近年の主な作品の山本勘助とは? わかりやすく解説

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近年の主な作品の山本勘助

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 05:56 UTC 版)

山本勘助」の記事における「近年の主な作品の山本勘助」の解説

山本勘助は以上の説明通り史実認められ情報極めて少なくそれだけ古今創作家想像力大い刺激してきた。 『風林火山』(井上靖武田晴信仕官した山本勘助諏訪頼重暗殺進言し、頼重殺され諏訪家武田家攻められ滅ぼされた。高遠城攻め入った勘助は、自害頑なに拒む頼重の娘由布姫出会い、その美しさ気高さ魅了された。仇討ちを誓う由布姫。晴信は由布姫側室に望むが、重臣たちはこれに反対勘助のみが側室迎えるべきと強く主張した勘助武田家諏訪家の絆ができること、そして由布姫幸せ願っていた。やがて、由布姫四郎勝頼を生む勘助由布姫への思慕の情を抱きながら各地戦い続けるが、由布姫若くして死去してしまう。悲しみ暮れ勘助にはやがて運命川中島の戦い迫っていた。 この作品では美し由布姫思慕の情を抱き尽くそうとする勘助ストーリーの軸となる。なお、『甲陽軍鑑』はそのような筋立てではない。 1969年映画化監督稲垣浩主演三船敏郎)され、同年日本テレビドラマ化主演東野英治郎)され、1992年に再び日本テレビ主演里見浩太朗)で、2006年テレビ朝日主演北大路欣也)で、2007年NHK大河ドラマ下記)で、テレビドラマ化がされている。 『信玄忍法帖』(山田風太郎多く武田信玄モノ小説とは異なり信玄没して後の世界を描く。足利義昭信長討伐令に応じる形で上洛目指す信玄上洛途上落命する。しかし信玄遺言にはその死は三年秘することが命じられていた。武田の敵である徳川家康は「甲斐の虎」たる信玄存否疑い配下間者放つ。それに対抗するは、川中島敗戦後隠者生活をしていた道鬼斎こと山本勘助陰武者駆使した様々な謀略であった。 この作品では山本勘助川中島敗戦では戦死せず生き延びて武田に影から力を尽くしてきたという新し解釈なされている。 『武田信玄』(新田次郎武田晴信倉科衆の謀反合議招かれた際、今川家間者山本勘助潜り込んでいた。このことを晴信に見破られ、このことがもとで合議終わった見破られたことを義元とがめられる形で勘助武田家潜り込んで武田家間者として働く。 間者として長尾家今川家織田家などの情報収集したり、禰津家の娘里見と晴信の間を取り持ったりする。 次第今川家との距離が広がり武田家忠誠をつくすうになる桶狭間の戦いでは信玄の命で簗田政綱とはかり今川義元殺害する最期川中島の戦い馬場信春率い別動隊敵襲伝え途中上杉軍雑兵太もも刺され使者としての任務を果たすも命を落とす勘助実在疑われた後に書かれ作品であり、勘助参謀ではなく使者間者として描いている。 この作品における勘助隻眼ではない。 1988年NHK大河ドラマ山本勘助役:西田敏行)でテレビドラマ化されている。 『風林火山』(2007年NHK大河ドラマ原作井上靖脚本大森寿美男主演内野聖陽物語序盤で、独自に勘助青年時代描いたことが新趣向である。 諸国遍歴武者修行の旅をしている大林勘助甲斐国入り合戦どさくさ武田家の侍に襲われ農民の娘ミツ助ける。勘助ミツ愛し合ううになるが、兵法極めた勘助軍師として身を立てることを願い流浪の旅続けることに。 武田家仕官した後、前述大河ドラマ武田信玄』と同じく桶狭間今川義元討死するよう仕向けるが、信玄の命ではなく勘助独断動いている。 この作品では、勘助1500年明応9年)に駿河国富士郡山本郷で誕生したという設定になっている。 『紅楓子(こうふうし)の恋』(宮本昌孝 徳間文庫将軍の星 義輝異聞収録山本勘助生涯描いた短編小説武田信玄正室三条の方密かに恋情を抱く。勘助三条の方寝所残したために、三条の方信玄密通疑われる。 『伊達の鬼 -片倉小十郎-』(田中克樹 新潮社 コミックバンチ)川中島敗戦では戦死せず、各地放浪していた。若かりし頃の片倉小十郎自分が鬼になれず主君である武田信玄戒めることができなかった事を語り小十郎大きな影響与えた。 この作品では長篠の合戦武田大敗喫した原因は、騎馬過信し鉄砲への理解深めなかったことを挙げている。 『男弐』(作・小池一夫 画・伊賀和洋 ビジネスジャンプ第一部甲斐鬼・山勘介篇として連載武田家仕える頃より、(作中では)服部半蔵の手により暗殺されるまでが描かれている。 片眼・方足と言う設定軍師として奇抜なアイデア奇抜な甲冑デザイン武田晴信信玄)に尽くす様など独自の観点ファンタジー要素含まれ描写が多い。

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