番台区分が行われるケース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 10:14 UTC 版)
「番台区分」の記事における「番台区分が行われるケース」の解説
主に以下のようなものが挙げられる。国鉄485系電車などは以下の全ての項目に該当する。 座席配置による区分 クロスシート車とロングシート車や座席配列などといった座席配置に違いのある車両がある場合。国鉄211系・415系、東日本旅客鉄道(JR東日本)E217系・E231系近郊タイプ、JR東海313系、JR西日本223系・225系・227系・キハ120形、JR九州817系など 保有会社による区分 同じ形式の車両を複数の鉄道会社が保有している場合。国鉄211系(国鉄→JR東日本とJR東海=5000,6000番台)、213系(国鉄→JR西日本とJR東海=5000番台)、415系(0,1500番台=国鉄→JR東日本・九州の新造と800番台=JR西日本の改造車)、183系(国鉄→JR東日本とJR西日本の編入車)、EF66形(国鉄製造=0番台とJR貨物製造=100番台)、JR東海キハ11形(新製時・JR東海と東海交通事業=200番台)、JR西日本681系(JR西日本と元・北越急行=2000番台)、683系(JR西日本=0,2000,4000番台と元・北越急行=8000番台)、285系(JR西日本とJR東海=3000番台)、521系(JR西日本製造=0番台とJR西日本・IRいしかわ鉄道製造=100番台とあいの風とやま鉄道製造=1000番台)、新幹線100系(国鉄→JR東海とJR西日本(新製時の保有会社))、300系・700系(JR東海とJR西日本(新製時の保有会社))、N700系/N700S系(JR東海とJR西日本とJR九州(新製時の保有会社))、EF510(JR貨物と元・JR東日本=500番台)、ED79(国鉄→JR北海道の改造車=0,100番台とJR貨物の新製車=50番台)、DF200(JR貨物とJR九州の「ななつ星 in 九州」用=7000番台)、DD200(JR貨物、JR九州、京葉臨海鉄道、水島臨海鉄道)など 使用地域による区分 同じ形式の車両を複数の地区で使用する場合。国鉄103系(筑肥線用1500番台など)・115系(1000番台=寒冷地向け)・183系(国鉄→JR東日本・房総地区と甲信越)・185系(踊り子と新幹線リレー号(1982年 - 1985年)→北関東)・715系(九州0番台と仙台1000番台)・717系(仙台0,100番台と九州200番台)・ED76(0,1000番台九州と500番台北海道)・205系(阪和線(JR西日本)用1000番台・仙石線用3100番台等)・キハ183系(北海道基本番台と九州=1000番台)、北海道旅客鉄道(JR北海道)733系(0,3000番台=札幌と1000番台=函館)・789系(0番台元・函館「スーパー白鳥」用、1000番台=札幌「スーパーカムイ・すずらん」用)、JR東日本701系(標準軌・5000番台=秋田と5500番台=山形)・E233系/E235系(路線ごとに千位で区分)・211系(東海道本線と北関東用)・E257系(松本「あずさ・かいじ」と幕張「房総特急」)、JR西日本223系(瀬戸大橋線「マリンライナー」用5000番台・北近畿ローカル用5500番台他多数)・225系(0,100番台=京阪神地区と5000,5100番台=阪和線・関西空港線と6000番台=福知山線)・227系(0番台=広島地区と1000番台=奈良・和歌山地区)・521系(0番台=北陸本線用と100番台=七尾線用)、HD300形(基本番台「本州用」、500番台「北海道用」)、E131系(投入路線による)。 車体構造による区分 貫通型車と非貫通型車や車体の鋼材・ドア配置・窓配置・車幅などといった車体構造に違いのある車両がある場合。国鉄115系(3000番台=2ドア)・117系(100番台=一段下降窓・ボルスタレス台車)・415系・455系(600番台=種車がグリーン車で窓が違う)・EF81(300番台=ステンレス)・EF64・EF65・新幹線0系(窓と内装が違う)、JR東日本209系(車幅が違う)・E231系4扉付随車、JR東海キハ11形(300番台=ステンレス)・キハ85系、JR西日本223系(本来別形式とすべきものが番台区分で整理されたケース)・521系(窓と側面表示機が違う)・683系・キハ120形(200番台=普通鋼)、JR九州883系(1000番台=アルミニウム)など 運用上の用途による区分 運用に明確な違い、または通勤形車と近郊形車など用途に違いのある車両がある場合。JR東日本E231系・E233系・E721系・701系(狭軌と標準軌)・719系(狭軌と標準軌)、JR東海313系、JR西日本223系(130km/h対応と120km/h(221系性能)固定)・683系・キハ187系(0,10番台=山陰本線用と500番台=智頭急行直通用)、JR九州817系、新幹線700系(JR西日本所有車、3000番台=東海道・山陽直通用と7000番台=ひかりレールスター用)・N700系(JR西日本所有車、3000番台→5000番台,4000番台=東海道・山陽直通用と7000番台=山陽・九州直通用)・E2系(基本番台=50/60Hz対応と1000番台=50Hz専用)・E3系(基本番台=秋田用と1000,2000番台=山形用)、ED79(0,50番台「本務機」と100番台「補助機関車・単独運転不可」)・JR貨物EF210形(0番台,100番台=「本務機専用」と300番台=「瀬野八補助機関車・本務機兼用」)など 機器配置による区分 電動機や制御装置の配置や特定の機器の有無、また編成全体における配線などに違いのある車両がある場合。国鉄413系・717系(種車による)、JR東日本E233系、JR東海313系、JR西日本207系(0番台=1C2M2組ユニット,1000・2000番台=4台各軸独立単独)・223系(3000,7000番台=0.75Mほか)・225系、JR九州813系・817系、JR貨物EF210形(0番台=1C2M3組,100番台=6台各軸独立)など 改造による区分 改造により当初の仕様が変更された場合や別形式に編入された場合。国鉄117系(300・7000番台)、117系→115系(3500番台)、113系→415系(800番台)、485系・489系→183系(800番台ほか)、205系(3000番台ほか)、213系(100番台)、381系(1000番台)、EF81形(重連改造)、JR北海道785系(303番)、JR東日本E231系(3000番台)・E231系サハE231形→E235系サハE235形(4600番台)、JR西日本207系(500・1500番台ほか)・223系(6000番台)・225系(6000番台)、JR九州811系(1500番台)、新幹線500系(7000番台)・N700系(2000・5000番台)、ED76-551・DF200-223・E257系(東海道線特急改造)など
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