Momi 節
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 15:06 UTC 版)
ニイタカトドマツ Abies kawakamii 台湾の標高2500-3500m付近の山岳地帯に分布。和名のニイタカは台湾最高峰の玉山(標高3952m)を日本が統治している間は新高山(にいたかやま)と称したことからきており、台湾産種にはよく見られる接頭語である。中国名は台湾冷杉。 ウラジロモミ Abies homolepis 東北南部から九州北部にかけて分布。和名は葉の裏の気孔が白く見えることに由来。種小名homolepisは「同じ鱗片の」の意味。 Abies recurvata 中国中西部甘粛省や四川省の山岳地帯に分布。中国名は紫果冷杉。 モミ Abies firma 東北地方から九州南部にかけて分布。日本のモミ属の中では最も南に分布する種類で、他のモミ属と混生する時も比較的標高の低い場所に生える。 Abies beshanzuensis 1960年代に中国南東部、浙江省百山祖地区の標高1700m付近で発見された種。分布は極めて局所的で、発見時点で僅か7本、現存本数は数本と言われる。中国名は発見場所に因む百山祖冷杉。A. firmaやA. ziyuanensisの亜種・変種と考える学者もいる。 チョウセンモミAbies holophylla 中国東北部から朝鮮半島北部、ウスリー地域に分布。中国名は杉松で一般にモミ属に充てられるの「冷杉」ではない。樹高30m、直径1mになる中型種で林業用樹種としてよく用いられる。若い球果はモミ属では少数派の緑色で、熟すと茶色になる。種小名holophyllaは「完全な葉」の意味。 Abies chensiensis 陝西省からチベットにかけてとインド極東部に分布。中国名は秦嶺冷杉や陝西冷杉。 Abies pindrow ネパールからアフガニスタンにかけてのヒマラヤ山脈地域に分布。標高2500-3500m付近にマツ属やトウヒ属の針葉樹と混生することが多く、特に冷涼で多湿の北向き斜面に多いという。種小名はネパール語における本種の呼び名だという。 Abies ziyuanensis 中国南部の湖南省地域原産。
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