500・1500番台(N183系)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 14:02 UTC 版)
「国鉄キハ183系気動車」の記事における「500・1500番台(N183系)」の解説
国鉄分割民営化後のJR北海道の経営基盤整備を主目的とし、1986年に新潟鐵工所および富士重工業で36両が製作された。 性能と内装設備の向上および製造コスト低減を図り各部の仕様が変更され、車両番号は500番台、1500番台を付番して区別する。N183系、改良型とも称されるが、現在では後のNN183系と合わせ後期型と呼ぶ。 道内特急の短編成化を実施するにあたって基本番台の中間電源車キハ184形の運用方が再検討され、本区分のキハ183形は2種類が製作された。電源機関と走行用機関を搭載してトイレ・洗面所なしのキハ183形1500番台、電源機関をもたず大出力の走行用機関を搭載してトイレ・洗面所つきのキハ183形500番台である。電源機関のないキハ183形500番台は電源機関を持つキハ184形との組で運用し、既存の電源装置を活用した。新製時の最高速度は 110 km/h とされたが、将来の速度向上に備えて機器類は最高速度 120 km/h に対応した設計とされている。基本番台では廃止した車端ダンパが取付可能だが、実際の運用には使用されず台座部分のみの設置としている。
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