2010年4月 - 2020年9月 渡辺時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 13:50 UTC 版)
「スーパーJチャンネル」の記事における「2010年4月 - 2020年9月 渡辺時代」の解説
2010年3月29日より小宮・坪井の後任の3代目メインキャスターに、前番組『ステーションEYE』以来14年半ぶりの夕方の報道番組再登板となる渡辺宜嗣(当時テレビ朝日アナウンサー)と、坪井と入れ替わる形で『ワイド!スクランブル・第1部』内の『ANNニュース』(平日11:45 - 12:00)を担当していた上山千穂を起用。渡辺と上山は既に『Nステ』で共演している。新テーマ曲にPerfumeの音楽プロデュース等で知られるcapsuleの中田ヤスタカを起用。 2011年1月4日からテロップのデザインが変更された(ただし速報・中継時の画面右上のテロップ、出演者の氏名テロップは2016年3月10日まで使用)。同年3月14日から4月1日まで、東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)関連ニュースへの対応と『報道ステーション』のセット建て替え工事のため、ニュースルームを使用した。 視聴率は2011年度以降上昇傾向にあり、同年4月から6月までの第1クール平均が民放同時間帯1位となり同局社長の早河洋(当時)より「社長賞」が番組に送られた。いずれも、開局以来初の記録。直前番組のドラマの再放送枠の視聴率が高く、それをそのまま引き継いでいるのも要因の一つとされている。2011年7月より、全国の天気が17:34頃にも放送される。次いで東日本大震災の影響で2011年12月まで東京電力管内の当日の電力使用率も伝えるようになった。 2012年3月26日より、セットのLEDモニターを「クリスティ マイクロタイル」に変更した。また、キャスター席の後ろにも同じくマイクロタイルを設置している。6月20日から6月28日の間(金曜日を除く)は一時的に18:53終了となり、これにより19時台の番組は、テレビ朝日など一部のネット局でフライングスタートを実施。その後も2013年頃まで期末・期首改編期や年末年始といった特番シーズンにおいて不定期に編成された。 2012年の年間平均は民放各局のみならず、NHK総合テレビを初めて抜き去り同時間帯1位を記録。2013年2月の月間平均では10.0パーセントを記録している。こうした視聴率好調により、それまで当時平日夕方の視聴率争いでトップを独走していたフジテレビ『スーパーニュース』の牙城を、日本テレビの『news every.』と共についに崩し、2015年3月には『スーパーニュース』を終了に追い込んだ。 2013年3月25日からは『やじうまテレビ!』(同年9月30日からは『グッド!モーニング』)とスタジオの共有を開始した。同月29日をもって、上山が社の制度を利用してニューヨークへ留学するため、番組を降板。同年4月1日から、これまで水 - 金曜のサブキャスターだった八木麻紗子が上山に代わりメインキャスターに昇格した。同年9月30日からは16:54の飛び乗り点を廃止し、17時台のネット局は16:53開始に統一された。 2014年12月に渡辺はアナウンス職を離れたが、引き続きテレビ朝日専属キャスターとして当番組への出演を継続。 2015年3月30日より月曜 - 木曜の放送開始時刻を16:50に繰り上げ、同月27日をもって降板した八木の後任のメインキャスターに竹内由恵(当時テレビ朝日アナウンサー、現在フリーアナウンサー)が登板した。同年4月3日からは金曜のみさらに1時間前倒しの15:50に繰り上げ、15:50 - 16:50を第1部・16:50 - 19:00を第2部とした2部制が敷かれた。さらに、11年半使用されたロゴと、5年間使用されたテーマ曲を変更した。同年6月1日より、月曜日のみ直後の19時台の番組との接続はステブレレスとなった(その後2018年4月3日からは火~木も、2019年10月4日から金曜日もそれぞれステブレレスに変更)。 2016年3月11日からテロップデザインが5年ぶりに変更された。また、同年4月1日 - 4月8日は同じ第4スタジオの『報ステ』のスタジオセット改装工事 のため、再びニュースルームを使用した。 2017年3月31日をもって金曜版の2部制廃止ならびに第1部相当時間帯の放送を終了し、翌4月3日からは再び月曜から金曜まで通しで平日版の放送開始時刻が16:50に統一された。 2017年12月28日から2018年2月16日まで第4スタジオでの設備更新及びスタジオセット改装工事のため、ニュースルームに類似のスタジオセットを建てて放送した。その後、同年2月19日から新スタジオセットに移行された。なお、これまでスタジオセットを共有していた『グッド!モーニング』は2017年12月28日から第5スタジオに移転(『ワイド!スクランブル』と共用)し、同じく第4スタジオを使用していた『報ステ』『サタデーステーション』『サンデーステーション』のスタジオセットは『羽鳥慎一 モーニングショー』のスタジオセットがあった第3スタジオに、『モーニングショー』のスタジオセットは本番組と同じ第4スタジオに移設されている。 2018年9月28日をもって、竹内が『報道ステーション』へ異動(月 - 木曜日はスポーツキャスター、金曜日はメインキャスターとしてそれぞれ出演)となるため、本番組を降板。同年10月1日から、後任にこれまで水 - 金曜日のサブキャスターを務めていた林美沙希がメインキャスターに昇格した。 2019年4月1日からテーマ曲は4年ぶりに、テロップデザインが3年ぶりに変更された。それと同時に、民放キー局における夕方のニュース番組の放送期間で『ニュースプラス1』→『Newsリアルタイム』(日本テレビ)の22年を上回り、『JNNニュースコープ』(TBSテレビ)に次ぐ歴代2位の長寿に達した。また、前週までコメンテーターとして長らく出演していた大谷昭宏(ジャーナリスト)と萩谷順(法政大学教授、元朝日新聞編集委員)が降板し、コメンテーター制度をいったん廃止した。 2019年10月に金曜17時台の特集枠においてやらせが発覚(詳細は後述参照)したことにより、同月18日から金曜17時台の特集がコーナー休止(後にこのままコーナー打ち切り)となる事態が発生。その後、同年いっぱいで17時台特集枠は全曜日で廃止され、2020年1月6日からはそれに替わる新たなニュースコーナー「NEWSいっき見」がスタート。そのため、特集枠はこの時点で18時台の1枠のみになる。 2020年3月30日より放送開始時刻が10分繰り上がり、16:40 - 19:00となる。また、全国ネット枠も3分繰り上げ・拡大(17:50 - 18:15)した。 2020年4月13日からは新型コロナウイルス対策のため、渡辺・林の出演曜日を月 - 水曜日に縮小し、木・金曜日は菅原知弘・大木優紀(共にテレビ朝日アナウンサー)がメインキャスターを務める臨時シフトが組まれた。さらに、当月16・17日は土曜版を担当する矢島悠子が、20日 - 23日は以前メインキャスターだった八木が臨時で出演した(翌日以降は先述通り林と大木が出演していた)。同年9月25日を以て2班体制は終了し、9月28日から10月2日までの渡辺のメインキャスター最終週は渡辺と林がメインキャスターを、大木と菅原は17時台の「いま知る」と18時台の「新着ニュース」を担当した。 2020年10月2日をもって、渡辺が10年半務めたメインキャスターを勇退。同日は18:15の全国ネット枠終了間際と関東ローカルでのエンディングで渡辺がメインキャスター勇退にあたっての挨拶を行ったほか、エンディングではそれに加えてこの日で当番組日曜版や『大下容子 ワイド!スクランブル』へ異動のため降板した菅原の降板の挨拶も合わせて行われた。なお、渡辺は降板はせずコメンテーター兼スペシャルリポーターという肩書きで引き続き出演することになった。
※この「2010年4月 - 2020年9月 渡辺時代」の解説は、「スーパーJチャンネル」の解説の一部です。
「2010年4月 - 2020年9月 渡辺時代」を含む「スーパーJチャンネル」の記事については、「スーパーJチャンネル」の概要を参照ください。
- 2010年4月 - 2020年9月 渡辺時代のページへのリンク