけど、私にとっても、元々大事にしていた曲が歌番組で披露していく度にさらに大事な曲になっていった、そんな感じの曲だね。」と語っている[18]。
- momentum
- 浜崎いわく「浜崎あゆみ史上最も歌入れに時間の掛かった曲」とのことであり、浜崎自身、歌入れは早い方なのであるが、この曲だけは完成させるまでに4日間ほども要したのだと言い、ヴォーカル・ブースにずっと籠りっ切りであったのだと言う。
- 浜崎はさらに「歌入れに時間が掛かった分、スゴく印象に残ってて、思い出す度に、泣けてくるんだよね。加えてメロディーラインがスゴくキレイで"悲しいほどにキレイ"って言う感じ。Yuku(湯汲哲也)ならではの雰囲気がスゴく出てる曲なんだよね。あの人に触れたいけどそう出来ない、頭では分かってるんだけど、やってしまったり、泣いてしまう、とか、「momentum」ってタイトルには気持ちや想いと、実際の行動が合わない伴わないような意味合いが込められてるんだよね。」と語っている[19]。
- taskinst
- Born To Be...
- 39thシングル。
- 浜崎いわくこの曲を制作した際、シングルとして制作した時と、アルバム収録曲としてこの位置に収録した時とでは聞こえ方が違って聞こえてきたとの事であり、「アルバムに収録している今の方がこの曲に対する理解が深まってるように感じたんだよね。自分の曲ながらに、シングルとして製作してた頃よりも、新たな一面や魅力が見えてくるようになってね、その頃よりももっと好きになった曲だね。この曲のPVで、自分の夢を語るシーンがあるんだけど、この中で、『今の自分が昔の自分に会いに行けて、更に伝えたいことは?』って質問があったんだけど、『あなたの未来は、あなたが思い感じてるほどの不安はないよ!』って答えた所があってね、この曲を作っていたあの頃の私よりも、今の私がもっとこの曲の意味を理解できてるし、もっと感じられてると思う。」と語っている[21]。
- Beautiful Fighters
- 40thシングルのカップリング曲。
- 歌詞の内容はリアルな女子の日常を描いたものとなっており、「今の時代の女の子はもっと強い所がある。可愛い所もあるけど、シュールな一面も見せられたり出来る。そんな世界観の歌詞に、なかなかなギャップを感じさせてくれるようなアレンジ、メロディーが特徴的なすごく面白い感じの曲かな。」と語っており、この曲をアレンジメントしたCMJKの発想と、アイディアには脱帽の連続だったとも浜崎は語っており、いつも彼との仕事は楽しくやらせて貰ってるのだと言う[22]。
- BLUE BIRD
- 40thシングル。
- この曲は曲自体のレコーディングよりも、PVの撮影の方が印象に残っていると浜崎は語っており、PVの製作当時は、丁度ツアーが重なっていた時期でもあったそうであり、新潟公演を終えた後に、PVの撮影のためにグアムまで渡航して撮影、そこから帰国して更に仙台公演を行うと言うかなり過酷かつ、タイトなスケジュールでやっていたのだと言い、「もう息つく暇もないくらいに過酷な時だった。ツアーを挟んだ上での撮影だったから、テンパったり、タイトなスケジュールで大変な思いもしたけど、私の周りにいるスタッフや監督、ダンサー達などの仲間がいてくれて、強い信頼関係と絆があったからこそ一緒にやっていけた上に、あの過酷な日々を乗り越えられてPVを完成させることができたし、ツアーもやり遂げられたんだと思う。本当に仲間には感謝しかないよね。」と語っている[23]。
- kiss o' kill
- 浜崎はこの曲に関して「この曲はTanabeさんのアレンジメントがすごく気に入ってる。まず、冒頭に子供達の声が入ってる所があるんだけど、そこからがもう心にグッと来る感じで痛いって感じ。子供の声って、例えば公園のそばを通ったりしたら、すごく無邪気に聞こえてきて、温かくなるんだけど、同時に切なさも覚えてしまう。この曲はそのイメージが込められてる。後は大人になってからの懺悔に近いものがあるかな。子供の時には知らなかったこと、知らなくて良いものを知ったり、得た物もあるけど、反面失った物、捨てた物、見なくても良いものを見てしまったり、そんなこんなで自分を守る事に長けてしまった自分がいて、それのせいで誰かを傷付けてしまったり、この曲は無邪気な子供の声、それに相反するように大人になった自分の懺悔をする側面、その両方が存在していて、そこがもう、痛いなぁって感じる所なんだよね。けど、子供は子供で無邪気な分、残酷さが見え隠れする所があってね、そこがあるから、温かくなるんだけど、切なくもなる。相反するような側面がたくさん詰まった曲だね。」と語っている[24]。
- Secret
- 本アルバムの表題楽曲となる。後に2007年発売の41stシングル『glitter/fated』のカップリングとして、リカットされた。
- 本アルバムの中でも、最後にレコーディングされた楽曲であり、「momentum」同様、歌入れにはかなりの時間を要したのだと言う。浜崎はこの曲に関して「これをレコーディングした時はもう、半ばヴォーカル・ブースに住み着いてるんじゃないか?って言う位に缶詰め状態でやってたね。本当はね、「momentum」と違って「Secret」は一発録りでやりたかったんだよね。この曲は「今日は1コーラス目」「明日は2コーラス目」って感じで歌入れをするんじゃなくて、ピンッと張り詰めた一本の糸みたいな物があるって雰囲気でやらないと完成しない、だから、1発でフルコーラスをやりきらなきゃダメだ!って気持ちが強かったんだよね。だから、毎回そこを意識してレコーディングに挑んでた。けど、いざ、やってみるとこれがなかなか大変でね、なかなか思うような集中力が出せなくて上手く行かなかった。あまりに出来ないから、スタジオから何度も飛び出したい!って衝動に駆られたけど、ここで逃げちゃ一生出来ない!って奮い立たせて、半ば自分との戦いって感じで、レコーディングし続けたね。だから、レコーディングが上手くいって楽曲のミックス編集が終わった時は泣きそうになったね。けど、『Secret』と言うアルバムは完成した、けど、まだまだ私達にはやるべき事がある、今年の事だけじゃない、来年に向けての準備がある、だから、ここで泣いちゃいけない、走り続けなくちゃって気持ちを改めて強く持った感じだったね。」と語っている[25]。
タイアップ
※ は、本人出演によるもの。
- Startin'
- カプコンPS2用ソフト『新 鬼武者 DAWN OF DREAMS』OPテーマ
- 日本テレビ系『スポーツうるぐす』2006年2月・3月期テーマソング
- JEWEL
- Panasonic デジタルカメラ「LUMIX FX07」CMソング ※
- Born To Be...
- 日本テレビ系『トリノ2006』テーマソング
- Beatutiful Fighters
- Panasonic「D-snap Audio」/「D-dock」CMソング ※
- BLUE BIRD
- 「ゼスプリ・ゴールドキウイ」CMソング
その他の収録アルバム (シングル曲除く)
- JEWEL
- momentum
- Secret
収録ライブ映像 (シングル曲除く)
- Not yet
- until that Day...
- 『ayumi hamasaki BEST of COUNTDOWN LIVE 2006-2007 A』(A BEST 2 -WHITE-)
- 『ayumi hamasaki ASIA TOUR 2007 A 〜Tour of Secret〜』
- 『a-nation'07』(A COMPLETE 〜ALL SINGLES〜)
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2009-2010 A 〜Future Classics〜』
- 『ayumi hamasaki Rock'n'Roll Circus Tour FINAL 〜7days Special〜』
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2012-2013 A 〜WAKE UP〜』
- 『ayumi hamasaki ARENA TOUR 2015 A Cirque de Minuit 〜真夜中のサーカス〜 The FINAL』
- 『ayumi hamasaki ARENA TOUR 2016 A 〜M(A)DE IN JAPAN〜』
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2019-2020 〜Promised Land〜 A』
- 1 LOVE
- 『a-nation'07 BEST HIT LIVE』
- 『ayumi hamasaki ASIA TOUR 2007 A 〜Tour of Secret〜』
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2009-2010 A 〜Future Classics〜』
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2014-2015 A Cirque de Minuit 〜真夜中のサーカス〜』
- 『ayumi hamasaki ARENA TOUR 2015 A Cirque de Minuit 〜真夜中のサーカス〜 The FINAL』
- 『ayumi hamasaki ASIA TOUR 〜24th Anniversary special@PIA ARENA MM〜』
- 『TA LIMITED LIVE TOUR 2016』(ayumi hamasaki UNRELEASED LIVE BOX A)
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2018-2019 A -TROUBLE-』(ayumi hamasaki UNRELEASED LIVE BOX A)
- It was
- LABYRINTH
- 『ayumi hamasaki ASIA TOUR 2007 A 〜Tour of Secret〜』
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2019-2020 〜Promised Land〜 A』
- 『ayumi hamasaki TROUBLE TOUR 2020 A 〜サイゴノトラブル〜 FINAL』
- JEWEL
- 『ayumi hamasaki ASIA TOUR 2007 A 〜Tour of Secret〜』(2007.3.10 さいたまスーパーアリーナ)
- 『ayumi hamasaki 15th Anniversary TOUR 〜A BEST LIVE〜』
- 『ayumi hamasaki TROUBLE TOUR 2020 A 〜サイゴノトラブル〜 FINAL』
- 『A BALLADS 2』
- 『第57回NHK紅白歌合戦』(A BALLADS 2)
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2021-2022 A 〜23rd Monster〜』(ayumi hamasaki ASIA TOUR 〜24th Anniversary special@PIA ARENA MM〜)
- momentum
- 『ayumi hamasaki ASIA TOUR 2007 A 〜Tour of Secret〜』(2007.4.22 上海グランドステージ)
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2009-2010 A 〜Future Classics〜』
- 『A BALLADS 2』
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2013-2014 A』
- 『ayumi hamasaki Special SHOWCASE 〜Xmas Eve 2020〜』(A BALLADS 2)
- taskinst
- 『ayumi hamasaki ASIA TOUR 2007 A 〜Tour of Secret〜』
- 『ayumi hamasaki ASIA TOUR 〜24th Anniversary special@PIA ARENA MM〜』
- kiss o' kill
- 『ayumi hamasaki ASIA TOUR 2007 A 〜Tour of Secret〜』
- 『ayumi hamasaki ARENA TOUR 2012 A 〜HOTEL Love songs〜』
- Secret
- 『ayumi hamasaki ASIA TOUR 2007 A 〜Tour of Secret〜』
- 『A BALLADS 2』
- 『ayumi hamasaki ARENA TOUR 2015 A Cirque de Minuit 〜真夜中のサーカス〜 The FINAL』
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2021-2022 A 〜23rd Monster〜』(ayumi hamasaki ASIA TOUR 〜24th Anniversary special@PIA ARENA MM〜)
- 『ayumi hamasaki ASIA TOUR 2007 A 〜Tour of Secret〜』
脚注
注釈
- ^ アルバム発売後に発表。
出典
- ^ “浜崎あゆみ/Secret”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2016年10月4日閲覧。
- ^ “Secret|浜崎あゆみ”. ORICON STYLE. オリコン. 2016年6月7日閲覧。
- ^ “オリコン年間 CDアルバムランキング 2006年度 21~30位”. ORICON STYLE. オリコン. 2016年10月4日閲覧。
- ^ “オリコン年間 CDアルバムランキング 2007年度 71~80位”. ORICON STYLE. オリコン. 2016年10月4日閲覧。
- ^ “レコ協、3月度着うた等有料音楽配信認定を公表”. Musicman-NET. エフ・ビー・コミュニケーションズ (2014年4月18日). 2016年10月4日閲覧。
- ^ “浜崎あゆみ、3年ぶりミニアルバムをリリース!”. ORICON STYLE. オリコン (2006年10月13日). 2016年10月4日閲覧。
- ^ “浜崎あゆみ、ミニアルバムからフルアルバムに変更”. ORICON STYLE. オリコン (2006年10月25日). 2016年10月4日閲覧。
- ^ beat freak 2006年12月号
- ^ “あゆ 初タトゥー入れちゃった…”. デイリースポーツ (2006年11月9日). 2007年1月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月4日閲覧。
- ^ a b “浜崎あゆみ / Secret”. CDジャーナル. 2020年8月18日閲覧。
- ^ “8th ALBUM Secret SPECIAL INTERVIEW”. 2020年10月14日閲覧。
- ^ “01.Not yet 楽曲解説”. 2020年10月14日閲覧。
- ^ “02.until that Day... 楽曲解説”. 2020年10月14日閲覧。
- ^ “03.Startin' 楽曲解説”. 2020年10月15日閲覧。
- ^ “04.1 LOVE 楽曲解説”. 2020年10月15日閲覧。
- ^ “05.It was 楽曲解説”. 2020年10月15日閲覧。
- ^ “06.LABYRINTH 楽曲解説”. 2020年10月15日閲覧。
- ^ “07.JEWEL 楽曲解説”. 2020年10月18日閲覧。
- ^ “08.momentum 楽曲解説”. 2020年10月18日閲覧。
- ^ “09.taskinst 楽曲解説”. 2020年10月18日閲覧。
- ^ “10.Born To Be... 楽曲解説”. 2020年10月19日閲覧。
- ^ “11.Beautiful Fighters 楽曲解説”. 2020年10月19日閲覧。
- ^ “12.BLUE BIRD 楽曲解説”. 2020年10月19日閲覧。
- ^ “13.kiss o´ kill 楽曲解説”. 2020年10月19日閲覧。
- ^ “14.Secret 楽曲解説”. 2020年10月19日閲覧。
外部リンク
momentum
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:20 UTC 版)
「Secret (浜崎あゆみのアルバム)」の記事における「momentum」の解説
浜崎いわく「浜崎あゆみ史上最も歌入れに時間の掛かった曲」とのことであり、浜崎自身、歌入れは早い方なのであるが、この曲だけは完成させるまでに4日間ほども要したのだと言い、ヴォーカル・ブースにずっと籠りっ切りであったのだと言う。
※この「momentum」の解説は、「Secret (浜崎あゆみのアルバム)」の解説の一部です。
「momentum」を含む「Secret (浜崎あゆみのアルバム)」の記事については、「Secret (浜崎あゆみのアルバム)」の概要を参照ください。
「Momentum」に関係したコラム
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FXやCFDのRMI(Relative Momentum Index)とは、テクニカル指標のモメンタムを用いて、値動き幅から相場の売られ過ぎ、あるいは、買われ過ぎを判断するためのテクニカル指標のことで...
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FX(外国為替証拠金取引)のチャート分析ソフトMT4(Meta Trader 4)のインディケーターとは、チャートを分析するためのテクニカル指標のことです。MT4のインディケーターには、罫線分析ツール...
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FX(外国為替証拠金取引)のモメンタム(momentum)とは、為替レートの勢いやトレンドの転換点などを調べる時に用いられるテクニカル指標の1つです。モメンタムの計算方法は次の通りです。計算期間をn日...
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