疼木とは? わかりやすく解説

ひいらぎ〔ひひらぎ〕【×柊/×疼木】

読み方:ひいらぎ

モクセイ科常緑小高木。山地自生卵形厚く、縁にとげ状のぎざぎざをもち、対生する雌雄異株1011月ごろ、香りのある白色小花密生し楕円形黒紫色の実を結ぶ。生け垣庭木とされ、材は器具楽器彫刻などに用いられる節分には悪鬼払いとして、枝葉イワシの頭をつけて門口挿す。ひらぎ。《 冬》「—の花にかぶせて茶巾(ちゃきん)干す/みどり女」

スズキ目ヒイラギ科海水魚全長15センチ体色青み帯びた銀白色。体は卵形体高高く側扁著しい。ひれに小さなとげをもつ。口は小さいが長く伸ばすことができ、食道取り巻いて発光細菌共生していて発光する本州中部以南産し食用。《 秋》

柊/疼木の画像
柊/疼木の画像
撮影広瀬雅敏
柊/疼木の画像
柊の模した紋所抱き柊」
柊/疼木の画像 柊/疼木の画像
柊の模した紋所一つ「市の柊」

ヒイラギ

(疼木 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/16 04:35 UTC 版)

ヒイラギ(柊[7]・疼木[7]・柊木、学名: Osmanthus heterophyllus)は、モクセイ科モクセイ属分類される常緑小高木の1。冬に白い小花が集まって咲き、甘い芳香を放つ。とげ状の鋸歯をもつ葉が特徴で、邪気を払う縁起木として生け垣や庭木に良く植えられる。


脚注

  1. ^ 邪鬼払いに使う植物は、ヒイラギ、トベラアセビサイカチの実の莢など、地域によって異なる[16]
  2. ^ ヒイラギは冬にも緑の葉と赤い実をつける植物なので、不死の象徴と考えられた。ヨーロッパの異教徒はヒイラギが男、ツタが女と考え、キリスト教以前から祭りに用いられていた。キリスト教のシンボルになるのは簡単なことで、先のとがったヒイラギの葉は十字架で処刑されたキリストの冠のイバラを表すとされ、赤い実はイバラが皮膚を貫いたとき珠となって落ちたキリストの血になったとされる(デズモンド・モリス『クリスマス・ウォッチング』(扶桑社)「42 家にヒイラギを吊るすのはなぜか?」)

出典

  1. ^ a b c 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Osmanthus heterophyllus (G.Don) P.S.Green ヒイラギ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2021年6月12日閲覧。
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Osmanthus ilicifolius (Hassk.) Carrière ヒイラギ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2021年6月12日閲覧。
  3. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Osmanthus acutus Masam. et K.Mori ヒイラギ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2021年6月12日閲覧。
  4. ^ a b Anthony Julian Huxley; et al. (1992). The New Royal Horticultural Society dictionary of gardening. Macmillan. ISBN 1561590010. OCLC 59942059 
  5. ^ Kunio Iwatsuki; et al. (1993). Flora of Japan. Kodansha. ISBN 4061546031. OCLC 29511812 
  6. ^ Terrell, E. E. et al., "A Checklist of Names for 3,000 Vascular Plants of Economic Importance", Agriculture Handbook, no. 505, Agricultural Research Service, U.S. Dept. of Agriculture, 1977.
  7. ^ a b c d e f g h i j k 西田尚道監修 志村隆・平野勝男編 2009, p. 238.
  8. ^ a b c d e 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 151.
  9. ^ a b c d e f g h i 山﨑誠子 2019, p. 70.
  10. ^ a b c 林 (2011)、628頁
  11. ^ "Osmanthus heterophyllus (G. Don) P. S. Green". Germplasm Resources Information Network (GRIN). Agricultural Research Service (ARS), United States Department of Agriculture (USDA). 2014年1月23日閲覧 (英語)
  12. ^ a b c d e f g 正木覚 2012, p. 91.
  13. ^ a b 山﨑誠子 2019, p. 71.
  14. ^ a b c 辻井達一 2006, p. 123.
  15. ^ a b c d e f g h 山本規詔 2017, p. 56.
  16. ^ a b c d e 田中潔 2011, p. 24.
  17. ^ "柊の花(ヒイラギの花)│初冬".(NPO法人季語と歳時記の会). 2015年12月8日閲覧
  18. ^ 辻井達一 2006, p. 122.



疼木(うずき)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 00:54 UTC 版)

荒くれKNIGHT」の記事における「疼木(うずき)」の解説

元「がらがら蛇四天王1人で、「青組」のリーダー大鳥を輪にぶつけ共倒れを狙うが、最後大鳥戦い敗北した美濃原が自分よりも正し方法で輪への落とし前つけようとしていることを知り最後四天王である「黒組」のリーダー二道情報残して姿を消した

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「疼木(うずき)」を含む「荒くれKNIGHT」の記事については、「荒くれKNIGHT」の概要を参照ください。

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