高倉麻子監督時代とは? わかりやすく解説

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高倉麻子監督時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 07:26 UTC 版)

サッカー日本女子代表」の記事における「高倉麻子監督時代」の解説

2016年4月27日佐々木監督退任に伴い後任U-20サッカー日本女子代表監督高倉麻子就任日本A代表では男女通じて初の女性監督となった2017年12月日本開催されEAFF E-1サッカー選手権2017 決勝大会では第1戦で韓国対戦。この試合キャプテン務めたチョ・ソヒョンPK決められるなど相手2度追いつかれたが、83分に岩渕真奈決勝ゴール決め3-2勝利。第2戦では中国対戦し20分に田中美南先制ゴール決めて前半折り返す1点リード迎えた後半追加点挙げることができなかったが、最後までリード守り抜いて1-0勝利。3大会ぶりの優勝王手をかけた。第3戦の北朝鮮戦では、前半日本ペース試合進めたものの、ここまで失点強固守備前に決定機作れず、スコアレスで前半折り返す後半ミドルシュートクロスから2つゴール奪われそのまま逃げ切り許して0-2敗戦。3大会ぶりの優勝逃した2018年3月発表されFIFAランキングでは11位に後退し2007年12月以来10年ぶりにトップ10から外れた同年4月ヨルダン開催され2018 AFC女子アジアカップ2019 FIFA女子ワールドカップ予選)では初戦ベトナム戦は4-0快勝。第2戦の韓国戦は互いに譲らない攻防戦繰り広げた末に最後までゴール奪えスコアレスドロー第3戦のオーストラリア戦では63分に阪口夢穂ゴール先制するも、86分に守備ミス突かれ失点献上し1-1引き分けたが、グループリーグ2位通過して準決勝進出し規定により5位までに与えられるワールドカップ出場獲得したこの後準決勝では中国3-1退け決勝進出決勝ではオーストラリア相手攻め込まれる時間続いたが、守備陣が相手パワープレーに耐え抜き84分に横山久美決勝ゴールをたたき込んで1-0勝利大会連覇達成した)。 同年8月インドネシア開催されアジア競技大会出場初戦タイ戦は2-0勝利。第2戦では4月行われたAFC女子アジアカップ対戦したベトナム7-0大勝し、2連勝グループリーグを1位で通過準々決勝では4年前の前回大会去年12月EAFF E-1サッカー選手権雪辱賭けて北朝鮮対戦40分に岩渕先制ゴール62分には長谷川追加点となるゴール決めて2点リードする70分にPKから失点献上するが、同点とはさせずに最後までリード守り切って2-1勝利し準決勝進出準決勝では4月行われたAFC女子アジアカップスコアレスドロー終わった韓国対戦。5分に菅澤優衣香ゴール1点先行。しかし、その後韓国攻め込まれる時間続いたが、失点を許すことなく前半終了後半韓国押し込む展開となり、日本必死に耐える時間続いたペース握られたまま得点奪えずにいると、63分にクロスからイ・ミナヘディングシュート決められ同点追いつかれる。このまま延長戦突入かと思われた中で86分に菅澤が左サイドからクロス上げると反応したイム・ソンジュが頭で合わせてオウンゴール。これが決勝点となり2-1勝利し決勝進出決勝では2大会ぶりの優勝をかけて中国対戦立ち上がりから中国積極的な守備翻弄され攻撃リズム作れず、消化不良のまま前半終了後半中国日本押し込む展開となったが、守備集中切らすことなく守り続け90分には中島クロスから菅澤決勝ゴール決めて1-0勝利し、2大会ぶり2回目優勝飾った2018年アジア大会では4月AFC女子アジアカップ続いて2冠達成となった)。 2019年6月フランスで開催され2019 FIFA女子ワールドカップ出場グループステージではアルゼンチンスコットランドイングランドと同組になったが、初戦アルゼンチン戦相手4バック最後まで崩しきれず、スコアレスドロー終わった。第2戦のスコットランド戦前半岩渕真奈菅澤優衣香ゴール前半2-0折り返した。しかし後半再三決定機幾度か迎えるも決めきれず、88分に守備ミスからラナ・クレランドに1点返される同点はさせることなく2-1辛勝した第3戦のイングランド戦はエレン・ホワイトに2ゴール奪われ0-2敗れたが、1勝1分1敗のグループD2位で決勝トーナメント進出決めた決勝トーナメント1回戦ラウンド16)では3連勝グループE1位のオランダ対戦17分にリーケ・マルテンス先制点許したが、43分に長谷川唯ループシュート決めて1-1前半折り返した同点試合折り返した後半日本ペース試合進めたが、再三決定機決めきれず。延長戦突入が近づいてきた試合終盤90分にビビアン・ミーデマが放ったシュート熊谷紗希の腕に当たってハンド反則取られPK与えると、これをリーケ・マルテンス冷静に決められ1-2惜敗ベスト16大会を去ることとなった日本ベスト8以上に進出できなかったのは、2007年中国大会以来、3大会ぶりのことだった。また、アジア勢ベスト16全滅するのは、大会史最速のことでもあった。 同年12月韓国開催されEAFF E-1サッカー選手権2019出場初戦チャイニーズタイペイ戦は新戦力躍動しすさまじゴールラッシュ見せて9-0大勝飾った(この試合日本打ち込んだシュート46本で、相手には1本も許さないパーフェクト内容大勝飾った)。第2戦の中国戦では岩渕真奈が代表初のハットトリック達成し3-0快勝4大会ぶりの優勝王手をかけた。勝つか引き分け優勝が決まる最終戦韓国戦では、両チーム息詰まる攻防戦繰り広げた中、試合終盤88分に籾木結花放ったシュートがシム・ソヨンの左手直撃しハンド判定獲得したPKを籾木自らが決め1-0日韓戦制した最終的には3試合13得点失点の3戦全勝という圧倒的な強さ見せつけて4大会ぶりの優勝飾り翌年東京オリンピック弾みをつける結果残した(この試合翌日には男子韓国対戦。しかし、そちらは28分に失点喫してそのまま0-1敗れた。そのため、この大会で史上初となる男女ダブル優勝はかなわなかった)。 2021年1年延期され東京オリンピックを前に4月パラグアイ戦とパナマ戦で共に7-0大勝6月ウクライナ戦でも8-0完勝メキシコ戦では2021年失点喫するも5ゴール挙げて勝利親善試合では27得点1失点オリンピック本番向けて多く選手結果を残すなど五輪本番への期待高まっていた。五輪最後オーストラリア戦では後半9分に岩渕真奈PK決めて1-0勝利し2021年全勝のまま五輪本番挑むこととなった五輪本番ではグループE入りカナダイギリスチリと同組となった。ところが、初戦カナダ戦では開始わずか6分でこの試合A代表マッチ通算300試合達成となるクリスティーヌ・シンクレアに先制ゴール奪われ立ち上がり失点後半から出場した田中美南もステファニー・ラベーにPK止められ同点チャンス活かすことができず、終盤岩渕ゴール追いつく勝ち越しゴール奪え1-1引き分け。続くイギリス戦もカナダ戦で立ち上がり失点した課題払拭するべく相手攻撃懸命に凌いでいたが、後半29分にこれまで日本戦で何度もゴール奪ってきたエレン・ホワイトまたしても先制ゴール決められ0-1黒星最終戦チリ戦も再三決定機GKのクリスティアネ・エンドレルの好セーブ前に決めきれず、20本以上のシュート放ちながら迎えた後半32分にようやく田中先制ゴール決めて1-0勝利したが、自国開催ながらグループ3位通過これまでの親善試合とは全くの大違いという結果残した史上初の金メダル獲得目指し挑んだ準々決勝では女子サッカーNo.1アメリカ3-0破った大会唯一のグループステージ3連勝勝ち上がったスウェーデン対戦するも、またしても初戦続いて立ち上がり先制ゴール決められ失点。それでも前半23分に田中ワンチャンス生かして前半のうちに同点追いついて前半終える。だが、前半同様またしても後半立ち上がり勝ち越しゴール決められると、後半23分には三浦成美VAR判定の末にペナルティエリア内でハンド反則取られ与えたPKコソバレ・アスラニ決められ痛恨3点目を献上その後相手集中した守備苦戦し最後まで決定機作れないまま1-3終了自国開催メダルを掴む夢は準々決勝消えることとなった五輪前に行われた親善試合では28得点1失点好成績残していただけに、五輪本番では3得点5失点大会通じて強豪国相手に力の差を露呈し本番前期待とは大違い結果残してしまった。また、高倉麻子体制となって以降1度逆転勝利手にすることができなかった。そして、高倉麻子監督東京2020オリンピック終了後8月31日付で監督退任となった

※この「高倉麻子監督時代」の解説は、「サッカー日本女子代表」の解説の一部です。
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