5100番台
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「JR西日本225系電車」の記事における「5100番台」の解説
2016年から2017年にかけて製造された5000番台のマイナーチェンジ車で、2015年4月30日に公表された「JR西日本グループ中期経営計画2017(アップデート)」の施策として掲げられた車両である。阪和線の103系・205系の置き換え用として4両14編成・6両11編成の計122両が製造された。編成記号は全車がHFだが、4両編成は5000番台の続番に対して6両編成は新たにHF601から振られている。 2016年3月14日に近畿車輛で報道陣に公開され、同年3月17日付で4両編成2本が配置された。2016年7月1日から営業運転を開始している。2018年3月17日のダイヤ改正からは、羽衣線の4両化工事に伴い103系3両編成の代替として同線での運行を開始した。 100番台と同じく、前頭部を521系3次車などと同様のデザインに変更している。集電装置も100番台同様に予備パンタグラフを編成中1基搭載するほか、集電シューが0・100番台と同様に先端2本タイプへ変更された。また、4両編成は2編成を連結した運用が存在することから、落成当初から先頭車間転落防止幌が取り付けられている。 基本的な車内設備は5000番台1次車に準拠するが、1次車からの変更点として、南海トラフ地震の被害が想定されるきのくに線などの海岸沿いの区間でも運用されることから避難用はしご・非常灯など津波被害に備えた避難用品も車内に用意される。さらに、関西空港の外国人観光客の利用を想定し、JR西日本の通勤・近郊型車両としては初めて公衆無線LANのサービスを行う。 関空・紀州路快速で使用される4両編成(2016年9月 浅香駅) 津波避難用はしご収納場所 公衆無線LANの案内 2次車のパンタグラフ
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