歴代パトレイバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 23:37 UTC 版)
「機動警察パトレイバー」の記事における「歴代パトレイバー」の解説
歴代「パトレイバー」は作品によって異なる。 初期OVA版、劇場版第1作では、「篠原重工98式AV(AV-98、AVはAdvanced Vehicleの意)」に「イングラム」の愛称はなかった。ただし、これの流れを汲む小説版にはある。また、漫画版では野明は1号機に「アルフォンス」の命名は行っていない(単行本第2巻133ページでは左上腕部に自分の名前を書いたことはあった)。第一小隊機は「篠原重工96式アスカMPL」で、「95式アスカSSL(通称:大将)」を篠原重工所沢工場で改造したものである。劇場版第1作で、O.S.であるH.O.S.の重大な欠陥の判明・試作機の暴走により、H.O.S.搭載を前提として設計された「篠原重工00式AV(AV-X0)」の導入が見送られた後、小説版に移り、「篠原重工AV-0 ピースメーカー」に改編された。ちなみに、劇場版第1作、テレビ版および新OVA版での各機の呼称は「○号機」であるが、初期OVA版、劇場版第2作および第3作では「○号車」と呼ばれている。 テレビ版第1話時点では、第二小隊は第一小隊の改編によって余剰となった「篠原重工96式アスカMPL」(初期OVA版とは塗装が大幅に異なる)を使用しており、第一小隊は二代目となる「マナベ重工97式改パイソン」を使用していた。なお、同シリーズでは「最初から警察用として設計された」キャプションは、この「97式改パイソン」に与えられている。第一小隊の後継機は「篠原重工零式AV(AV-0)ピースメーカー」。 漫画版の第一小隊機は、映像メディアのシリーズとは全く異なるデザインの「篠原重工95式 ゴリラ」だった。「ゴリラ」が「イングラム」のように固有のネームなのか、それともユーザー間で広まったニックネームなのかは定かでない。第2巻で「96式改」に機種転換されているが、第14巻で、「篠原重工AVS-98」が導入される。 劇場版2では機種転換により「篠原重工2式AV(AV-2ヴァリアント)」に全機体が換装されている。 しかし、これら作品中から抽出できる設定以外にも、雑誌『ホビージャパン』や『B-CLUB』、数々のムックで発表された設定が多く、はっきりとした系譜付けができない。 また、出渕がデザインしたオリジナルの「98式AV」は初期OVAのもののみで、それ以外の作品のものと大きく異なる。テレビ版以降の「98式AVイングラム」は、漫画版のためにゆうきが出渕のデザインを元に再度デザインし直したものに、出渕らが初期OVA版の設定を加味したものである。 この他に他の道府県警が導入したレイバーには神奈川県警交通機動隊の「ロードランナー」がある。NY市警も「篠原重工AV-0ピースメーカー」また「AV-02クラッシュバスター」を導入している。
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