競走面の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 06:34 UTC 版)
競走馬としては、先行策からの早仕掛けと映るほどのロングスパートを身上としていた。ダイワメジャーでGI4勝を挙げた安藤勝己は、その走りについて「いつも先頭に立つところまではいいが、前に馬がいないと遊んでしまうようなところがある。ただ、その部分は長所でもあって、状態は今ひとつでも競馬に行って馬と身体を併せると、反応して差し返すところがある。競り合いになってぴったりくっついていれば頑張れる」と述べている。その一方で、瞬発力勝負になり一瞬でかわされるような展開には向かず、「理想は、最初から平均ペースにもっていけること」とした。ライターの谷川善久は、「自身の適距離を越える有馬記念でも2年連続3着に粘っているように、スピードの持続力は天下一品。また、並び掛けられると二の脚を使って相手を突き放し、追いかければ確実にターゲットを捉える、優れた勝負根性も光る。本気モードで駆けるダイワメジャーを負かすのは、かなり困難な仕事だった」と評している。武豊はダイワメジャーが6歳となった2007年1月に行われたインタビューにおいて、「あの馬は本当にしぶといし、敵に回すとやっかいですよね」と評している。距離適性はマイルから中距離を得意としていたこともあって、ダイワメジャーの勝利時の平均距離は1733メートルで、これは歴代の「10億円ホース」の内で最小値の記録(2012年時点)である。現在、この記録はグランアレグリアによって最小値が記録されている。
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