競走馬から規制薬物検出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 22:32 UTC 版)
「2017年の日本競馬」の記事における「競走馬から規制薬物検出」の解説
前年(2016年)12月29日に大井競馬場で開催された『第62回東京大賞典』に出走し1着に入線したアポロケンタッキー(当時牡4歳、栗東・山内研二厩舎、内田博幸騎乗)の尿から規制薬物である「デキサメタゾン」(消炎鎮痛剤)が検出されたことが明らかになり、これを受けてJRAは第1回の裁定委員会を開催したことを1月13日に公表した。その後管理調教師の山内から提出された弁明書を経て、1月23日に行われた第2回の裁定委員会において山内に対し過怠金30万円の処分を科した。 また10月8日の東京競馬第8競走に出走予定だったロザンジェ(牡3歳、美浦・杉浦宏昭厩舎)は、10月4日に筋肉痛の治療のために使用したフルニキシンが規制薬物であったことが10月6日に判明。薬物の影響が残ると判断されたため同日に出走取消となる事例も発生している。 規制薬物とは競馬法で定められているニコチンやカフェインなどの禁止薬物とは異なり主に治療を目的に使用される薬剤であり、競走能力に影響を及ぼすものではなく、また失格の対象にはならないものの、事故防止などの観点から使用は厳しく制限され、投与を受けその影響が残る馬の出走は禁止されている。 「2015年の日本競馬#規制薬物の取り締まり強化」も参照
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