競走馬としての特徴
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「ステイゴールド」の記事における「競走馬としての特徴」の解説
勝ちきれなかった頃には、「華々しいスタートダッシュを持つわけではない、鋭い切れ味を持つわけでもない」と評されるなど目立つところがなかった。しかし2001年に入るとスローペースからの瞬発力勝負に対応できるようになり、重賞2勝目の日経新春杯では最後の600m(上がり3ハロン)を推定34秒4、失格となった京都大賞典では同33秒8という優れた脚力を見せた。ライターの河村清明は、2000年シーズンを終えた時点で43戦という「ずっと重賞を走り続けた馬としてはめったにないほど」の戦績を重ねながら、競走生活の晩年に急速な成長を遂げたことについて、「一般的に考えるなら、豊富すぎるキャリアゆえ、それ以降の上がり目は望むべくもない。7歳馬ステイゴールドの変身はまさに驚異というほかはない」と評した。武豊はステイゴールドの引退に際し、「ステイゴールドは、今がまさに競走生活のピークじゃないですか。種馬になるのも大事だけど、ボクは乗り役だから、あれほどの競馬ができる馬を種牡馬として奪われたような、そんな寂しさをひしひしと感じているんです。思い出をありがとう、と素直に言える日は、もう少し後からになりそうです」とその引退を惜しんだ。 ステイゴールドを種牡馬として高く評価したビッグレッドファーム代表の岡田繁幸は、ステイゴールドの良さは「回転の良いフットワーク」とそれを支える筋肉の柔らかさにあるとしている。岡田は巷間にあった「ステイゴールドはステイヤー(長距離向きの馬)である」という評価に対し、香港ヴァーズを例に挙げて異を唱え、「あの驚異的な瞬発力はむしろミドルディスタンホースと言えるのではないでしょうか。いかにもサンデーサイレンス産駒らしい馬だと思いますね。ただ、ステイゴールドはスタミナもあるので長い距離になってもあの瞬発力を温存できますし、スタートがそれほどうまい馬ではなかったので、厩舎でも中距離を使わなかっただけでしょう」と述べている。一方、武豊は2000年秋の天皇賞で7着と敗れた敗因として、位置取りの失敗のほかに距離の不向きを挙げ、「根本的に2000メートルは距離的に短いのではないかということも感じていました。忙しい競馬は似合わない、根っからのステイヤーなんですよ」と述べている。
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競走馬としての特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 16:20 UTC 版)
「マーベラスサンデー」の記事における「競走馬としての特徴」の解説
非常に気性が激しい面があり、同じく気の荒いことで知られたマーベラスクラウンの担当者・古川代津雄が厩務員を務めた。しかしレースが近いことを察知すると自然に大人しくなっていき、競馬では全く荒い面を見せなかった。武豊は「騎手の指示通り動くし、変なことをしないところ」という点を長所として挙げている。また、直線に向いたところで少し仕掛けただけで先頭に立ってしまうが、これが早すぎるとモノ見をしてしまうところがあったと語っている。ゴール前では自分から力を緩める傾向があったといい、これを念頭に置いたレース運びをしていたため、勝つときは常に僅差であった。 爆発的な能力には欠けたとも言われ、特にサクラローレルとの力量差は関係者からも指摘されているが、15戦10勝、敗れた5戦も全て4着以内を確保した安定性は特筆すべきものと評価を受けている。
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競走馬としての特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 00:27 UTC 版)
驚異的な逃げを武器にしたが、その逃げも、NHK杯での大外回りも、幼少時に他馬に蹴られて馬込みを極端に嫌う気性となっているのを隠して、絶対に競りかけられずに力を発揮させるために陣営が編み出した戦法であった。ハイペースの逃げ戦法に耐えうる能力が引き出された理由は、この臆病な気性故のことであった。さらに生まれつき心肺能力が優れていた点も見逃せない。この様な事情があった為、カブラヤオーの臆病な気性は関係者の間でずっと極秘にされており、極端な逃げ戦法の理由がようやく明らかになったのは、引退後の1980年代後半になってからの事であった。
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競走馬としての特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 05:18 UTC 版)
「ライスシャワー」の記事における「競走馬としての特徴」の解説
優勝した菊花賞・天皇賞(春)はどちらも3000メートル以上の距離だったため、純然たるステイヤー(長距離向きの馬)であるとされる。競馬評論家の大川慶次郎は「ヘビーステイヤー」と呼び、競走番組が年々短・中距離偏重に向かっていたことから「最後のステイヤー」とも呼ばれた。飯塚好次は5歳秋以降の不振について、「ひとつの問題としては、やはり出るレースの距離が合わなかった」と述べている。一方、的場均は「あの馬が3000じゃないと走らないとかいうのは、人が勝手に言ってること」、「2000メートルのレースでも、もし万全の状態で出ていれば十分勝負になるのがこの馬」と述べている。 また、日本中央競馬会が発行したポスター「ヒーロー列伝」のキャッチコピーが「淀を愛した、孤高のステイヤー」とされているように、京都競馬場を得意とする馬とも見られていた。京都競馬場におけるライスシャワーの優位性について、的場は次のように述べている。 京都競馬場は「ライスシャワーに合っていた」というより、他の馬だと御すだけで苦労するところを、この馬は問題を起こさないぶん有利になるという感じだった。京都の場合、上り、下りやアンジュレーションをどうこなすのかが全体的な問題になってくる。普通の馬の場合は、上りや下りになると力んでしまうので、ここでは力んじゃいけないんだぞ、と手綱を通じてなだめてやらなくてはならない。でも、ライスシャワーの場合はそうした必要がまったくない。こちらが指示しないことは、絶対にやらないのだ。要らないところで力んだりしないし、騎手が、 「ここでは、これだけ走ってくれ」と、伝えた分だけしか走らないという、まったくもって器用な芸当を難なくこなしてみせるのだ。余計なことは一切しない。それこそ、手綱で指示しなくてもこちらが思うだけで通じる、すばらしく賢い馬だった。
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競走馬としての特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 11:16 UTC 版)
「ハリケーンラン」の記事における「競走馬としての特徴」の解説
父モンジューとの類似点 ハリケーンランはG1を合計4勝(アイリッシュダービー、凱旋門賞、タターソールズゴールドカップ、キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークス)しているが、そのいずれもが父モンジューとの親子制覇である。この2頭はジョッケクルブ賞以後の出走レースがモンジューのジャパンカップを除けば全く同じで、4歳の春までは完璧に近い着順を残しながらその秋にはやや精彩を欠いたという競走成績も父と似通っている。 レーススタイル 同馬はコースの内側から仕掛けないと伸びないことが多く、古馬になってから臨んだ凱旋門賞でも内側から差そうとして進路がなくなるということがあった。
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競走馬としての特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 20:29 UTC 版)
「メジロドーベル」の記事における「競走馬としての特徴」の解説
おもに中距離のレースで活躍したが、大久保洋吉は「体型や気性からして、本質的にはマイラー」と評している。大久保は早くからメジロドーベルが持つスピード能力を高く評価しており、同世代の快速牝馬として知られたシーキングザパールを強く意識していたという。また、「全盛期に一度、一線級の牡馬とマイルのレースで走らせてみたかった」とも述べている。 5歳を過ぎてからは、立場としてエアグルーヴに次ぐ2番手の牝馬と見られがちであったが、大久保は一貫して、エアグルーヴとの差はレースセンスであるとし、「折り合い難のため発揮できない部分はあるが、能力に遜色はない」と主張していた。
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