パケットし放題とは? わかりやすく解説

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パケットし放題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/03 14:58 UTC 版)

パケットし放題(パケットしほうだい)は、ソフトバンクモバイルSoftBank 3Gで提供する、プライスキャップ制(=上限付き従量制)のパケット定額制サービスである。

概要

パケットし放題
2006年10月26日に「ゴールドプラン」「オレンジプラン」「ブループラン」を提供開始した際に、これらの新プランで契約可能なパケット定額制サービスとして提供を開始した(旧プランでも契約可)。
パケット単価は0.084円(税込)/パケット、上限額は4,410円(税込)であり、以前より提供されていた「デュアルパケット定額」と比べるとパケット単価・上限額は値上がりし、SMSは定額の対象外となっている(詳細は後述)。しかし、下限額は1,029円(税込)となり21円(税込)下がった。
PCサイトブラウザ」を使用した場合の上限額は5,985円(税込)、「PCサイトダイレクト」を使用した場合の上限額は9,800円(税込)である(2008年4月分より、10,290円(税込)から値下げ)。
パケットし放題S
2009年7月31日より提供開始。これは、2009年4月28日NTTドコモの「パケ・ホーダイダブル」の下限額値下げに対抗し「パケットし放題2(仮称)」として7月より下限額490円(税込)で提供することが予告されていたものを、auの「ダブル定額スーパーライト」に対抗して下限額を390円(税込)に改めたものである。パケットし放題と比べると、下限額は下がっているもののパケット単価が0.105円(税込)/パケットに値上がりしている。
ホワイトプラン」「ゴールドプラン」加入回線で契約すると、ソフトバンク同士のメールであっても通信料がかかっていたが、2011年3月利用分よりプランに従って無料になるように改定された[1]
パケットし放題 for スマートフォン
パケット定額フル」(2008年7月11日提供開始)を2010年4月27日より名称変更したもの。パケットし放題と比べると、下限額・パケット単価は変わらないものの、「PCサイトブラウザ」「PCサイトダイレクト」使用の有無に関わらず上限額が5,985円(税込)となる。その名称の通り、XシリーズiPhoneといったスマートフォンを利用する人向けである。
パケットし放題フラット
「ケータイWi-Fi専用パケット定額」を2010年4月27日より改定し、XシリーズやiPhoneでも利用可能にしたもの。「PCサイトブラウザ」「PCサイトダイレクト」使用時を除き、一律4,410円(税込)でパケットが使い放題となる。「ケータイWi-Fi」利用者は契約が必須である。2010年11月11日までに契約した場合、「PCサイトダイレクト」も4,410円(税込)で使い放題となる。
モバイルデータ通信は、パケットし放題、パケットし放題S、パケットし放題 for スマートフォン、パケットし放題フラットのすべてにおいて定額の対象外で、パケット単価の割引もない(料金プランにより定められたパケット単価が適用)。

料金

各種キャンペーンなどの適用により下限額や上限額は変わる場合がある。以下は通常時の料金。

パケットし放題

  • SoftBank 3G 及び iPhone
  • 0~12,250パケット:一律1,029円(税込)
    • ダブルナンバーB回線の場合、0.084円(税込)/パケットの従量制(0パケット時0円)
  • 12,250超~52,500パケット:0.084円(税込)/パケットの従量制
  • 52,500パケット超:一律4,410円(税込)。これ以降は使い放題
    • 「PCサイトブラウザ」を使用した場合、上限は5,985円(税込)
    • 「PCサイトダイレクト」を使用した場合、上限は9,800円(税込)

パケットし放題S

  • Softbank 3G
  • 0~3,720パケット:一律390円(税込)
  • 3,720超~42,000パケット:0.105円(税込)/パケットの従量制
  • 42,000パケット超:一律4,410円(税込)。これ以降は使い放題
    • 「PCサイトブラウザ」を使用した場合、上限は5,985円(税込)
    • 「PCサイトダイレクト」を使用した場合、上限は9,800円(税込)

パケットし放題S 4Gケータイ

  • 4G携帯向けのプラン[2]
  • 月間500KBまで0円。請求上限額:4200円
  • データ通信料金:0.005円/1KB[3]

パケットし放題フラット

  • SoftBank3G 及び iPhone
  • 一律4,410円(税込)で使い放題
    • 「PCサイトブラウザ」「PCサイトダイレクト」を使用した場合、52,500パケット超は0.084円(税込)/パケットの従量制で、上限は5,985円(税込)
    • 2010年11月11日までに契約した場合、「PCサイトダイレクト」も4,410円(税込)で使い放題

パケットし放題MAX for スマートフォン

  • Softbank スマートフォン 及び Softbank Xシリーズ
  • 0~7,125,000パケット:一律3,985円(税込)
  • 7,125,000超~7,148,800パケット:0.084円(税込)/パケットの従量制
  • 7,148,800パケット超:一律5,985円(税込)。これ以降は使い放題
    • 「PCサイトブラウザ」「PCサイトダイレクト」使用の有無に関わらず同額
    • 他社を含めた2段階定額サービスと比べて下限での通信分が非常に多い。なお、2011年4月30日までで加入受付終了。

パケットし放題S for スマートフォン

  • Softbank スマートフォン 及び Softbank Xシリーズ
  • 0~4,650パケット:一律390円(税込)
  • 4,650超~71,250パケット:0.084円(税込)/パケットの従量制
  • 71,250パケット超:一律5,985円(税込)。これ以降は使い放題
    • 「PCサイトブラウザ」「PCサイトダイレクト」使用の有無に関わらず同額

備考

上述のとおり、SMSは本割引サービスの対象外となる。SMSは1通3.15円とはいえ、日常的に利用すると無視できない金額となるため、無駄な課金を回避する手段として、「本サービス加入回線では、発信するメールはすべてS!メール(MMS)とする」という方法が挙げられる。

一部の機種ではメールの作成の際にSMS/MMSの自動判別を行う機能があるが、当該機種で電話番号を宛先としたメールを発信する場合、本文が短くかつ件名や添付ファイルがないとSMSとして発信されるおそれがある。1文字(1バイト)でも件名を入れればMMSとして発信され、この問題を回避できる。

ただし、ゴールドプランまたはホワイトプラン加入回線の場合は、ソフトバンク宛のSMSが無料であるため上記の回避手段の必要はない。

関連項目

脚注

  1. ^ ソフトバンクモバイル「パケットし放題Sの改定について」
  2. ^ ソフトバンク、4Gケータイにも「スマ放題ライト」を提供 2段階定額も0円スタートに
  3. ^ https://cdn.softbank.jp/mobile/set/common/pdf/legal/spguide/price_plan/4g_s_keitai.pdf#search='パケットし放題S+4G+0.005'

外部リンク


パケットし放題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 07:29 UTC 版)

SoftBank (携帯電話)」の記事における「パケットし放題」の解説

パケット定額制サービス

※この「パケットし放題」の解説は、「SoftBank (携帯電話)」の解説の一部です。
「パケットし放題」を含む「SoftBank (携帯電話)」の記事については、「SoftBank (携帯電話)」の概要を参照ください。

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