篠原重工
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「機動警察パトレイバー」の記事における「篠原重工」の解説
正式には「株式会社篠原重工業」であり略称はSHI。レイバーの製造・販売を主とした企業。関東を中心に5つの工場を持つ。 レイバーを含めて重工業メーカーとしては目立造船、菱井インダストリー、皮崎重工といった大企業と比較すれば後進で規模は小さく、前身の「篠原製作所」から社名を変更してから企業買収を繰り返している。そのため、社内には独立した派閥ができており社内の目標すら一枚岩とは言えない。漫画版によると特車二課へ納入する機種に関しても八王子工場と所沢工場で競合が行われたという。主要人物の篠原遊馬の家系が取締役を務めていることから作品との関わりが深い。
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篠原重工
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「機動警察パトレイバーの登場人物」の記事における「篠原重工」の解説
篠原 一馬(しのはら かずま) 篠原重工社長。 遊馬の父だが、遊馬とは犬猿の仲。 漫画版では篠原製作所時代から多額の政治献金を行っていた疑いがもたれている。イングラムの警察導入時にも政治家に対し、贈賄を行った疑いがもたれている。 小説版では、38歳で篠原重工の社長に就任し、多くの企業買収でレイバー産業に参入したと説明されている。 篠原 一驥(しのはら かずき) 小説版にて説明。篠原一馬の長男にして遊馬の兄。篠原重工中央研究所に勤務。 1995年11月、25歳にして交通事故で死亡。 稲田 さおり(いなだ さおり) 小説版にて登場。 一驥の許婚で、赤城銀行の副頭取の娘。 一驥との婚約は篠原一馬による政略的なものとされている。 篠原 雄高(しのはら ゆたか) 小説版にて説明。遊馬の祖父。1945年に「篠原重工」の起源である「篠原鉄工所」を設立する。その後、1957年に「篠原自動車部品」に改称、60年代前半に工場を三つにして「篠原製作所」に改称。1980年、息子である一馬が社長に就任すると同時に「篠原重工」となると、会長として第一線から身を引く。 息子の一馬とは確執があり、どこか彼の面影が感じられる初孫・一驥にも思うところがあった。一方で、遊馬のことは篠原重工を継いでほしいと願うほど溺愛してる。 一線にいたころは非常に激しい気性の人物であったとされるが、遊馬に対しては至って優しい好々爺であった。 実山 剛(じつやま つよし) 声:辻村真人 篠原重工常務、八王子工場長。 遊馬を育てた人物。遊馬に対しては敬称づけで呼ぶなど終始大人しい物腰で接しているが、事実上の育ての親であるため遊馬は「じっちゃん」と呼んでおり、実の親子のように打ち解けた間柄。当然、一馬とも古い付き合いである。真面目で会社を大切にする昔気質の技術者であると同時に情にも篤い好人物で、実家の不正を追及しようとする遊馬との間で苦しんでいることもある。 実山 高志(じつやま たかし) 篠原重工の社員(主任)。「じっちゃん」こと実山剛の息子で、「高志さん」の愛称で遊馬に呼ばれている。 父と同じくエンジニアとしての気概は強い。 帆場 暎一(ほば えいいち) 篠原重工ソフト開発部のプログラマー。推定30歳。天才的なプログラミング能力を持ち、彼が開発し同社の社運を賭けた新システムHOSは、レイバーの性能を30%以上向上させる。 劇場版1ではHOSにコンピュータウイルスを仕掛けた後、同僚たちの目前で方舟より投身自殺した。映像中では帆場の容姿ははっきりとは描かれていない。自分の経歴をほぼすべて抹消しているため、犯行計画や実行に移した動機も不明のままである。記録では、1997年、MIT留学から帰国直後に篠原重工へ入社し、その後26回、廃墟同然のボロアパートを転々としている。鳥を飼っては転居する毎に外に放しており、松井たちが捜査する上で徐々に異常性を垣間見ることになる。また、自身の名前からとった「E.Hoba」とエホバを捩り、HOSをはじめとする、自身が関わったもの全てに旧約聖書の一節を引用し、捜査結果を聞いた後藤は大学時代の「とある出来事」の時から長い時間を要して虎視眈々と計画を練っていたと推察、松井も転居先全てが一連のレイバー暴走事件の現場近くで、最初から計画のために転居していると確信し「真っ黒」と評している。 漫画版ではソフトウェア部門の部長。古柳教室の異端児と呼ばれ、ソフトウェアの力でハードウェアの力を最大限に引き出す、ということをモットーに研究していたことが同じ古柳教室だったシャフト土浦研究所の磯口、森川の口から語られている。漫画版では劇場版1の事件は発生しておらず、2000年以降も存命で全身も描かれている。 名前は「E.HOBA」=「エホバ」から[要出典]。劇場版ではアメリカ留学中のニックネームであり、「エホバは間違った呼び方で、本来はヤハウェと呼ぶのが正しい」との指摘があったことが作中で言われている。 宇垣(うがき) 漫画版に登場。自社のM&Aを主導し篠原重工への売却と同時に同社の取締役に就任している。売却した会社は、SHNTECとしてHOSの開発を行っており、今も実権を握っている。宇垣はエンジニア上がりだが、職人気質の実山高志が辟易するほどの商魂たくましさで、シャフトの劉極東マネージャーに新システムHOSを売り込み、シャフト・エンタープライズ・ジャパンの平光専務と事業提携を推進した。
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