3Gハイスピードとは? わかりやすく解説

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スリージー‐ハイスピード【3Gハイスピード】


3G ハイスピード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/21 04:14 UTC 版)

3Gハイスピードソフトバンクモバイルが提供している第三世代携帯電話「SoftBank 3G」の第3.5世代携帯電話サービスで、HSDPAHSUPA方式を利用している。最大受信14.4Mbps、送信5.76Mbpsのデータ通信サービス。

概要

2006年10月14日より、X01HTの発売と同時にHSDPAサービスを開始した。

下りの通信速度は、最初は最大3.6Mbpsであった。2008年11月下旬より3Gハイスピード対応エリアの一部から下り最大7.2Mbpsに対応している[1]。2011年6月4日より、SoftBank 006SHから下り14.4Mbpsに対応。

上りの通信速度は、最初は最大384kbps。2009年冬以降に発売される端末の一部は上り1.4MbpsのHSUPAに対応している。2010年より、iPhone 4などから、上り5.76Mbpsにも対応。一部上り最大2.0Mbpsの端末もある。

NTTドコモFOMAハイスピードイー・モバイルEMモバイルブロードバンドの名称で、同様のサービスを行っている。

WILLCOM CORE 3G

2010年10月より、当網のMVNOとして、WILLCOM CORE 3Gのラインナップに追加された(ただし、従前のFOMAハイスピード網を利用したサービスの新規受付を終了している)。ただし、ソフトバンクモバイルが提供するホームアンテナFTにはいずれの端末を用いた場合であっても対応していない。

ULTRA SPEED

2011年7月8日より、1.5GHz帯を利用してDC-HSDPAHSPA+を含む)サービスを、ULTRA SPEEDというブランドで提供を開始した。下り最大42Mbps(誤り訂正符号を含む)[2]

  • サービスエリア:政令指定都市および県庁所在地を中心にエリアを順次拡大していく予定。
  • 料金
    • データフラットプラン for ULTRA SPEED - 月額4,980円
    • データし放題 for ULTRA SPEED - 月額1,400円~5,460円
  • 対応機種:005HW、007Z et. al

サービスエリア

エリアは下記の記述の通り、他社と比べ後れを取っているが理由としては次の点が挙げられる。

  • ソフトバンク側は3Gハイスピードのエリア拡大より3Gの方をエリアの品質向上を優先していた。
  • 開業当時は対応機種がそれ程多くなかった。かつ、対応機種にばらつきがあった。

なお、今後はハイスピードエリアの拡大に専念する方針ではあるが、完了予定年月は公表されていない。

2009年12月現在、HP上並びにソフトバンクカタログには、「下り最大3.6Mbps:全国の県庁所在地および主要都市(順次拡大中) 同7.2Mbps関東/東海/関西/東北/中国/四国/九州の一部エリア(順次拡大中) 上り最大1.4Mbps:東京の一部エリア(全国政令指定都市へ順次拡大予定)」と記載されている。(1年前の2008年1月のソフトバンクカタログには「全国の県庁所在地および主要都市、首都圏/16号線内、東海/名古屋市および周辺の主要都市、静岡市、関西/京阪神エリア」と記載されていたのと比較すると拡大はされているのが分かる。その後、実際には主要都市に限らずかなりのエリアに対応しているようではある。)

サービス開始から3年を経過しても3Gハイスピードのエリアマップの公開や今後のサービスエリア拡大のロードマップも示されていなかったが、「電波改善宣言[3]」を発表し、サービスエリアの確認はソフトバンクショップ、またはお客さまセンターへの問い合わせに加えて、電波状況ピンポイント検索サービスエリアマップでも確認出来るようになった。

ソフトバンクモバイルの宮川潤一取締役専務執行役CTOへのインタビュー[4]によれば、3G ハイスピード対応の基地局は、屋外基地局35,000局のうち、約30%ということが明らかになった。

人口カバー率は、2008年度(2009年3月期)第1四半期連結決算発表会において、現在70%[5]であることが公表された。同会の席上で、孫正義社長は「しばらくのうちに95%にまで増やしていく」としたが、実現時期のコミットメントはなく、現時点での実績も同業他社と比べて低い。

なお、NTTドコモFOMAハイスピードは2008年12月末時点で100%[6]イー・モバイルは2008年6月時点で85%[7]を達成し、2009年12月現在90%を超えている。

対応機種(発売予定機種含む)

2007年春モデルより9シリーズ初として911Tが対応し、夏モデル以降は9シリーズ標準対応となり、2008年夏モデルより全モデルが対応となる。

数値は、下り/上り(送受信)の最大通信速度。特に明記のない限り端末の通信速度は下り最大3.6Mbps、上り最大384kbpsである。

SoftBank 3G

SoftBank 3Gの対応機種。

SoftBank Xシリーズ

SoftBank Xシリーズ(スマートフォン及びPocket PCの対応機種。

SoftBank スマートフォンシリーズ

SoftBank スマートフォンシリーズ(スマートフォン及びタブレットデバイス)の対応機種。

SoftBank C シリーズ

SoftBank C シリーズ(データ通信端末)の対応機種。

ソフトバンクコネクトカード

ソフトバンクコネクトUSB

ソフトバンクモバイルWi-Fiルーター

  • ファーウェイ
    • SoftBank C01HW(PocketWiFi) - 7.2Mbps/1.4Mbps(USIMカードを入れ替え、他社網を利用した場合、上り最大5.7Mbps)。

ネットブック

Photovisionシリーズ

Photovisionシリーズ(デジタルフォトフレーム)の対応機種

メーカブランド

メーカブランド(SoftBankブランドではない端末)の対応機種。

WILLCOM CORE 3G(ウィルコムMVNO)

WILLCOM CORE 3GウィルコムMVNO)の対応機種。

関連項目

脚注

  1. ^ 「3Gハイスピード」が下り最大7.2Mbpsに対応”. プレスリリース. ソフトバンクモバイル (2008年10月30日). 2017年3月1日閲覧。
  2. ^ 業界最速・最安のデータ通信サービスを提供開始”. プレスリリース. ソフトバンクモバイル (2011年7月5日). 2017年3月1日閲覧。
  3. ^ ソフトバンク電波改善宣言”. プレスリリース. ソフトバンクモバイル (2010年3月28日). 2017年3月1日閲覧。
  4. ^ 松元英樹 (2008年8月20日). “iPhone発売で携帯網増強“待ったなし””. ITpro. 日経BP. 2017年3月1日閲覧。
  5. ^ 大河原克行 (2008年8月5日). “ソフトバンク四半期決算、移動体通信事業は減収増益”. ケータイ Watch. Impress Watch. 2017年3月1日閲覧。
  6. ^ NTTドコモ 報道発表資料:FOMAハイスピードエリアの人口カバー率100%を達成
  7. ^ 平賀洋一 (2008年7月10日). “イー・モバイル、6月末までのサービスエリア拡大実績を公表”. ITmedia Mobile. アイティメディア. 2017年3月1日閲覧。

外部リンク


3G ハイスピード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 02:38 UTC 版)

SoftBank 3G」の記事における「3G ハイスピード」の解説

2006年10月14日よりサービス開始HSDPAHSUPA利用した最大受信14.4Mbps、送信5.76Mbpsのデータ通信サービス詳細は3G ハイスピードを参照

※この「3G ハイスピード」の解説は、「SoftBank 3G」の解説の一部です。
「3G ハイスピード」を含む「SoftBank 3G」の記事については、「SoftBank 3G」の概要を参照ください。

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