異次元レース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 14:00 UTC 版)
大手自動車メーカーGRモータースの主催する、異次元空間に移動して行われるレース。コブラが隠れ家兼財宝の保管場所としていた惑星が、このレースの景品にされたことがきっかけで、コブラは惑星確保のためレースに参加する。ところが、企業スパイのジェイソンがレース妨害のために異次元転送装置「ウサギ」を暴走させたことでコブラは異次元世界を彷徨うことになった。
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異次元レース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 06:11 UTC 版)
ジェイソン 「異次元レース」編の最重要人物。GRモータース副社長だが、アービン社長からの待遇が悪いことに不満を抱き、密かに企業スパイとしてライバルのタヨト社(名前の由来はトヨタから来ている)に通じる。「異次元レース」妨害のために、キャンペーンガールのミランダの暗殺を図るが失敗。レースそのものを実行不可能にすべく、施行・管制装置「ウサギ」を強奪する。しかし、異次元トンネルに「ウサギ」ごと落下したことで彼の運命は大きく変わる。 一番目の世界では忍び集団「砂風魔」の頭領・砂風魔幻舟(さふうま げんしゅう)となり、金品を奪う盗賊集団となった。流刑星である二番目の世界ではハイパー線の影響で遺伝子を狂わされ、首から下が亀のようになり、理性も感じられない化け物のような姿に。三番目の世界ではこの地に生息する雪クジラの飼育に乗り出し、小さな掘っ立て小屋と一頭の雪クジラからなる小さな牧場からスタートする。その後牧場を大きくして街を栄えさせ、彼自身も現地の女性を妻にし娘ジイナを授かる。しかし、いつの日にか自身と「ウサギ」を追って現れるだろうコブラを恐れ、彼を高額の賞金首「ネホバ・キッド」に仕立てるが、すっかり改心していた彼は30年後に現れたコブラに対してもはや殺意はなく、コブラも老人となった彼を前に殺意は消え去った。コブラに「ウサギ」を引き渡す代わりに街と牧場を襲う「冬の魔人」を殺すよう頼む。しかし、自身も「冬の魔人」の犠牲となってしまう。 ミランダ・ショー 「異次元レース」のキャンペーンガールとしてGRモータースと契約を結んだ売出し中の美人モデル。「異次元レース」の妨害を図るジェイソンによって命を狙われるも、コブラによって命を救われる。なお、コブラとの会話の中で「ママが1人で金星に……」と発言していることから、美人を輩出していることで有名な金星出身であるらしきことがわかる。 アービン GRモータース社長。ライバル企業のタヨト社との競争がここのところ劣勢であることに危機感を覚え、「異次元レース」を開催して状況を打開しようと図る。しかし、ワンマン気味な性情からジェイソンに反感を抱かれ、裏切られた。 マッシュ教授 GRモータースと共同で「異次元レース」の開催に関わる人物。地球のバミューダ海域に異次元世界への入り口があることを突き止め、現地に自らが設計した「異次元トンネル」を建設した。また、異次元転送装置である「ウサギ」を開発する。 羅邪鬼(らじゃき) 砂風魔三人衆の一人であるくの一。化け猫のように人間離れした体術と口から超音波を放って敵を粉砕する忍法の使い手。また、体術や毒の扱いにも通じている。同じく三人衆の金竜鬼・銀竜鬼を自らが発する超音波の増幅役として、巨大な目標を粉砕する忍法「山うなり」を使う。そのためコブラ曰く「ボーカル」。 金竜鬼(きんりゅうき)・銀竜鬼(ぎんりゅうき) 砂風魔三人衆の忍者。金竜鬼は爆弾使いで、銀竜鬼は髪の毛を武器として扱う。羅邪鬼によると、この2人は仲間意識が強く、片方が倒されるともう片方は決しておめおめと戻らないとのこと。 伏姫(ふせひめ) 最初の異次元世界で、白鷺城の城主を務める姫。高貴な生まれのせいか男に命令されることに慣れておらず、コブラに出会った当初は高圧的な面を見せるが、敵対する忍び集団砂風魔との共闘でコブラへの心象も変わることに。 ガリア コブラが第二の世界で最初に遭遇した流刑囚。流刑前は殺し屋を稼業としており、その経験からコブラの実力のみならず彼が異次元世界の人間であることまで真っ先に見抜いた。いずれハイパー線で化け物にされるからと自暴自棄になり、化け物になったかつての流刑囚を殺して回っていたが、「不運な巡り合わせにしがみついてる事自体が不運。運とは力ずくで自分の方へ向かせるもの(運にまで見放されてたら笑ってごまかせ)」というコブラの積極思考に感化され、最後の最後で思わぬ行動に出る。 ベティ、爆弾男、教授 コブラがガリアに次いで遭遇した流刑囚達。ベティは何人もの男を騙してきた結婚詐欺師、爆弾男は手製の原爆を大統領官邸に仕掛けた犯人、そして教授は数々のカジノでイカサマをして荒稼ぎしてきた。ベティ達はハイパー線で化け物になる前に毒を飲んで自殺しようとしていたが、コブラが発案したハイパー線の源である月を破壊するというアイディアに賛同し、爆弾男と教授の知識や技術が大きな役割を果たす。 ジイナ・ジェイソン コブラがたどり着いた第三の異次元世界で出会った牧場主の娘。その正体は、「異次元レース」編の騒動の元凶たるジェイソンの娘で、コブラのことを知る数少ない人間。牧童達に囲まれて育ったからか、銃の扱いに長けている。 クリント 三番目の世界でジェイソンが営む牧場の牧童頭。牧場の敷地内に現れたコブラを雪クジラ泥棒と勘違いして縛り首にしようとするも、ジイナにロープを撃ち切られて止められる。その後、コブラがジェイソンの依頼を受けた以降は共闘するも、ジェイソンの命で行った雪クジラ捕獲が、不可抗力とは言え結果として「冬の魔人」の凶行を招いてしまった。 エルボ博士 ジェイソンが営む牧場で雪クジラの飼料や雪質の研究開発をしている人物。最も早く「冬の魔人」の正体に気付くが、それをテレビ電話でコブラ達に伝えている途中に襲われ、死を遂げる。しかし、死亡時の状況などからコブラは「冬の魔人」の正体やその能力を突き止めた。
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